世界歴代興行収入のランキングで1位に輝くのは2009年の「アバター」で、27億ドル以上と圧倒的である
2位は1997年の「タイタニック」で21億ドル
3位に「スター・ウォーズ フォースの覚醒」
4位に「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」と続く
改めて監督作品が1位と2位に君臨しているジェームズ・キャメロンの凄さが際立つ
そのジェームズ・キャメロンが手掛ける最新作が2月14日に全米で公開される
「アリータ:バトル・エンジェル」である
予告編
「アリータ:バトル・エンジェル」とは?
「アリータ:バトル・エンジェル」は木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢(ガンム)」をハリウッドで実写映画化したもので、ジェームズ・キャメロンが長年熱望していたものである
ジェームズ・キャメロンは「アバター」の続編があるため、監督は断念
脚本と製作を手掛ける
代わりにメガホンを取ったのは「デスペラード」「シン・シティ」のロバート・ロドリゲス
主人公アリータ役は「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザール
共演にオスカー俳優であるクリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリ
製作費は2億ドル越えといわれている超大作だ
専門家の予想
ヒットメーカー、ジェームズ・キャメロンが手掛ける最新作
期待している映画ファンも多いだろう
だが、IndieWireで不穏な記事が載った
「アリータ:バトル・エンジェル」の米国の興行収入はオープニングが2500万ドル
最終的には4500万〜5000万ドルで終わるだろうというのだ
もし、この予想が当たるなら、製作費2億ドルの作品としては爆死と言わざるを得ない
サイバーパンク
「アリータ:バトル・エンジェル」はジャンルでいうとサイバーパンクにあたる
実は近年に公開されたサイバーパンク作品の興行が、全て不調なのだ
2017年に公開された「ゴースト・イン・ザ・シェル」は製作費は1億1000万ドルだったが、米国での興行収入はわずか4000万ドルで終わった
「ブレードランナー 2049」の製作費は1億5000万ドル
話題性も高くレビューも高評価が並んだにもかかわらず、米国の興行収入は9200万ドル
1億ドルに届かなかった
ピーター・ジャクソン製作の「移動都市/モータル・エンジン」は製作費1億ドル越えの大作だったが、米国の興行収入はわずか1595万ドル
これらの例からも、いかにサイバーパンクというジャンルの作品をヒットさせるのが難しいかが分かるだろう
希望
悲観的な予想がなされている「アリータ:バトル・エンジェル」
だが、爆死すると決まったわけではない
いくつかの希望はある
中国
確かに米国では爆死するかも知れない
しかし、中国ではどうだろう
近年では米国をしのぐほどの存在感を示している中国
「アクアマン」が大ヒットしたことも記憶に新しい
過去にはアメリカで不発だった「ウォークラフト」や「パシフィック・リム」が、中国で大ヒットして復活した例もある
「アリータ:バトル・エンジェル」もそれを期待できるのではないか?
ただ専門家はそれに対し厳しいコメントを述べた
「中国の興収を当てにするのは危険です。そこはつねに予測が難しい市場なんです」
観客からの支持
「アリータ:バトル・エンジェル」が期待できるのは観客からの支持である
本作の批評家の評価は現在ロッテントマトで60%
悪くはないが、特に良くもないという評価に落ち着いている
ところが観客の評価は94%と高い
IMDbでも7.6/10と高いスコアを記録している
批評家と観客の評価の乖離
最近でも「ヴェノム」や「ボヘミアン・ラプソディー」で問題になった
この「アリータ:バトル・エンジェル」も同じ類の作品かも知れない
観客の熱い支持があれば話題を呼び、ひっくり返る可能性は十分にある
ジェームズ・キャメロン伝説
ジェームズ・キャメロンの「タイタニック」
歴代2位の文句なしの大ヒット作だが、公開前は爆死確実と噂されていた
実際、公開初週の収入は3300万ドルとあまり高くない
日本でも僕は初日に見に行ったが、客席はガラガラだった
だが、そこからのロングランが凄かった
こんな古めかしい題材の作品がヒットするわけがない
製作費かかりすぎ
キャメロンの独りよがり
そう言われていた作品がまさかの大逆転を見せたのだ
「アリータ」でもキャメロンならやってくれる!!
そう期待せずにはいられない
まとめ
個人的には楽しみにしている作品
不穏な予想がされていて悲しい
しかし、すでに見たという観客は熱い支持を表明している人も多い
前評判などはねのけて、ぜひとも大ヒットして欲しい
2月の終わりには結果が出るだろう
「アリータ:バトル・エンジェル」の日本での公開は2月22日
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