Netflix「呪詛」ネタバレ解説 ラストシーンの説明!!

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Netflixで台湾のホラー映画「呪詛」が配信された

台湾映画史上、もっとも恐ろしいホラーと噂される本作
確かにこけおどしではない恐怖を感じた
日本でもかなりの評判を呼んでいるようだ

そしてラストは衝撃だった
映画が終わっても、しばらく呆然としてしまった
自分まで呪いに巻き込まれてしまった気分だった
あのラストシーンは何を意味しているのか?

海外サイトなどを参考にして、自分なりの答えを出してみた
もちろん正しいかどうかは分からない
あくまで一つの解釈だと考えて欲しい

なお映画のネタバレ全開なのでご注意を!!

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「呪詛」

リー・ルオナンは恋人のアードン、友人のアーユエンと共に、ある山間の村を訪れた
そこにはアードンの親戚が住んでいた
村には絶対に入ってはいけないといわれる地下道があった
ルオナンたち3人は「超常現象調査隊」というチャンネルを持っており、その地下道を撮影に来たのだ
そこでルオナンはタブーを犯し、その身に呪いを受けた
その件に関わった多くの人が死んだ

それから6年が経った
事件の後に生まれた娘ドゥオドゥオを、ルオナンは施設から引き取った
ようやく生活も安定してきて、ルオナンは娘と向き合えるようになったのだ
もう2度と離さない

異変は娘を引き取ったその日から起こった
家の中での奇妙な物音
点滅する照明
またドゥオドゥオが天井に何かがいると言い出した

日に日にドゥオドゥオの様子がおかしくなっていった
保育園では友達に変な子だといじめられた
6年前のことが関係しているのでは?
ルオナンの胸中には不安が募っていったが…………

リー・ルオナンを演じるのは舞台女優で、本作が映画初出演となるツァイ・ガンイエン
娘のドゥオドゥオを演じるのはホアン・シンティン
監督は「ハクション!」のケヴィン・コー
台湾では3月18日に劇場公開され、大ヒットを記録した

Netflixオリジナルの台湾映画 6年前に受けた呪いが、今度は幼い我が子に降りかかり………… 見たら悪夢にうなされそうな恐怖を味わ...

実際の事件

本作は台湾で実際に起こった事件が基となっている
事件が起こったのは2005年である
台湾の高雄市に呉という男性2人と女性4人の一家があった
台北でレストラン業を営む長女が悪霊に取り憑かれたと次女が騒ぎ出し、母親は娘を高雄市にある実家に連れ帰った
家に帰った長女は悪夢にうなされ、自傷行為を繰り返した

しばらくして長女は不思議な電話を受け、自分は観音菩薩に憑りつかれていると言い出した
他の家族も次々と何かに憑りつかれ、互いに暴力をふるい、家でお香を焚き、排泄物を食べたという
6人は食事を拒否し、水もほとんど飲まなくなった
これは一ヵ月続き、ついには長女が餓死した
だが、他の家族は長女が死んだことを信じなかった

この事件は「台湾の人事虐殺」として知られている
家族が本当に悪霊に憑りつかれたのだという人もいれば、次々と精神病にかかったのだと主張する者もいる

地下道

6年前、リー・ルオナンは恋人のアードン、そのいとこのアーユエンと共に、ある山間の村を訪れた
そこにはアードンの遠い親戚が住んでいた
ルオナンたちは「超常現象調査隊」というyoutubeのチャンネルを持っていた
その村にある絶対に入ってはいけないとされる地下道
そこを撮影するのが3人の目的だった

真夜中、ルオナンたちは宿を抜け出し、地下道へ向かった
しかし、ルオナンは途中で気分が悪くなった
アードンとアーユエンは2人だけで、地下道の中へ入った

アードンとアーユエンは地下道の奥深くで、奇妙な像がある部屋を発見した

彫像の顔を覆っている布を、アードンはめくった

「俺の名前は!」

像の顔を凝視した後、いきなりアードンが叫んだ
正気を失ったアードンは、壁に何度も頭を打ち付け死んだ
そして地下道から逃げ出したアーユエンもまた、何かから逃げるように死んだ
これが呪いの発端である

呪文

「万一に備えて、この符号を見て欲しい」

ルオナンは冒頭で観客に語り掛ける

「娘のために一緒に祈ってください」

ホーホッシオンイー シーセンウーマ

それは祈りの言葉
ルオナンはそう言った

だが、それは嘘だった
雲南省の僧侶は語った

「ホーホッシオンイー シーセンウーマ」の意味

<自らの名前を捧げて、共に呪いを受ける>

そして符号は仏母の呪いを他人に分けるものだったのだ

ラストシーンの説明

何故、ルオナンはそんな嘘をついたのか?
それは娘であるドゥオドゥオを救うためだった

僧侶が言うには、呪いを解くことは決して出来ない
しかし、呪いを受ける人が多いほど、その影響力は弱まる
弱っているドゥオドゥオの呪いを軽減するためには、多くの人に呪いを広めるしかない
ルオナンはそう考えた

「私はいい母親じゃない。でも、あなたには毎日幸せに生きて欲しいと心から願ってる」

顔を布で覆われた仏母の像
仏母の顔は呪いの力が集まる中心だ
それは絶対に見てはいけないとされている

「あなたの名前は?」

ルオナンはカメラに向けて布をめくった

呪いの影響で、ルオナンは頭を何度も打ち付けて死んだ
だが、最後に元気になったドゥオドゥオの姿が映される
ルオナンの考えは正しかったのだ
しかし、そのせいで呪いは拡散されてしまった
それこそがこの邪悪な神の真の狙いだったのかも知れない

まとめ

観客まで呪いに巻き込むとは
この映画、ヤバすぎる
けれど母親の狂気とさえいえる愛情には、胸を打たれた
「呪詛」は続編を現在撮影中とのこと
ドゥオドゥオが登場することは確定しているようだ
どんな恐ろしい作品になるのか楽しみだ

ちなみに本作で使われた呪文や符号は、映画のためにスタッフが一から作ったそうなので、呪われる心配はないだろう、多分…………

Netflixオリジナルの台湾映画 6年前に受けた呪いが、今度は幼い我が子に降りかかり………… 見たら悪夢にうなされそうな恐怖を味わ...
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