「ランボー5 ラスト・ブラッド」の評価は!? 批評家と観客で意見が分かれる!!

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9月20日、シルベスター・スタローンの人気シリーズ「ランボー」最新作「Rambo: Last Blood」が全米で公開された

「ランボー」第1作目の原題は「First Blood」
今回の「ランボー ラスト・ブラッド」というタイトルはそれに呼応したものとなっており、シリーズ最終作だといわれている
その待望の最新作だが、批評家と観客の間で評価が大きく分かれているようだ
何故そのような結果になったのか?
それにはシリーズを最初から振り返る必要がありそうだ

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「ランボー」シリーズ

1作目「ランボー」から37年
4作目の「最後の戦場」からも10年が経過した
人気シリーズではあるが、よく知らないという人も多いかも知れない

「ランボー」(1982年)

記念すべきシリーズ1作目
ベトナム帰還兵のジョン・ランボーはふらりと立ち寄った町で、地元警察からいわれのない仕打ちを受け、戦場で捕虜になった時のトラウマが蘇り反撃する
山中に逃げ込んだランボー
警察は山狩りを行うが、元グリーンベレーのランボーに次々と無力化されていく
やがて州警察や軍隊まで出動する事態に発展し………………

ベトナム帰還兵の心の病と社会の無理解に焦点を当てた意欲作
警察や国家権力と戦うランボーは、どちらかというとアンチヒーローだった
この1作目はシリーズの中ではむしろ異色作である
原作同様、ランボーは元上官であるトラウトマン大佐に射殺される予定で、実際にそのシーンも撮影されたが、最終的にはスタローンはランボーを生き残らせることに決めた
その時にはすでに続編の構想もあったといわれている

「ランボー 怒りの脱出」(1985年)

前作の事件で服役中のランボーのところへ、トラウトマン大佐が訪れる
特赦と引き換えに、ランボーはベトナムのMIA(戦闘時行方不明者)の調査を命じられる
現地に飛んだランボーは、収容所で虐待される米兵捕虜を発見
彼らを救出しようとするが、軍の裏切りに遭い………………

前作と打って変わってシンプルなアクション映画となった2作目
ランボーは苦悩するベトナム帰還兵から、超人的なアクションヒーローに
この路線変更に批判の声も多かった
脚本には若きジェームズ・キャメロンも関わっている
本作は世界で大ヒット
本国アメリカでは1億5千万ドルを稼ぎ出し、その年の全米興行収入2位を記録した
これはシリーズ最高記録である

「ランボー3 怒りのアフガン」(1988年)

ランボーの唯一の理解者トラウトマン大佐がアフガニスタンでソ連に拉致される
友を救うために、ランボーは再び戦場へと向かう
そこにはソ連軍最強師団が立ちふさがっていた………………

とうとうベトナム戦争と全く関係のなくなった3作目
ランボーが現地のゲリラたちと協力して戦う
108人もの死者が出るという過激な内容から、ギネスブックに載った
批評家と観客、それぞれから酷評された
アメリカの興行成績は5371万ドルと、前作から1億ドル弱下回った

「ランボー 最後の戦場」(2008年)

「怒りのアフガン」から20年ぶりの新作
ランボーはタイ北部のジャングル地帯でひっそりと暮らしていた
その隣国のミャンマーでは内戦が続き、軍事政権によって激しい弾圧が続いていた
ある日、アメリカから人道支援の一団がやって来る
ランボーは彼らの熱意に負けて、しぶしぶ彼らをミャンマーへ送り届けた
だが数日後、彼らが軍事政権に捕まったことを知り………………

今さらランボー?と最初は馬鹿にしていたが、まさかの良作だった
年を重ねたランボーが渋くて格好よすぎる
またシリーズ1といわれる残虐描写が戦場の悲惨さをダイレクトに伝えてくる
これは映画の予算が少なかったため、作品に際立った個性を与えるためだったという
またスタローンたちスタッフが実際に現地で見た悲惨な光景も影響しているようだ

「ランボー ラスト・ブラッド」の批評家の評価

シリーズ最終作といわれる本作
「最後の戦場」から10年ぶりの新作である

最強の戦士ランボー
しかし、彼は重度のPTSDに苦しみ、アリゾナ州の牧場で穏やかな日々を過ごそうとしていた
ところが牧場主の一人娘ガブリエラがメキシコで消息を絶った
ランボーが彼女を捜しにメキシコに渡ると、事件の背景には人身売買組織が絡んでいることが判明し………………

さて、待望の最新作だが批評家からは非常に厳しい評価が寄せられている

バラエティ

「残虐で残酷なショーを見せられて疲れた」

IGN

「ランボーは元々は戦争で心に傷を負った被害者だったが、今では誰も止められない殺人戦闘マシーンとなりはててしまった。この映画はホラー映画よりも残虐描写が多い」

シカゴ・トリビューン

「『ラスト・ブラッド』はすべてがおかしい。これがシリーズ最後の作品になることを望みます」

Bloody Disgusting

「スプラッター映画が見たいならホラー映画より『ランボー ラスト・ブラッド』をお勧め!!」

IndieWire

「最悪で退屈なシリーズのフィナーレ」

ロッテントマトの批評家支持率は現在28%
批評家の評価をまとめると、こういうことのようだ

シリーズ1作目の強烈なメッセージはもはや存在しない

ランボーは血なまぐさい暴力にふけっているただの戦闘狂

脚本が「96時間」のコピー

残酷描写が多すぎる

外国人を悪役にするステレオタイプの映画

また「ランボー」1作目の原作「一人だけの軍隊」の原作者ディヴィッド・マレルはこう発言している

「『ランボー ラスト・ブラッド』は酷い。私の名前が関連付けられているのが恥ずかしい」

ちなみにディヴィッド・マレルは「ランボー 最後の戦場」には「全体的に満足している」と好意的だった

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観客の評価

批評家から散々な評価を受けた「ランボー ラスト・ブラッド」
ところが観客の評価は違うようなのだ

「ランボー映画に期待する全てがある!!」

「流血がたくさん。これぞランボー!!」

「これは必見。泣いてしまいました」

「この映画の全てが好き」

「年を取ったスタローンに期待していなかったが、最後まで画面から目を離せなかった」

「これまでで最高のランボー」

このように絶賛の声が多いのである
ロッテントマトの観客支持率は83%
IMDbのスコアも6.8と決して低くはない
なぜここまで批評家と観客で評価が分かれたのか?

批評家と観客の評価の差

なぜここまで極端に評価が分かれたのか?
CINEMABLENDの記事ではこう推測している

批評家は作品の映画的価値で判断するが、観客はその映画が自分たちの望んでいるものを与えてくれるかどうかで判断する
「ランボー ラスト・ブラッド」の超過激な暴力を批評家は問題視したが、それこそまさに観客の期待していたものだった
批評家は「ランボー」1作目のテーマが薄れてしまったことを嘆いている
だが、実際は2作目以降は戦争が人間に与える影響を描いた映画ではなく、ランボーが悪者を倒すアクション映画となっていた
観客は批評家と違って、このシリーズに高い芸術性など望んでいない
昔気質の男が悪者を倒す映画を、観客は大好きなのだ
その点、この「ランボー ラスト・ブラッド」は十分に観客を満足させた
それがこの極端な評価の差となったのではないか

批評家の声とは大きくなりがちだ
しかし、批評家の数など観客の数に比べれば微々たるもの
彼らはあくまで少数派なのだ

まとめ

個人的には「最後の戦場」が好きだったので楽しみ
「ヴェノム」「アリータ: バトル・エンジェル」「アド・アストラ」
批評家と観客で評価が分かれる作品は多い
結局は自分の目で判断するしかない
とりあえず「ランボー ラスト・ブラッド」の日本公開、早くして!!

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