Netflix「呪詛」ネタバレ感想 台湾映画史上最恐ホラー!!

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Netflixオリジナルの台湾映画
6年前に受けた呪いが、今度は幼い我が子に降りかかり…………

見たら悪夢にうなされそうな恐怖を味わえる
ガチでヤバいホラー!!

台湾映画史上、もっとも恐ろしいホラーといわれている本作
見たのをちょっと後悔するぐらい、本気でヤバかった
本作はいわゆる疑似ドキュメンタリーであるモキュメンタリー作品
とはいえチープさはなく、かなりリアルな恐怖を味わえる
主役はもちろん、子役の演技が抜群に上手かった
絶対に入ってはいけない場所
それが映っている映像を見ることも危険
この映画は見ている観客も、呪いに巻き込んでいく
序盤から恐ろしいシーンの連続
目を覆いたくなること間違いなし
また、ただ怖いだけではなく、母親の娘を想う愛情も深く描かれている
娘を守るために母親が取った壮絶な方法とは?
ラストは衝撃的
お勧めするには、あまりに恐ろしい本作
見るなら相応の覚悟が必要だ!!

予告編

『呪詛』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「呪詛」(原題:咒)
監督:ケヴィン・コー
キャスト:ツァイ・ガンイエン、ガオ・インシュエン、ショーン・リン、ホアン・シンティン
上映時間:111分
製作国:台湾(2022年)

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ざっくりあらすじ

リー・ルオナンはある禁忌を破り、その身に呪いを受けた。それから6年後、今度はその呪いが幼い娘に降りかかり、必死で我が子を守ろうとするが…………

感想(ここからネタバレ)

今年見た中では、もっとも怖かった…………

呪い

リー・ルオナンは恋人のアードン、友人のアーユエンと共に、ある山間の村を訪れた
そこにはアードンの親戚が住んでいた
村には絶対に入ってはいけないといわれる地下道があった
ルオナンたち3人は「超常現象調査隊」というチャンネルを持っており、その地下道を撮影に来たのだ
そこでルオナンはタブーを犯し、その身に呪いを受けた
その件に関わった多くの人が死んだ

それから6年が経った
事件の後に生まれた娘ドゥオドゥオを、ルオナンは施設から引き取った
ようやく生活も安定してきて、ルオナンは娘と向き合えるようになったのだ
もう2度と離さない

異変は娘を引き取ったその日から起こった
家の中での奇妙な物音
点滅する照明
またドゥオドゥオが天井に何かがいると言い出した

日に日にドゥオドゥオの様子がおかしくなっていった
保育園では友達に変な子だといじめられた
6年前のことが関係しているのでは?
ルオナンの胸中には不安が募っていったが…………

作品解説

「呪詛」は台湾で3月18日に公開され、興収1億7,000万台湾ドルを達成し、2022年でもっとも高い興行成績を記録している

台北映画祭では長編映画賞と監督賞を含む7部門にノミネートされた

監督は「ハクション!」のケヴィン・コー

本作は2005年に高雄市で起きた実際の事件を基にしている

リー・ルオナン

ルオナンは6年前にタブーを破り、呪いを受けた
それが原因で家族や友人が死んだ
生まれたばかりの娘を、ルオナンは施設に預けた
そして、ようやく一緒に暮らす決意をしたのだが…………

演じるのはツァイ・ガンイエン
リアルで迫真の演技を見せてくれる
普段は舞台が中心で、映画は本作が初めてとのこと

ドゥオドゥオ

ルオナンの幼い娘
ずっと施設に預けられていた
最初はよそよそしかったが、少しずつ母親に懐いていく
だが、他人に見えないものを見るようになって…………

演じるのはホアン・シンティン
大人顔負けの演技を披露

モキュメンタリー

まるでノンフィクションであるかのように作られた偽ドキュメンタリー
本作はいわゆるモキュメンタリー作品である
ホラーではいくつもの作品が存在する
有名なのはやはり「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」

公開当時、本物のドキュメンタリーだと思い込む観客が続出
主演の女優は本当に死んだと思われ、家族がお悔やみを言われたという
他には「パラノーマル・アクティビティ」や「REC/レック」も有名

モキュメンタリー作品の長所としては、没入感の高さがある
まるで実際に起こっていることかのように、恐怖を体感できる
一方、モキュメンタリー作品には低予算の作品が多い
また緊迫した場面でもカメラを回し続ける姿に、「撮っている場合か!!」とツッコミたくなることもある(笑)

「呪詛」では主人公のホームカメラの他に、防犯カメラやスマホなど様々な映像が使われている

禁忌

絶対に入ってはいけない地下道
その映像を見ることも危ない

6年前、youtubeの動画撮影のために、恋人や友人と地下道に入ったルオナン
かなり自業自得ではあるが、そのせいでルオナンは呪いを受けた
両親は死に、その動画を見せた警官は拳銃自殺
その件に関わった者は、次々と不幸になった

そして6年後、ルオナンの娘ドゥオドゥオに呪いが降りかかる

「娘のために一緒に祈ってください」

映画の冒頭、ルオナンは観客に語り掛けてくる

「ホーホッシオンイー シーセンウーマ」

その呪文を心の中でつぶやいた時、いつの間にか観客も物語に巻き込まれている
呪いが他人事ではなくなってしまうのだ

母親の愛情

本作では恐ろしい場面が多い
見ていて、ずっと不安に付きまとわれる
しかし、怖いだけではなく、根底に流れているのは母親の娘への愛情である
それが物語に深みを与えている

呪いを恐れて、娘を長く施設に預けた
やっと一緒に暮らし始めたら、娘に呪いが降りかかる
一緒にいるのは間違いだったのか

娘への愛情と罪悪感
見ていて胸が痛んだ
そして娘を助けるために、ルオナンが取った恐ろしい行動
それはもはや狂気と紙一重
観客すらもその呪いに巻き込まれてしまう
壮絶なラストに、見終わった後も恐怖が立ち去らない
現実に侵食してくるホラーである

まとめ

こけおどしではなく、ガチでヤバいホラー
見るには覚悟が必要
また母親の捨て身の愛情には胸を打たれた
恐ろしすぎて注意が必要だが、高いクォリティの作品である

ラストシーンの説明

Netflixで台湾のホラー映画「呪詛」が配信された 台湾映画史上、もっとも恐ろしいホラーと噂される本作 確かにこけおどしではない恐...

Incantation (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/incantation

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