映画「アクアマン」感想と解説(ネタバレあり) マーベルよ、これがDCだ!!

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「ジャスティス・リーグ」で初登場したアクアマンの単独主演作
海と陸を舞台にした壮大なアドベンチャーになっている
アクアマンを演じるジェイソン・モモアはワイルドで魅力的
見たことのないような水中バトルも面白い
派手なアクションあり、笑いあり、人間ドラマあり
初のスーパーヒーロー映画を手掛けたジェームズ・ワンは、一級品のエンターテイメントに仕上げた
ヒーロー映画が好きな人なら見るべし!!


予告編

作品情報
作品名「アクアマン」(原題Aquaman)
監督:ジェームズ・ワン
キャスト:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、パトリック・ウィルソン、ドルフ・ラングレン、ニコール・キッドマン
上映時間:143分
製作費:$160,000,000(IMDb推定)
製作国:アメリカ(2018年)

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ざっくりあらすじ

海底人と人間の血を引くアクアマン。今、地上に海底から強大な力を持つアトランティス王国が侵攻しようとしていた………………

感想(ここからネタバレ)

世界中で快進撃を続けている「アクアマン」
現時点では世界で興収が11億ドル突破
これはDCの映画では「ダークナイト・ライジング」を抜いて1位
マーベル作品でもこれを上回っているのは「アベンジャーズ」3本と「ブラック・パンサー」「アイアンマン3」「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」6本だけ
いかに特大ヒットなのかが分かる
しかも、いまだに記録を伸ばしているのだ
ここまでのヒットになるとは誰が予想しただろうか?

海底からの脅威

灯台守のトム・カリーは海の中にあるアトランティス帝国の女王アトランナと恋に落ちる
二人には子供が出来て、アーサーと名付けられた
しかし、アトランティス王国は逃亡したアトランナを追ってきていた
アトランナは夫と子供の安全のために自らアトランティスに戻った

成長したアーサーは超人的な力を身につけ、アクアマンと呼ばれていた
そんな彼の前に、海底国ゼベルの王女メラが現われた
アクアマンの異父弟でありアトランティス帝国の若き王オームが、海を汚染し続ける人類に報復するため、地上侵攻を開始するというのだ
戦争を阻止するために、アーサーにオームに代わって王になって欲しいとメラは懇願した
相手にしないアーサー
だが、地上に大きな津波が押し寄せ、大規模な被害が出た
それはアトランティスによる攻撃だった

アーサーは考えを変え、メラに同行して海底のアトランティスに向かう
そこは高度な科学が発展した都市だった
かつての師匠であるバルコと再会を喜ぶアーサー
そこに兵士たちが突入してきて、アーサーは拘束された
アーサーはオームの前に引き出された
オームは母であるアトランナが死んだのは、アーサーのせいだと恨んでいた
二人は真の王がどちらか、決闘ではっきりさせることになったのだが………………

原潜でのアクション

序盤の原子力潜水艦内でのアクションが凄い
海賊に襲われたロシアの原潜に乗り込んできたアクアマン
武装した海賊たちをこともなげにノックアウトしていき、人質を救出する
爽快なシーンである

また、ここで因縁の敵となるデビッドと対面する
海賊団の首領であるデビッドの父は、アーサーに敗れガレキの下敷きになる
潜水艦には水が流れ込んでいる

「親父を助けてくれ」

懇願するデビッドを、アーサーは自業自得だと無視する
父親の死
デビッドはブラックマンタと名乗り、アクアマンに復讐を誓う
悪役のドラマも丁寧に描き好印象

登場人物

アーサー/アクアマン
アトランティスの女王と人間のあいだに生まれた
ぶっきらぼうでいい加減で短気だが、根は熱い性格
魚たちと意志を疎通することが出来る
演じるのはジェイソン・モモア

メラ
海底国ゼベルの王女
オームの許嫁
水を自在に操ることが出来る
演じるのはアンバー・ハード

バルコ
オームの参謀
アーサーを幼少の頃から鍛え、能力を開花させた
演じるのはウィレム・デフォー

オーム
アーサーの異父弟
アトランティス帝国の若き王
海だけではなく、地上も支配しようと企む
演じるのはパトリック・ウィルソン
ジェームズ・ワン監督と組むのはこれで5作目

代表作

「死霊館」
実話をベースにしたホラー
低予算ながら話題を呼び大ヒットを記録した
ジェームズ・ワンのこだわりの映像が凄い
パトリック・ウィルソンは心霊学者のウォーレン夫妻の夫を演じた

アトランナ
アトランティス帝国の元女王であり、アクアマンの母
夫と子供を守るために、自ら帝国に帰った
演じるのはニコール・キッドマン
実は以前からジェームズ・ワン監督のファンで、喜んで出演したとのこと

監督

ジェームズ・ワン
「死霊館」シリーズや「インシディアス」シリーズなど、ホラー映画で脚光を浴びる
「ワイルド・スピード SKY MISSION」にも抜擢され、世界中で大ヒットを記録した
確かな演出力と映像へのこだわり
今後も目が離せない監督である

代表作

「ソウ」
世界に衝撃を与えたサスペンス
緻密な伏線に唸らされる
シリーズ化もされたが、やはり1作目が至高

アクアマンとは?

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でちらりと顔見せして、「ジャスティス・リーグ」で本格参戦

その時の印象は正直言って地味
ヒーローとは思えないガサツな髭のおっさん
活躍の場も海と限られている
とても人気が出そうには思えなかった
そのため単独主演作が決定しても、いくらジェームズ・ワンでも失敗するだろうと思った
まさか、ここまで大ヒットしようとは

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王位継承

この「アクアマン」をマーベル作品で例えるなら、「マイティ・ソー」が近い

どちらも王位継承をめぐる兄弟の争いを描いている
兄であるアーサーを憎むオームは、まるで「マイティ・ソー」のロキのようだ
ヒーロー映画というより、まるで歴史劇を見ているような気になる

海底人と地上人のハーフ
自分のせいで母親は死んだ
どこか投げやりだったアーサー
これはアーサーが王としての自覚を持ち、国を背負って立つ覚悟をするまでの物語だ

水中バトル

この「アクアマン」の最大の見どころは、海底の都市や見たことのない乗り物、アトランティスの兵士の装備など、その独特の世界観だろう
宇宙を舞台にした作品は多いが、海底を舞台にした作品は意外と少ない
ジェームズ・ワン監督が言うには、参考になる作品がほとんど見つからなかったそうだ
逆に言うと、全て自由に一から作り出せるということ
その世界観を作っていくのは、やりがいのある作業だったという

水中での派手なバトルも見どころの一つ
水の中を自由自在に動き回り戦う姿は、この作品ならではのオリジナリティを生み出すことに成功している

80年代テイスト

この「アクアマン」を見ていると、どこか懐かしさを覚える
アーサーたちが伝説のトライデントを探し求め、遺跡を訪れたり、様々な謎を解いていく姿は、まるでインディー・ジョーンズのよう
実際、監督は「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」や「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」を参考にしたという

またウィレム・デフォー演じるバルコが、砂浜でアーサーに稽古をつける場面
完全に「ベストキッド」だった
ウィレム・デフォーがミヤギさんに見えてきた(笑)

DCの革命

これまでDCの映画(DCエクステンデッド・ユニバース)はマーベルに後れを取っている印象だった
「ジャスティス・リーグ」もどこか「アベンジャーズ」の二番煎じ
「ワンダーウーマン」のようなヒット作も生まれたが、どこか冴えなかった

その理由の一つに、クリストファー・ノーランの「ダークナイト」3部作に縛られていた部分もあったと思う
3部作は大ヒットし、映画ファンからも評価された
そのためDC映画はマーベルに比べて、シリアスで重苦しくなければならないような空気が生まれた
いわゆる差別化である
だが、そのせいで単調になりつつあったのは否めない

この「アクアマン」でも主人公は自分の出自に悩む
しかし基本、陽気である
いい意味での軽さとユーモアがある
娯楽作品として抜群に見やすくなった

また注目すべきは「バットマン」や「ジャスティス・リーグ」など、DCの他作品とのつながりを極力描かなかったこと
「アクアマン」を独立した作品として生み出したことだ
DCは今後もユニバースとしてのこだわりを捨て、それぞれの作品を独立したものとして描くと語っている
この「アクアマン」の成功で、自分たちの方針がはっきりと見えたようだ

まとめ

いい意味で垢抜けたDC映画である「アクアマン」
エンターテイメントとして上質なものになっている
信頼できるジェームズ・ワン監督だけあって、演出やヴィジュアルも快調
水中バトルというこの作品ならではの売りもある
DC映画が今後どうなっていくのか
その進化が楽しみだ

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1. 「アクアマン」 2. 「メリー・ポピンズ リターンズ」 3. 「バンブルビー」 4. 「スパイダーマン:スパイダーバース」 5...


Aquaman (2018) on IMDb


rotten tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/aquaman_2018
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=365472

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