Netflix「ポイント・ブランク -この愛のために撃て-」感想 リメイクとしては上出来!!

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Netflixオリジナル映画
フランスのアクション・スリラー「この愛のために撃て」のハリウッド・リメイク
オリジナルは大傑作だが、こちらもなかなかの出来
主演は「キャプテン・アメリカ」のファルコン役でお馴染みアンソニー・マッキーと同じくブロック・ラムロウ役のフランク・グリロ
妊娠中の妻を誘拐された看護師
犯人の要求は病院に運ばれた容疑者を連れ出すことだった………………
愛する妻を救うために奔走する主人公の必死な姿に感情移入間違いなし
検事殺害容疑の謎の男を演じるフランク・グリロも渋い
全く違う世界で生きてきた二人
そのスリリングな関係と奇妙な友情
誘拐された妻が妊娠中というのもサスペンス効果を高めている
ストーリーもオリジナルが傑作なだけあって面白い
86分でサクッと見れる
サスペンスフルなアクションが好きな人なら、大いに楽しめるだろう


予告編

作品情報
作品名「ポイント・ブランク -この愛のために撃て-」(原題Point Blank)
監督:ジョー・リンチ
キャスト:アンソニー・マッキー、フランク・グリロ、マーシャ・ゲイ・ハーデン
上映時間:86分
製作国:アメリカ(2019年)

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ざっくりあらすじ

看護師のポールは妊娠中の妻を誘拐される。犯人の要求は病院に搬送された男を連れてくること………………

感想(ここからネタバレ)

まさか「この愛のために撃て」のリメイクとは
どおりでタイトルが似ていると思った!!

巻き込まれた男

ERに勤める看護師ポールは、妊娠中の愛する妻タリンと幸せな生活を送っていた
ある日、車にはねられ意識不明の男が、病院に運ばれてくる
その男は何かの事件の容疑者らしく、警察が監視していた

家に帰ったポールは、何者かに後ろから殴られ意識を失う
目覚めた時、妻のタリンはいなかった
スマホに電話がかかってきた
妻を返してほしければ、あの意識不明の男エイブを病院から連れ出せというのだ

タリンと子供を救えるなら何でもする!!
ポールは指示に従った
しかし、その男エイブには警官がつきっきりだ
レントゲン撮影だと言って、エイブをベッドごと連れ出したポール
監視の警官はついてくる
ポールはエレベーターの中で隙を見て、その警官に電気ショックを与え気絶させた

薬でエイブの意識を回復させたポール
タリンを誘拐したのはエイブの弟マテオだという
エイブはこの件には関わるなと忠告するが、ポールはタリンを取り返すまで引くつもりはなかった

駅で落ち合うことにしたエイブとマテオ
そこでタリンを引き渡す
合流は上手くいくかと思えたが、謎の男たちがエイブやマテオを追っていた………………

オリジナルの「この愛のために撃て」とは?

「すべて彼女のために」フレッド・カヴァイエ監督による2010年のフランス映画である

アクション・スリラーの大傑作
脚本の完成度が凄まじい
最後まで緊張感の途切れない逸品である
すでに韓国でも「ポイントブランク 標的にされた男」というタイトルでリメイクが作られている

今回の「ポイント・ブランク -この愛のために撃て-」は大まかなストーリーは同じ
だが黒人と白人が逆になっているなど、細かいところでは変わっている
オリジナル版を見ていると、逆に騙されるシーンも

アンソニー・マッキー

ご存じMCUのファルコン!!
本作では愛する妻を誘拐された男ポールを演じる
安定した職業に就き、真面目に生きてきた男が、妻を救うために銃を手にする姿が熱い!!
アンソニー・マッキーはそんな必死な主人公を熱演
誰もが彼を応援したくなるだろう

残念なのはアンソニー・マッキーは、やはりファルコンのイメージが強いこと
ただの一般人が犯罪に巻き込まれ、妻を救うために銃を手にするというのがこの物語のミソ
オリジナルで主人公を演じたジル・ルルーシュは、本当に一般人にしか見えなくて、物語にリアリティを与えた
しかし、アンソニー・マッキーはどうしてもヒーローとしての姿がよぎってしまう
そのため緊迫感がオリジナルより劣ってしまっている
絶体絶命の状況でも、どこか余裕があるように見えてしまうのだ
厳しくいえばアンソニー・マッキーはこの役には不向きだったかも知れない

フランク・グリロ

危険な犯罪者だが情に厚い男エイブ
演じるフランク・グリロは文句なしに格好いい
容赦のない非情な面と、素人は巻き込むまいとするプロフェッショナルさが素晴らしかった

オリジナルのロシュディ・ゼムは感情を表に出さないハードボイルドなところが渋かった
それに比べてフランク・グリロはちょっと分かりやすいキャラになりすぎている気もするが、こちらはこちらで悪くない
兄貴として頼れるキャラクターになっている
弟のマテオを看取るシーンは演技も素晴らしく胸を打たれた

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バディ・ムービー

本来なら交わるはずのなかった住む世界の違う二人
それが行動を共にしている内に奇妙な友情が芽生えるのが面白い
巻き込まれ型のサスペンスだったはずが、徐々にバディー・ムービーに姿を変えていくストーリーが秀逸
アンソニー・マッキーとフランク・グリロの「キャプテン・アメリカ」コンビは相性も抜群
安定した魅力を見せてくれる

見どころ

事件の黒幕は汚職警官だった
このアイディアも面白い
犯罪者のエイブよりも、刑事の方がはるかにだったのだ

味方だと思っていたルイス捜査官が、本性を現すシーンは衝撃
オリジナル版を見ていたら、余計に騙されるだろう
ルイスを演じるのはアカデミー賞女優のマーシャ・ゲイ・ハーデンである

誘拐されたポールの妻タリン
彼女が妊娠中どいう設定が緊迫感を高めている
タリンが走ったり、突き飛ばされたりするたびに、手に汗握ること間違いなし
この物語の根底には、ポールの妻と我が子への深い愛情がある
そのため誰もが共感でき感情移入できる娯楽作品となっている
カーアクションや銃撃戦もあり、気軽に見れる面白いアクション映画を探している人には最適だろう

まとめ

超傑作であるオリジナル版よりは劣る出来
しかし、こちらはこちらで楽しめる作品となっている
特にオリジナル版と同じく90分以内に収めたのは素晴らしい
フレッド・カヴァイエ監督の「すべて彼女のために」(95分)をリメイクしたポール・ハギス監督の「スリーデイズ」133分は長すぎた
「ポイント・ブランク -この愛のために撃て-」はリメイクとしては上出来の部類である

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Point Blank (2019) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/point_blank_2019
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=369123

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