「ミッション:インポッシブル フォールアウト」ネタバレ感想 シリーズ最高傑作!!

この夏、公開された話題作の中では「インクレディブル・ファミリー」と双璧をなす面白さである
シリーズのファンなら満足すること請け合い
ただ前作の「ローグ・ネイション」の純然たる続編なので、見ていないと人間関係などが把握できないだろう
見た人も復習しておくことをお勧め


予告編

作品情報
作品名「ミッション:インポッシブル フォールアウト」(原題MISSION: IMPOSSIBLE – FALLOUT)
監督:クリストファー・マッカリー
キャスト:トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、ビング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、アレック・ボールドウィン
上映時間:147分
製作費:$178,000,000(imdb推定)
製作国:アメリカ(2018年)

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PC用

ざっくりあらすじ

3つのプルトニウムが何者かによって盗まれた。奪還しようとするイーサンたちチームだったが仲間が危険に陥り、その隙に目の前で奪われてしまう。裏には秘密組織「シンジケート」の残党が結成した「アポストル」が関わっており、手掛かりは謎の人物ジョン・ラークという男だけだった。彼が“ホワイト・ウィドウ”と呼ばれる謎の女と接触するという情報を得たイーサンたちは、現地に向かおうとする。だが、イーサンを信用しないCIAは敏腕エージェントのウォーカーを監視役に同行させる。イーサンとIMFチームは、プルトニウムを再び奪い返し、複数の都市の“同時核爆発”を未然に防ぐことが出来るのか………………

感想(ここからネタバレ)

人気シリーズ「ミッション・インポッシブル」の最新作「フォールアウト」
シリーズの集大成といってもいい大傑作だった
これで完結しても納得がいくレベルである

イーサンの失態

盗まれた3つのプルトニウムを奪還するミッションについたイーサンたちIMFのチーム
しかし、取り返す直前に仲間のルーサーが人質に取られる
仲間の命か、プルトニウムか
選択を迫られるイーサン
ルーサーを見捨てればプルトニウムを取り戻すことが出来るのだ

だが、イーサンはプルトニウムではなくルーサーの命を選ぶ
ルーサーを助け終えた時にはプルトニウムは消えていた
核爆発による数万人の命と仲間一人の命
なぜ仲間の命を選んだのか
エージェント失格だと責められるイーサン

物語は主人公イーサン・ハントの失態から始まる
イーサンのせいで世界は危機に陥ってしまった
仲間一人の命をなぜ犠牲にできなかったのか
そのことが最後まで尾を引くことになる

CIAのエージェント

プルトニウム奪還に失敗したイーサンを信用できないCIAは、監視役をミッションに同行させようとする
ウォーカーという名の凄腕のエージェントだ
イーサンは渋々同行を受け入れるも、二人の間にはつねに緊張感がはらむこととなる

「フォールアウト」が成功した大きな要因の一つが、このウォーカーの存在である
強力なライバルの存在は娯楽活劇には不可欠
しかも演じるのがスーパーマン役のヘンリー・カヴィルなのだ
イーサン・ハントのライバルにこれほどふさわしい相手はそういない
いつもの気心の知れた仲間たちの中に異分子を放り込む
そのことで作品に一触即発の緊張感を生み出すことに成功している

キャスト

トム・クルーズ
ご存知イーサン・ハント
「フォールアウト」ではビルの間をジャンプして骨折したことが、ニュースとして大きく話題となった
この映画ではトムが全力疾走するシーンが多いのだが、大半を足首を骨折したまま行ったというのだから驚きだ
他にも高度7620mからのヘイロージャンプを自ら、しかも撮影のために106回ジャンプ
2000時間の飛行訓練を経て自分でヘリを操縦し、さらにはきりもみ下降まで
どれもが素晴らしい見せ場になっている
その映画馬鹿ぶりには感動すら覚える

ヘンリー・カヴィル
CIAの凄腕のエージェント、ウォーカーを演じる
その精悍な体つきと気品のある顔つきは強キャラ感半端ない
次のジェームズ・ボンド役を狙っているそうだが、個人的にはぜひとも実現してほしい

代表作

「マン・オブ・スティール」
スーパーマン役として一躍有名に
DCUを背負う存在

サイモン・ペッグ
すっかりシリーズの顔となったベンジー役
深刻なシーンでも彼がいると癒される
今回は格闘アクションにも挑戦

代表作

「ショーン・オブ・ザ・デッド」
世界で話題になったユーモアあふれるゾンビ映画
主人公のダメ男っぷりがむしろ爽快
エドガー・ライトとのコンビ作はどれも傑作

監督

クリストファー・マッカリー
シリーズで初めて前作「ローグ・ネイション」から引き続き監督を続投
「ワルキューレ」「アウトロー」などトム・クルーズとはもはや名コンビ

代表作

「ユージュアル・サスペクツ」
脚本を担当
そのトリッキーなストーリーで世界に衝撃を与えた

「ミッション・インポッシブル」シリーズの歴史


「ミッション・インポッシブル」
記念すべきシリーズ第一作
オリジナルの「スパイ大作戦」が大好きだったので、トムのワンマン映画になっていて正直がっかり
だが、ブライアン・デ・パルマのサスペンス演出は冴えてる


「M:I-2」
「フォールアウト」まではシリーズ最高のオープニング成績を誇った
まさかのジョン・ウーが監督に抜擢
笑いどころも多い異色作
だが嫌いではない


「M:i:III」
J・J・エイブラムスが製作に加わり、シリーズの転換点となった作品
この後のシリーズに連続性が生まれる


「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」
アニメ監督のブラッド・バードを大抜擢
アクションとユーモアが絶妙に融合した快作
おなじみのメンバーのチームワークもようやくこなれてきた
超高層ビルでのアクションは圧巻


「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」
冒頭の飛行機にしがみつくシーンでいきなり度肝を抜く作品
「フォールアウト」とストーリーやキャラクターが密接に絡み合う
アレック・ボールドウィンもこの作品から参戦

ジェームズ・ボンドとイーサン・ハント

「007」と「ミッション・インポッシブル」
今やスパイ映画の双璧をなすシリーズである
だが、スパイといってもそれぞれの主役は、かなりキャラクターが異なる

スパイの代名詞といっていいジェームズ・ボンドは、つねにクールである
時折、人間味を見せることもあるが、基本的にはプロフェッショナル
ミッションも単独で動くことが多い
エージェントとしての冷徹さを感じさせる大人のスパイだ

イーサン・ハントは初期はキャラが一貫してなかったが、3作目からは人間味のある男になった
妻を一途に愛し、仲間を大切にする実直な男だ
同時に任務に関してはがむしゃらにこなす熱い男でもある
そのためには命令違反も辞さない
だが、プロとしては冷徹になり切れないという弱点もある
その弱みが「フォールアウト」では浮き彫りになる

ジェームズ・ボンドとイーサン・ハント
対照的だがどちらも魅力的な主人公である

ストーリーとアクションの理想的な融合

「フォールアウト」はド派手なアクションが満載の作品である
だが、決してドラマ部分をないがしろにしていない
むしろ練りに練ったストーリーになっている
脚本も兼任したクリストファー・マッカリー監督は「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家だけあって、トリッキーな見せ場をいくつか用意している

もっとも感心したのはウォーカーの正体が明るみになるシーン
イーサンこそがアポストルの謎の人物ジョン・ラークだとCIA本部に報告するウォーカー
観客の誰もが思ったに違いない
このウォーカーこそが裏切り者でジョン・ラーク本人なのではないかと
そして何のひねりもなくウォーカーがジョン・ラークだと中盤で判明する
ひねりがあるのはその後である
全てがウォーカーの正体を暴くためのイーサンたちの罠だったのだ
これにはさすがに舌を巻いた
脚本家の術中にまんまとハマった瞬間である

「ローグ・ネイション」もそうだったが、この監督はストーリーとアクションを乖離させずに、上手く融合するテクニックが素晴らしい
ストーリーが面白く、アクションも当然面白い
アクション映画の理想の形と言えるだろう

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壮絶なクライマックス

前作「ローグ・ネイション」との最大の違いはクライマックスである
「ローグ・ネイション」は派手な見せ場は多いが、クライマックスはどちらかというと頭脳戦で比較的地味な展開だった
もちろん、それはそれで渋くて味わいがあり、最後の大逆転は痛快だった

それに比べて本作「フォールアウト」のクライマックスはとにかくド派手である

核爆弾のカウントダウン
ヘリコプターでの壮絶なチェイス
崖の上での格闘

あまりにド派手な見せ場が連続するので、楽しくてニヤニヤが止まらなくなった
これだけてんこ盛りで見せられると、いっそ清々しい
これで物足りないと思う人はいないのではないだろうか
魅力的な敵役だったウォーカーにきっちりとどめを刺すのも素晴らしい
まさにアクション映画の醍醐味
終わり良ければ総て良し
大満足のクライマックスだ

「ミッション・インポッシブル」の集大成

この「フォールアウト」は前作「ローグ・ネイション」の完結編であり、J・J・エイブラムスが舵を取った第3作目からのシリーズの集大成ともいえる
元妻ジュリアとの再会、そして和解
ずっと罪の意識を背負っていたイーサンは、ようやく前を向いて歩けるようになった
そうした心の決着が本作では描かれる

またアクション的にもストーリー的にも完結編といってもふさわしい出来栄え
本作でイーサンのミッションはようやく一区切りがついた
シリーズ最高の完成度といっていい

まとめ

仲間の命を守れない者が、世界の人々の命を守れるわけがない
イーサンは仲間を救うために失態を犯したが、最後には仲間の協力で世界を救った

ストーリー的にもアクション的にも完成度の高い作品である
見る前はトムの骨折のことが気になったが、作品が面白すぎてどうでもよくなった
注ぎ込まれた熱量が半端ない
ぜひとも劇場で見るべき作品だ
シリーズのファンはきっと満足できるだろう

唯一の心残りは「インフィニティ・ウォー」に続いてジェレミー・レナーが全く出番がなかったこと
彼は一体どこに………………?


Mission: Impossible - Fallout (2018) on IMDb


rotten tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/mission_impossible_fallout
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=363223

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コメント

  1. ジョニーA より:

    ★マイブログに、リンク&引用、貼らせてもらいました。
    不都合あればお知らせください(削除いたします!)
    なにとぞ宜しく、お願いいたしまっす!