映画「ヴェノム」感想と解説(ネタバレあり) それほどダークじゃないダークヒーロー誕生!!

マーベルに新たなヒーロー誕生!!
全世界で5億ドル突破
この秋、最大の話題作!!
しかも主役はあのトム・ハーディ
否が応でも期待せずにはいられない!!
その期待の新作「ヴェノム」を見た感想は………………

………………そこそこ面白かったテンション低っ!?


予告編

作品情報
作品名「ヴェノム」(原題VENOM)
監督:ルーベン・フライシャー
キャスト:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、スコット・ヘイズ
上映時間:112分
製作費:$100,000,000(IMDb推定)
製作国:アメリカ(2018年)

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ざっくりあらすじ

正義感の強いジャーナリスト、エディ・ブロックはライフ財団が人体実験をしているという情報を得る。ひそかに施設に侵入したエディだったが………………

感想(ここからネタバレ)

マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギは「ヴェノム」をMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)と繋げる気はないと明言した
だが、本作のプロデューサーのエイミー・パスカルは、ソニー側は「スパイダーマン:ホームカミング」で始まる新しいMCU映画と世界を共有する計画だと述べた
今後はトム・ホランド扮するスパイダーマンが「ヴェノム」に出演する可能性も考えているとのこと

ライフ財団

ライフ財団は宇宙船で彗星から4つのサンプルを採取した
しかし、その宇宙船は地球に帰還時、地上に墜落しサンプルが1つ紛失した

正義感の強いジャーナリスト、エディ・ブロックは婚約者で弁護士のアン・ウェイングと幸せな日々を送っていた
ある日、ライフ財団の若き創始者カールトン・ドレイクにインタビューする仕事が入る
ライフ財団は危険な人体実験をしているという噂があった
エディはアンのパソコンからデータを盗み見て、ドレイクに人体実験のことを追求した
取材は中断され、エディは局をクビになった
さらには情報を見られたアンまで事務所を解雇された

6ヵ月後、仕事もなくアンとも破局し、エディは落ちぶれていた
一方、ドレイクは「シンビオート」と呼ばれる地球外生命体を、人間に寄生させるという人体実験を行っていた
だが、実験は芳しくなく被験者の全ては死亡した
研究者のドーラはそれに耐えきれなくなり、エディに接触を図る
この事実を世間に広めて欲しいというのだ
ドーラの協力で研究施設に侵入したエディ
そこで彼は被験者に接触する
シンビオートは被験者からエディに乗り移った
慌てて研究所から脱出するエディ
彼の身体には異変が起きていた

キャラクター

エディ・ブロック
正義感の強いジャーナリスト
有能だが熱血で暴走気味
シンビオートに寄生されてしまう
演じるのはトム・ハーディ

代表作

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
ついにマックスがMCUに参戦!!(違う
こんなにおめでたいことはない

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

アン・ウェイング
エディの元婚約者で弁護士
現在はダンという医師と付き合っている
演じるのはミシェル・ウィリアムズ

代表作

「グレイテスト・ショーマン」
ヒュー・ジャックマン主演の傑作ミュージカル
ミシェルは献身的な妻を演じている

グレイテスト・ショーマン (字幕版)

カールトン・ドレイク
ライフ財団の若きリーダー
人類を宇宙に進出させようとしている
そのためシンビオートの危険な人体実験を繰り返す
演じるのはリズ・アーメッド

ドーラ・スカース
ライフ財団の研究者
非道な実験に耐えられなくなり、エディに協力を求める

監督

ルーベン・フライシャー
「ピザボーイ 史上最凶のご注文」「L.A. ギャング ストーリー」などで注目される

代表作

「ゾンビランド」
代表作はやはりこれ!!
ゾンビ映画の新たな新機軸を打ち立てる
続編も決定
ジェシー・アイゼンバーグ主演

ゾンビランド (字幕版)

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ヴェノムとは?

スパイダーマンの宿敵として有名なヴィラン
映画は「スパイダーマン3」で初登場した

監督のサム・ライミはヴェノムに興味がなかったが、プロデューサーにごり押しされたとのこと
そのせいかシリーズでもっとも完成度が低いものになっている
この時のエディ・ブロックはトファー・グレイスが演じている

本作は主に原作の「Venom: Lethal Protector」「Planet of the Symbiotes」が基になっている

寄生

本作は「ヴェノム」の誕生編である
ジャーナリストであるエディ・ブロックの人となりが丁寧に描かれる
そのためエディがヴェノムに寄生されるまでが長い
職を失い落ちぶれたエディ
正直言って退屈だった

どうせヴェノムになるのは分かってるんだから、さっさとしろや!!

ぶっちゃけそう思った

その反動もあってか、ヴェノムに寄生されてからの大暴れは盛り上がる
特に中盤のバイクアクションは見事
ヴェノムの能力を駆使した見たこともないチェイスシーンが描かれる

トム・ハーディの熱演

ヴェノムに寄生されて体に異変が生じるエディ
その姿をトム・ハーディは迫真の演技で見せる
さすがなりきり俳優トム・ハーディ
あまりの熱演っぷりに、ちょっと笑ってしまったのは秘密だ
特に凄かったのが、レストランの水槽に入りロブスターをバリバリ食べるシーン
現場でトム・ハーディ本人がそのアイディアを提案したというから驚き
もはやエディ・ブロックはトム・ハーディ以外考えられない
なかなかのはまり役だった

ヴェノムのキャラクター

ヴェノムのヴィジュアルは禍々しくて素晴らしい
凄まじいインパクトである

身体の一部を伸ばして敵を吹き飛ばしたり、盾にして銃弾を避けたり、ヴェノムの能力を駆使した様々なアイディアが楽しい
キャラクターとして魅力的である
大人気なのも分かる

意外だったのは見た目に反して、ヴェノムがけっこういい奴だったこと
何だかんだで言うことを聞いてくれるし、エディとの掛け合いが面白かった
また悪党の頭を食べてしまうところは、これぞヴェノムという感じで、いっそ清々しかった(何でだよ

最強の敵

行方不明だった4番目のシンビオート、ライオットが最後の敵になる
ライオットはヴェノムたちのリーダーで、能力は桁外れだ
ドレイクの身体を乗っ取ったライオット
宇宙船で仲間のシンビオートを連れてきて、地球を乗っ取るつもりである
エディとヴェノムは協力して、ライオットに立ち向かう
ここはなかなか熱い展開だった

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本作の物足りない点

この「ヴェノム」を見て頭をよぎったのは、映画化やアニメ化もされた岩明均の名作「寄生獣」


寄生獣(1) (アフタヌーンコミックス)

謎の生物に寄生され、協力して戦うというのは共通している
しかし、「寄生獣」のミギーは一度寄生すると身体に同化してしまい、他の人間には移れない
だから、運命共同体である主人公の命を守るため戦う
すごく納得がいく理由だ

それに比べてヴェノムは自由に他の人間に乗り移ることが出来る
そうしないのはエディのことを気に入ったからという、ただそれだけ
他のシンビオートは好き放題に人間を殺しまくっているのにだ
さすがにこれはご都合主義に思えた
ヴェノムがエディと行動を共にせざるをえないちゃんとした理由を提示してくれたら、もっと素直に物語を受け入れることが出来ただろう
ここは残念な部分

またダークヒーローである「ヴェノム」にもっとも期待していたのは、他の真っ当なマーベルのヒーローには出来ないはっちゃけた行動
好き放題に街を破壊したり、残虐な行動を期待していた
だが、実際には全く物足りなかった
自由奔放さは「デッドプール」以下である
ヴェノムが聞き分けが良すぎるのだ
もっとエディとも緊張感ある関係にして欲しかった

どうやら今後のMCU作品とのクロスオーバーの可能性を考えて、暴力性をトーンダウンさせて無難なものにしたらしい
真の悪のヒーローが誕生したかも知れないのに、本当に残念である

エピローグ

最後の刑務所のエピソード
意味が分からなかった人も多いだろう
エディが会ったウッディ・ハレルソン演じる人物はクレタス・カサディという
連続殺人鬼で原作ではシンビオートに寄生されている
映画のこの時点では寄生されているかは不明だが、おそらく続編で最強の敵として再登場すると思われる

そして、エンドロールの最後に最大のサプライズ
何かアニメーションが始まった!!
これは並行世界のスパイダーマンが大集合して「インヘリターズ」という敵と戦う「スパイダーバース」という作品をアニメ化したもの
つまりただの宣伝だったようだ
正直、紛らわしい

まとめ

ダークヒーロー誕生というわりには、無難な出来になってしまった
大人の事情というやつである
それなりに面白いが不完全燃焼
せっかくのトム・ハーディの熱演がもったいない
もっと「デッドプール」のように、はじけて欲しかった

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Venom (2018) on IMDb


rotten tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/venom_2018
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=363360

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