Netflix「ザ・マザー 母という名の暗殺者」ネタバレ感想 絶対に娘を守る!!

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Netflixオリジナル映画
凄腕の暗殺者だったマザーは愛する娘に魔の手が伸びた時、再び銃を手に立ち上がるが…………

ジェニファー・ロペスが娘を愛する凄腕の暗殺者を熱演
スリリングなアクションと母娘の絆が描かれる

ジェニファー・ロペスの体を張ったアクションが凄い
娘を守るためなら命をも投げ捨てる母親としての姿にも圧倒された
冒頭からスピーディーな展開
スリリングなアクションの連続で、いっきに引き込まれた
マザーが次々と敵を葬る姿は爽快
また娘に正体を明かせない母親の心情も切なかった
先日配信された「キル・ボクスン」と内容が似ているが、こちらはこちらで面白い
アクションも母娘のドラマも手堅い出来の作品だ

予告編

『The Mother』ティーザー予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ザ・マザー 母という名の暗殺者」(原題The Mother)
監督:ニキ・カーロ
キャスト:ジェニファー・ロペス、ジョセフ・ファインズ、ガエル・ガルシア・ベルナル、ルーシー・パエス、オマリ・ハードウィック
上映時間:116分
制作国:アメリカ(2023年)

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ざっくりあらすじ

凄腕の暗殺者であるマザーは、危険から遠ざけるため、生まれたばかりの娘を泣く泣く手放す。だが、愛する娘に魔の手が伸びた時、マザーは再び銃を手に立ち上がった………

感想(ここからネタバレ)

母親の殺し屋というのが流行りなのだろうか…………

娘に迫る魔の手

元兵士で暗殺者だったマザーは、FBIのセーフハウスで尋問を受けていた
マザーは武器密売人であるエイドリアンヘクターを裏切り、彼らのことをFBIに売ったのだ
しかし、そのセーフハウスも安全ではなかった
エイドリアンたちの襲撃を受け、捜査官は次々と倒れていった
マザーはかろうじて生き延びたが、深い傷を負った
彼女は妊娠していた

負傷していたにも関わらず、子供は無事に生まれた
女の子だった
マザーはこの子を絶対に幸せにしたいと願った
だが、エイドリアンたちは自分を狙っている
断腸の思いで、マザーは娘を手放し、自らは姿を消した

12年が経った
マザーはアラスカの山小屋で、狩猟をしながら暮らしていた
ある日、FBIのクルーズ捜査官から手紙が届いた
彼はマザーにセーフハウスで命を救われて以来、色々と協力してくれている
クルーズは娘に危機が迫っていることを知らせてきたのだ

12歳になったマザーの娘は、ゾーイという名前で里親の下で幸せに育った
その彼女をエイドリアンたちが狙っている
マザーへの報復のためだった

絶対に娘は守る!!

マザーは銃を手に、ゾーイを守るために立ち上がったが…………

作品解説

監督は「クジラの島の少女」や「ムーラン」のニキ・カーロ

マザー

本名は不明
元兵士で暗殺者で、狙撃のプロ
かつては武器密売に関わっていたが、組織を裏切りFBIに密告
今は娘と離れて、アラスカの地でひっそりと暮らしていたが…………

演じるのはジェニファー・ロペス
本作では本格的なアクションを披露している
Netflix作品では「セカンド・アクト」に出演

Netflixオリジナルでジェニファー・ロペス主演のロマンチック・コメディ 全米では「アクアマン」「バンブルビー」などと同じ週に公開された...

ゾーイ

マザーの12歳の娘
里親の下で幸せに育てられたが、自分の本当の親が誰なのかを気にしている
マザーへの報復として、エイドリアンたちに狙われるが…………

演じるのは「サイレンス・ゾーン」のルーシー・パエス
ジェニファー・ロペスと同じラテン系で、どこか雰囲気も似ている

エイドリアン

マザーの軍隊時代の元上官
彼女の腕を見込み、武器密売の仲間に引き入れた
非情で執念深い性格

マザーとゾーイを、どこまでも付け狙う悪役
演じるのは「恋におちたシェイクスピア」のジョセフ・ファインズ

「キル・ボクスン」

Netflixで4月に配信されたばかりの韓国映画「キル・ボクスン」
ボクスンは超一流の殺し屋
しかし、家に帰れば10代の娘の1人の母親
娘のためにも、ボクスンは足を洗おうと考えるが…………

Netflixオリジナルの韓国映画 10代の娘を持つシングルマザーのキル・ボクスンは、実はレジェンド級の殺し屋という裏の顔を持っていたが…...

母親で殺し屋ということで、本作によく似ている
「ジョン・ウィック」のようなキリング・アクションと、母娘の人間ドラマ
その組み合わせのギャップが面白い
時期が重なったのも単なる偶然ではないだろう
そういった作品が求められているということだ

「キル・ボクスン」は少しブラックな味付けで、「ザ・マザー」はシリアスで感動系
同じような題材でも、味付けが違っていて楽しめた

殺し屋

娘と離れて、アラスカの地でひっそりと暮らすマザー
その孤独と哀愁は、かつてのジョン・ランボーを彷彿させる
昔気質のヒーローという印象だ

娘を守るために、マザーは再び銃を手に取る
そのプロフェッショナルな仕事ぶりが格好いい
鮮やかに敵を倒していく姿に惚れ惚れした

アクションの見せ場も満載
セーフハウスの襲撃からキューバでのチェイスと怒涛の展開
ゾーイを助けるために、敵の本拠地に乗り込んでいく姿にも痺れた
アクション映画としても、かなりのクォリティだ

母娘

前半はスピーディーなアクションの連続だった本作
後半はアラスカが舞台となり、雰囲気がガラリと変わる
敵の追跡から逃れるため、ゾーイと山小屋に身を隠すマザー

ゾーイはマザーが自分の実の母親ではないかと疑う
しかし、マザーは決してそれを認めようとしない
ギクシャクする2人
あんなに娘のことを想っていたのに、正体を明かせないマザー
そして彼女を生き延びさせるために、厳しい訓練をして、わざと冷たく突き放す
その母親としての心情が切なかった

だが、一緒に過ごすうちに次第に心が通い合う母娘
ラスト、マザーを助けるために駆け戻るゾーイ
その姿には胸を打たれた

まとめ

なかなかの良作
ジェニファー・ロペスの熱演が光った
ただし、テンポのいい前半が面白かったので、後半はスローなペースになり、アクションも尻すぼみになった印象
とはいえ、アクション映画が好きなら楽しめる一作だ

The Mother (2023) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_mother_2023/reviews
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/389177

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