「インクレディブル・ファミリー」ネタバレ感想 エンターテイメントの極致!!

「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」「ジュラシック・ワールド 炎の王国」「未来のミライ」
この夏に見た様々な話題作
現時点で「インクレディブル・ファミリー」はその中でも文句なしのNo.1
興味がある人は迷わず見に行ってOK


予告編

作品情報
作品名「インクレディブル・ファミリー」(原題INCREDIBLES 2)
監督:ブラッド・バード
キャスト:クレイグ・T・ネルソン、ホリー・ハンター、サラ・ボーウェル、ハック・ミルナー、 サミュエル・L・ジャクソン
上映時間:117分
製作費:$200,000,000 (imdb推定)
製作国:アメリカ(2018年)

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ざっくりあらすじ

悪と戦い、人々の平和を守ってきたヒーローたち。だが、その強大な力が危険視されヒーローは法律で活動を禁止されていた。そんなある日、ボブたちヒーロー一家に復活をかけたミッションの依頼が舞い込む。しかし、その依頼主は妻のヘレンをご指名だった。内心面白くなかったが、笑顔で妻を送り出すボブ。けれど、留守中の子供たちの世話は予想以上に大変だった。一方ヘレンも巨大な陰謀に巻き込まれていき………………

感想(ここからネタバレ)

「アナと雪の女王」や「ズートピア」を抜いて5億ドル突破というアニメの歴代興行成績1位という快挙を成し遂げた「インクレディブル・ファミリー」
そして、その出来栄えもその記録に恥じぬものだった

不穏な序盤

冒頭、いきなりボブたちヒーロー一家の大活躍から始まる
スーパーパワーを駆使して街を危機から救ったボブたち家族
だが、彼らは警察に連行されてしまう
ヒーロー活動は法律で禁止されているのだ

アニメ史上歴代1位の大ヒットを記録している本作
そのため単純で明快なヒーロー映画を予想していた
ところが序盤から陰鬱な雰囲気である
街を守ったにもかかわらず糾弾されるボブたち
家族を養うため仕事も探さなくてはならない
ヒーローでは食っていけないのだ
何とも世知辛い物語の出だしである

だが、そんなボブたちヒーローに手を差し伸べる男が現れる
通信会社デブテックを率いる実業家ウィンストンである
彼はスーパーヒーローの大ファンで妹で技術担当のイヴリンと共に、ヒーローが活躍できる世界を取り戻すため協力するという
願ってもない申し出に張り切るボブ
しかし、ウィンストンが指名したのは妻のヘレンことイラスティガールだった
彼女の活躍を見せることで世論を動かし、法律を改正しようという計画だった

ヒーロー活動を認めさせる法律を作るために、法律を破ってヒーロー活動をする
明らかな矛盾に難色を示すヘレン
それに子供たちのことが心配だった
ボブはそんなヘレンに留守の間は自分が子供たちの面倒をばっちり見ると約束するのだった

思ったよりも複雑な物語のスタート
劇場にいっぱいいる子供たちが話についていけてるか心配になるほどである
こうしてヘレンのヒーロー活動と、ボブの家事と育児が始まった

キャラクター

ボブ(Mr.インクレディブル)
怪力パパ
本当はヒーローとして活躍したいが、泣く泣くその役を妻のヘレンに譲る
代わりに引き受けた子育てと家事に大苦戦
思春期の娘、やんちゃな息子、スーパーパワーに目覚めた赤ちゃん
彼らの世話で疲労困憊となる

ヘレン(イラスティガール)
ゴム人間ママ
子供たちのことが心配ながらも、ヒーローの地位向上のために活躍
前半はほとんどアクションの主役

ヴァイオレット
鉄壁バリアガール
思春期で難しい年ごろの少女
気になる男の子、トニーにスーパーヒーローとしての正体を見られてしまう

ダッシュ
超高速ボーイ
やんちゃな長男
子供扱いされることに不満

ジャック・ジャック
超能力赤ちゃん
家族のアイドル
複数の能力に目覚めパパを慌てさせる

フロゾン
氷人間
ボブの昔からの親友
再びヒーローとして活躍したいと思っている

監督

ブラッド・バード
脚本も兼任
「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」「トゥモローランド」と実写作品が続いていたが、アニメ映画に戻ってきた

代表作

「アイアン・ジャイアント」
ブラッド・バードの初監督作品
ロボットへの愛が満ちた名作


「レミーのおいしいレストラン」
レストランを舞台にした見習いシェフとネズミの友情
劇中に出てくる様々な料理も見どころ

壮絶なアクション

冒頭とクライマックスを除くと、ほとんどのアクションはゴム人間のママが担当
暴走した列車を追うバイクアクション
ヘリコプターでの空中アクション
どれもが実写では不可能なアニメならではのド派手なアクション
さらにはママのイラスティガールとしての様々なゴムの特性を生かしたアクションのアイデアが素晴らしい
超一流のスタッフの技術と頭脳が集結した見せ場の数々は、映画を見ることの幸福感に満たしてくれる
まさに贅沢の極みと言えるだろう

壮絶な子育て

この作品のユニークなところは、ママのヒーローとしての活躍と並行して、パパの子育てのドラマを描いていること
思春期の娘にバカにされる
息子の宿題を手伝うが、答が分からなくて失望される
赤ちゃんの世話で寝不足
本当にヒーロー映画かと見まがうほど子育てあるあるが描かれる
そういう意味では「未来のミライ」も彷彿とさせる

違うのは観客を楽しませるために、面白おかしく工夫して描いていること
それでいて子育ての大変さがちゃんと伝わってくる

「未来のミライ」の感想はこちら

不気味な悪役(ヴィラン)

ヒーローとして活躍するママの前にスクリーンスレイヴァーと名乗るヴィランが現れる
あらゆるスクリーンを通して人々を思いのままに操り、事故や事件を引き起こす
この不気味な悪役の登場で物語はいっきに盛り上がる
ヒーローの活躍を安全なところで気楽に見ている人々に制裁を加えるというスクリーンスレイヴァー
まるで観客に対して宣言しているようで、背筋が寒くなるものがあった
ファミリー映画と油断していたら、こんな悪意の塊のようなヴィランを出してくるとは
ピクサーの本気度が伝わってきた

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意表をつく黒幕

ヒーローの活躍を世間に見せることで、ヒーローの世を再び作る
実業家ウィンストンは最初から胡散臭かった
都合よく起きる事故も、突如現れたスクリーンスレイヴァーも、全てはこの男の自作自演ではないか
このウィンストンが全ての黒幕ではないか
そんな必死に考えた僕の推理は………………見事に外れたっ!!(笑)
黒幕はウィンストンの妹のイヴリンだった
しかも完全な単独犯でウィンストンは全くのシロ

思えばところどころで様々な伏線が
こういう予想は外れると逆に嬉しくなる(負け惜しみかよ
自分より上を行っている映画に出会えたということだから

またイヴリンが唱える「ヒーロー不要論」がもの凄い説得力
思わず賛同してしまいそうに
こういう筋の通った悪役は映画に深みを与える
実に魅力的な黒幕だった

ヒーロー映画としての「インクレディブル・ファミリー」

「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」はとても面白く刺激的だった
だが、あくまで2部作の前編であり、ヒーローたちの敗北を描いていることから、ストレスを感じたのも事実である
この「インクレディブル・ファミリー」でそのモヤモヤしたものが霧散した気分だ

またこの作品はヒーロー映画として斬新である
アクション映画としても、ホームドラマとしても高い水準で成立していること
ヒーロー映画なのに、メインで活躍するヒーローも悪役も女性ということ
何よりも脚本のクォリティの高さには感服するしかない
ヒーロー映画のみならず、ここまで完成度の高い作品はめったにないだろう
マーベルを追い越してしまったのではないかとすら思う
ピクサーとディズニーの底力を改めて思い知った

まとめ

ジョン・ラセターがピクサーを去るということで心配していたが、これだけのスタッフがいるのなら安泰かも知れない
とにかく映画の面白さを存分に味わえる作品である
冒頭からエンドロールまで一切の手抜きなし
大人も子供も満足させる完成度
本気のエンターテイメントの凄みを思い知った

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Incredibles 2 (2018) on IMDb


rotten tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/incredibles_2
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=362962

インクレディブル・ファミリー オリジナル・サウンドトラック

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