Netflix「キラー・ブック・クラブ」ネタバレ感想 謎の殺人ピエロの正体は!?

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Netflixオリジナルのスペイン映画
ある恐ろしい秘密を共有した8人は、謎の殺人ピエロによって次々と殺されていき…………

ホラーのツボを押さえた快作
「スクリーム」などが好きな人にはお勧め

仲良しのブック・クラブのメンバーが、次々と殺人ピエロによって殺されていく
犯人は仲間の中の誰かなのか?
ミステリー要素が強くて惹きこまれた
90分でテンポよくサクサク進むのも好感度が高い
青春ドラマの要素もあり楽しめた
殺人ピエロが不気味で、ストーリーを盛り上げる
そこまで悪趣味ではないが、グロいシーンもあるので苦手な人は注意
気軽に見られるホラーとして上出来
ホラーやスラッシャー好きにはお勧め

予告編

Killer Book Club – Trailer (Official) | Netflix [English]

作品情報
作品名「キラー・ブック・クラブ」(原題El club de los lectores criminales)
監督:カルロス・アロンソ
キャスト:ベッキ・ベリージャ、アルバロ・メル、プリシラ・デルガド、ダニエル・グラオ、イバン・ペリセル
上映時間:89分
制作国:スペイン(2023年)

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ざっくりあらすじ

ある恐ろしい秘密を共有したブック・クラブのメンバーは、謎の殺人ピエロによって次々と殺されていき…………

感想(ここからネタバレ)

やはりスペイン映画はクォリティが高い…………

秘密の共有

アンヘラは作家志望の大学生
彼女は大学のブック・クラブに所属していた
その日、アンヘラはクラブに、恋人でバーテンダーのナンドを連れて行った
しかし、ナンドはクラブのメンバーにからかわれて、不貞腐れてしまった

クラブのリーダーであるセバスは、アンヘラに新作を書くように勧めた
しかし、アンヘラはずっとスランプで悩んでいた
そのことをアンヘラは教授に相談しようとした
ところが部屋で2人きりになると、教授はアンヘラの身体に触ってきた
驚いたアンヘラは激しく拒絶した
怒った教授はアンヘラをののしって、部屋から追い出した

そのことを聞いたブック・クラブのメンバーは憤慨した

「教授に仕返しをしてやろう」

ナンドも加えたクラブの8人は、ピエロの仮装をして教授を驚かせた
ちょっと痛い目に合わせるだけのつもりだった
しかし、驚いた教授は手すりを越えて、真下にあったドンキホーテの像に落下
深々と槍が教授の胸に突き刺さった
青ざめる8人
警察に行くというアンヘラを止めて、8人はこのことを仲間だけの秘密にした

翌日、大学は教授の死で大騒ぎになっていた
ブック・クラブのメンバーは平静を装うのに必死だった
そんな時、8人のスマホにメッセージが届いた

「お前たちの秘密を知っている」

イカれピエロと名乗る送り主はこれから恐怖小説を書き、一章ごとにメンバーに死んでもらうというのだが…………

作品解説

原作はカルロス・ガルシア・ミランダの小説「The Criminal Readers Club」
この映画では自ら脚本も担当している

監督は「恐怖ノ黒鉄扉」のカルロス・アロンソ

アンヘラ

作家志望の大学生
ずっとスランプに悩んでいる
バーテンダーのナンドと付き合っている
仲間たちが次々と殺されていき、絶望するが…………

演じるのはベッキ・ベリージャ

ブック・クラブ

知的なセバス、インフルエンサーのコルド、ホラー好きのビルヒニアなど、個性的なブック・クラブの8人
しかし、彼らは殺人ピエロによって次々と殺されていく

自分たちの中に犯人がいるのか?
次第に仲間たちは疑心暗鬼になっていくが…………

スペインのホラー映画

本作はスペイン初のNetflixのスラッシャー映画
スペイン映画はクォリティが高いものが多い
ホラー映画では「ボイス -深淵からの囁き-」がお勧め
これはかなり怖かった

Netflixオリジナルのスペイン映画 田舎の家に引っ越してきた家族 だが、8歳の一人息子エリックが、家の中で変な声がすると言いだして…...

スクリーム

マスクをかぶった殺人鬼
犯人は身近な誰かなのか?

本作はかなり傑作ホラー「スクリーム」を彷彿とさせる

また殺人鬼がピエロであるところなどは、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」などを思い出させる

そのようにかなり既視感を感じさせる作品だが、テンポがよくて飽きさせない
ミステリー要素もよく出来ている
犯人が誰なのか、最後までハラハラさせられた

ホラーの本質

どこかで見たような定番のホラー
しかし、作り手たちはあえてその線を狙ったのだろう
このカルロス・アロンソという監督、かなりホラーというジャンルを熟知していると感じた
ここまで王道だと、いっそ清々しい

そして、作品自体が一種のホラー評になっているところも、「スクリーム」と同様だ
主人公を作家志望にすることで、ホラーの本質とは何かを追及しているところが興味深かった
とはいえ基本的には気軽に見られるスラッシャー映画
こういったジャンルが好きなら、楽しい時間が過ごせるだろう

まとめ

スペインでは珍しいスラッシャー映画
二番煎じな印象はぬぐえないが、全体的にクォリティが高い
ツボを押さえた演出も見事
ホラー好きにはお勧めできる一作だ

Killer Book Club (2023) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/killer_book_club
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/390698

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