Netflix「アザーフッド 私の人生」感想 母親たちの本音が炸裂!!

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豪華アカデミー女優が共演
都会へ行って連絡もよこさない息子たちのところへ、母親たちが押しかける
これがなかなかの拾い物のコメディ
母親の立場
息子の立場
それぞれの本音が描かれ、なかなか身につまされる
女3人の友情も素敵
最後には心暖まる
肩ひじ張らずに軽やかに楽しめる1本だ


予告編

作品情報
作品名「アザーフッド 私の人生」
監督:シンディ・チュパック
キャスト:アンジェラ・バセット、パトリシア・アークエット、フェリシティ・ハフマン、ジェイク・ホフマン、ジェイク・レイシー、シンカ・ウォールズ
上映時間:100分
製作国:アメリカ(2019年)

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ざっくりあらすじ

母の日なのに息子からは何の連絡もない。ないがしろにされていると感じた女友達3人は、都会にいる息子たちのところへ押しかけるが………………

感想(ここからネタバレ)

アカデミー女優が共演した気軽に見れるコメディ

母親たちの逆襲

キャロル、ジリアン、ヘレンは息子を通して知り合った長年の親友同士
子供たちの病気やケガ、家族旅行、卒業式
様々な時を共に過ごしてきた
そんな息子たちも自立して、都会へと旅立ってしまった

今日は母の日
キャロルとジリアンとヘレンは毎年、この日に集まって3人でささやかなお祝いをしていた
アルコールが進み、次第に息子たちへの愚痴が口を出るようになった
せっかくの母の日だというのに、お祝いのカードどころか電話すらよこしてこないのだ
これでは母親(motherhood)ではなく他人(otherhood)ではないか

「いっそニューヨークのアパートに押し掛けてやろうかしら」

ジリアンの何気ない一言にキャロルとヘレンの顔色が変わった
今日は母の日だ
何をしても許される
3人は車でニューヨークへ出発した

ニューヨークに着いた頃には酔いも醒め、3人は後悔し始めていた
いきなり押しかけて邪魔者扱いされないだろうか?
3人は別れて、それぞれの息子の住むアパートへ向かったのだが………………

監督

シンディ・チュパック
人気ドラマ「SEX AND THE CITY」の製作総指揮と、いくつかのエピソードの脚本を担当した

アンジェラ・バセット

「ボーイズ’ン・ザ・フッド」、「マルコムX」など出演作多数
1993年の「TINA ティナ」ではゴールデングローブ賞の最優秀主演女優賞を受賞し、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた
「ブラックパンサー」では主人公の母親を演じている

アンジェラ・バセット演じるキャロルは生真面目な性格
最近、夫を亡くしたばかり
ちょっと理想主義なところがある

スポーツ雑誌の編集者
息子のマイクからそう聞かされていたキャロル
ところが実際は男性向けのセクシーなグラビア雑誌だった
キャロルはショックを受ける

パトリシア・アークエット

ショーン・ペン監督の「インディアン・ランナー」で注目され、1993年の「トゥルー・ロマンス」でブレイク
リチャード・リンクレイター監督の「6才のボクが、大人になるまで。」で主人公の母親役を演じ、見事アカデミー助演女優賞を受賞
95年にニコラス・ケイジと結婚し話題を呼んだが、その後離婚

パトリシア・アークエット演じるジリアンは口うるさく、息子に過干渉なところがある
息子のダニエルが付き合っている相手エリンが気に入らず、別の女性を薦める
ダニエルもそんな母親に辟易している

小説家を目指しているが、なかなか芽が出ないダニエル
エリンとも上手くいっていない
押しかけてきた母親を最初は疎んじるのだが………………

フェリシティ・ハフマン

人気TVシリーズ「デスパレートな妻たち」でエミー賞主演女優賞を受賞
そして、2005年の「トランズアメリカ(原題)」でゴールデン・グローブ賞女優賞を獲得し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた
夫は俳優のウィリアム・H・メイシー

フェリシティ・ハフマン演じるヘレンはワガママで虚栄心の強い女性
別れた前の夫のことを引きずっている

ヘレンの息子、ポールはゲイだった
そのことを母親に隠していた
だから恋人と一緒に住んでいるアパートに、母親が押しかけてきて動揺する
しかし、ヘレンは息子がゲイだということを、ずっと前から気づいていた
ギクシャクする2人は………………

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親子あるある

この作品は自分たちにも思い当たることが描かれ、ドキッとする
息子を息子としか認識できない母親
同じく母親を母親としか認識できない息子
相手を1人の人間という風に見れないのだ

母親にとって息子は、いつまでたっても息子
そのため子供扱いをして、余計なおせっかいを焼いてしまう
それが息子を苛立たせる

息子も母親を1人の女性として見られない
羽目を外す母親の姿を見て困惑する
この作品を見ると自分自身にも、気づかされる点が多々あった

家族

最初はギクシャクするそれぞれの親子
迷惑がる息子たち

「早く家に帰ってくれ」

本当に他人(otherhood)になってしまったのか?

久しぶりに再会して、親子は本音をぶつけ合う
でも、そのことが自分を見つめ直すきっかけになる
自分は完璧な母親ではなかった

そうして自分の過ちに気づいたことで、お互いを許し合う
昔と違っても、やはり親子は親子
自分たちは家族なのだ
予定調和ではあるが、心暖まる結末だった

まとめ

息子たちのところへ押しかけたものの、いざとなると弱気になる母親たち
そんな姿がコミカルに描かれる
息子の意外な一面にショックを受けたり、怒ったり、羽目を外したり
そんな母親3人組の姿が魅力的だった
それに比べると息子たち3人は、ちょっと描写が足りなかった印象
もっと3人の友情を描いて欲しかった
そうすると母親たちとのいい対比になって、物語に深みが出たと思う
とはいえ、口当たりも良くなかなか楽しめた
誰もがキャラクターに共感できる点が見つかるだろう
そして親子のありがたみを改めて実感するはずだ


Otherhood (2019) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/otherhood
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=369328

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