「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」裏話まとめ!!(ネタバレあり)

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クェンティン・タランティーノ監督の最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
とにかく情報量てんこ盛りの作品である
1度見ただけでは、全ては把握できないだろう

この作品は裏話も豊富
なかなか面白いエピソードも多い
そういったものをまとめてみた

クェンティン・タランティーノ監督の最新作 ある意味、今年最大の注目作といっていい さて、肝心の作品はというと……………… やっぱり...

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映画タイトル

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」というタイトル
これはクェンティン・タランティーノが敬愛する映画監督セルジオ・レオーネの作品「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「ウェスタン」(原題ONCE UPON A TIME IN THE WEST)にちなんだものである

デブラ・テート

クェンティン・タランティーノは本作を作るにあたり、ロマン・ポランスキーと接触はしなかった
その代わり、シャロン・テートの妹のデブラ・テートとコンタクトした
デブラは最初、映画に反対だった
タランティーノが監督ということで、無駄に暴力的でセクシーさを強調した作品になるのではないかと恐れたからだ
しかし、タランティーノが脚本を見せた後、デブラは反対意見を撤回した
脚本は姉の尊厳を損ねていないと感じたためだ

デブラはセットを訪れた時、シャロン・テート役を演じるマーゴット・ロビーの熱心さに感銘を受けた
デブラは姉のシャロンが所有していた宝石を、マーゴットに貸し与えた
マーゴット・ロビーが映画の中でつけている宝石は、シャロン・テート本人のものである

シャロン・テート

マーゴット・ロビーは撮影中、コンタクトを着けなければならなかった
本物のシャロン・テートの目は茶色だが、マーゴットの目は青だからである

シャロン・テートが映画館で自分の出ている映画を鑑賞するシーン
作品はディーン・マーティン主演の「サイレンサー第4弾 破壊部隊」
実はフィルムはオリジナルのもので、スクリーンに映っているシャロン・テートは本人である

マーゴット・ロビーはレオナルド・ディカプリオと「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で夫婦を演じている

リック・ダルトン

クェンティン・タランティーノはレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットを「ロバート・レッドフォードとポール・ニューマン以来、もっとも刺激的で豪華なコンビだ」と絶賛した

リック・ダルトンのキャラクターはスティーヴ・マックィーンからもインスピレーションを得ている
リックは「賞金稼ぎの掟」というテレビドラマで人気スターになった
マックィーンも「拳銃無宿」というテレビドラマの賞金稼ぎ役で人気が出た
遺作「ハンター」でもマックィーンは賞金稼ぎを演じている

レオナルド・ディカプリオが「大脱走」でマックィーンの役を演じるシーンがある
これはデジタル処理されたものだ
タランティーノはCGを好まない監督として知られている
しかし、「大脱走」の場面を実際に再現することは、あまりに困難だった

クリフ・ブース

ブラッド・ピット演じるリックのスタントマンで相棒のクリフ
クライマックスなどいたるところで、驚くほどの強さを発揮する
その強さの秘訣は何なのか?

「彼は戦争で苦労した」というセリフがある
実は劇中では詳しく描かれていないが、クリフは元グリーン・ベレーという設定がある
彼はナイフと近接格闘のエキスパートなのだ
どおりで強いはずである

中盤でのクリフとブルース・リーとの対決
素晴らしい名場面だった
実は最初はクリフがブルース・リーに勝つ予定だった
だがタランティーノにとってもブルース・リーは憧れのスター
負けさせるのは忍びない
そのため引き分けという形となった

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カート・ラッセル

タランティーノ作品の常連となりつつあるカート・ラッセル
本作ではスタント・コーディネーター役として出演している
実はこれはタランティーノ流のジョーク
カート・ラッセルはタランティーノの「デス・プルーフ」スタントマン・マイクを演じた
そのパロディである

妻役のゾーイ・ベルは本職のスタントマン
彼女は「キル・ビル」シリーズでユマ・サーマンの代役を務めた
それでタランティーノに気に入られ、「デス・プルーフ」に本人役で出演
カート・ラッセルをぶちのめしている

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のナレーションを務めているのはカート・ラッセルである

マイケル・マドセン

リックの愛車、黄色いキャデラック
劇中でもいたるところで登場した
実はこれ、俳優マイケル・マドセンの車
タランティーノのデビュー作「レザボア・ドッグス」にも登場している
トランクに警官を閉じ込めていたあの車だ
タランティーノはよっぽど気に入っているようだ

「俺ってお前の映画でいつも死んでるよな」

「ヘイトフル・エイト」の撮影の後、マイケル・マドセンはタランティーノに冗談めかして言った
「レザボア・ドッグス」「キル・ビル Vol.2」「ヘイトフル・エイト」
確かにどれも死んでいる(笑)
こうして本作ではマイケル・マドセンは、タランティーノ作品で初めて死なずに済んだ

チャールズ・マンソン

悪名高きチャールズ・マンソン
彼が率いるカルト集団マンソン・ファミリーはシャロン・テート事件で名前を轟かせた
そのマンソンを演じたのはデイモン・ヘリマン
何と彼はNetflixのデビッド・フィンチャー製作のドラマ「マインドハンター」シーズン2でも、同じくチャールズ・マンソンを演じている
キャスティングはそっちの方が先だったらしい
確かに実際のマンソンとそっくりである

その他

バート・レイノルズは初めスパーン映画牧場主のジョージ・スパーンとしてキャストされていた
だが、彼は自分のシーンを撮影する前に亡くなった
代わりにジョージを演じたのはブルース・ダーンである

実はティム・ロスも出演していたのだが、最終版ではカットされてしまった
彼が演じるのはセレブの執事役だったらしい

エンドロールに挿入されるタバコのブランド「レッドアップル」のコマーシャル
実は「パルプ・フィクション」でブッチ(ブルース・ウィリス)がバーでマーセラスと話をした後、注文したタバコと同じ

映画の最終バージョンはカンヌ映画祭の初演よりも長くなっている
カンヌの時はディカプリオの「大脱走」シーンのCG処理と、エンドロールのタバコ「レッドアップル」のコマーシャルシーンが間に合わなかったためである

まとめ

ちょっと調べただけでも裏話が多すぎ
これほど色々なネタが仕込まれていたとは
さすがタランティーノの集大成
まだまだ探せば出てきそうだ

クェンティン・タランティーノ監督の最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が、8月30日に日本でも公開される レオナルド・デ...
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