Netflix「ヴィンチェンツォ」第1話と第2話ネタバレ感想 悪を倒せるのは悪だけ!!

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韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」がNetflixで配信開始
マフィアの顧問弁護士だったヴィンチェンツォ・カサノは、帰国した韓国で大企業を相手に壮絶な死闘を繰り広げることになる
そんなあらすじだったので、ハードなノワールものを予想していたら…………

…………コメディだった!!(笑)

ヴィンチェンツォ役のソン・ジュンギのイケメンぶりが凄い
恐ろしくスーツ姿が似合っている
またヒロインにしてはあくが強いチョン・ヨビンも存在感があった
シリアスと笑いのバランスが絶妙
卑劣な手段で雑居ビルからの立ち退きを迫る大企業
無力な住民たち

悪には悪を

手段を選ばないヴィンチェンツォの反撃が痛快
弁護士ものとしてはかなり斬新
とにかくソン・ジュンギが魅力的
まだ2話だが、かなり期待できそうだ


予告編

『ヴィンチェンツォ』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ヴィンチェンツォ」(原題Binsenjo)
演出:キム・ヒウォン
キャスト:ソン・ジュンギ、チョン・ヨビン、テギョン、ユ・ジェミョン、クァク・ドンヨン
全20話
製作国:韓国(2021年)

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ざっくりあらすじ

マフィアの顧問弁護士を務める韓国系イタリア人、ヴィンチェンツォ・カサノ。韓国に帰国した彼は、そこで大企業と壮絶な死闘を繰り広げる…………

感想(ここからネタバレ)

「シーシュポス: The Myth」といい、Netflixの韓国ドラマ多すぎ!!
時間がいくらあっても足りない

Netflixで韓国ドラマ「シーシュポス: The Myth」が、2月17日から配信を開始した 天才エンジニアである主人公ハン・テスルと、...

帰国

ヴィンチェンツォ・カサノは韓国系イタリア人
マフィアの顧問弁護士で、その冷酷な頭脳と卓越した問題の処理能力で、ボスから信頼されていた

そんな自分を可愛がってくれたボスが死んだ
ボスの息子パオロは、今後は自分に従うように言った

「お前は忠誠を捧げるに値しない」

怒ったパオロは殺し屋を送り込んだが、ヴィンチェンツォは返り討ちにした

「ボスに免じて命は助ける。死にたくなかったら、俺を探すな」

電話でパオロにそう言って、ヴィンチェンツォはイタリアを後にした

ヴィンチェンツォは故郷である韓国に帰ってきた
だが、長く滞在するつもりはない
彼にはある目的があった
クムガ・プラザという雑居ビル
その地下に15トンの金塊が眠っている
それを手に入れる

しかし、いくつかの問題があった
大企業であるバベル・グループが、ビルを買収しようとしているのだ
彼らはクムガ・プラザを壊し、自分たちのビルを建てるつもりでいる

クムガ・プラザが解体されたら、地下室の金塊が見つかってしまう
絶対にビルの買収を阻止しなければならない

いまだに立ち退きを拒否して、クムガ・プラザに残っている住民たち
ヴィンチェンツォは図らずも、彼らに代わってバベル・グループと戦う羽目になり…………

作品解説

「ヴィンチェンツォ」は韓国の有料チャンネルtvNで2021年2月20日から2021年4月25日まで、毎週土曜日と日曜日の午後9時から放送される
Netflixでは放送終了後に配信
全20話

ドラマ制作は「愛の不時着」のスタジオ・ドラゴン

ソン・ジュンギ

韓国系イタリア人ヴィンチェンツォ・カサノを演じる
8歳の時にイタリアに渡り、マフィア”カサノファミリー”のボスの養子になった
ファミリーの顧問弁護士を務めていたが、ボスの死をきっかけに韓国へ帰国した
冷血でポーカーフェイス
目的達成のためなら、手段を選ばない
図らずも韓国で大企業を相手に戦うことになるが…………

スーツ姿の似合うクールなイケメン
ソン・ジュンギはめちゃくちゃハマっていた
とても「スペース・スウィーパーズ」と同一人物とは思えない

Netflixオリジナルの韓国映画 2092年、宇宙のゴミを清掃する宇宙船「勝利号」の4人組は、大量破壊兵器である人型ロボットを偶然発見し...

チョン・ヨビン

ヒロインのホン・チャヨンを演じる
韓国で最高の法律事務所のエース弁護士
訴訟に勝つためなら何でもし、「悪魔の舌」と恐れられている
善悪には興味がない
重要なのは勝利のみ
それが彼女の信条である
人権弁護士である父親のホン・ユチョンとは正反対
そのため父とは会うと喧嘩ばかり

バベル・グループの弁護をし、勝つためなら何でもする強烈なキャラクター
ハッキリ言って、悪役としか思えない

この人、本当にヒロインなの!?

最初はそう思ったが、次第にいいところも見えてきた
意外とツンデレ


クムガ・プラザ

ピアノ教室
クリーニング屋
イタリアンレストラン
質屋
ダンス教室


立ち退きを拒否して居座るクムガ・プラザの住民たち
全員、強烈な個性の持ち主
そして彼らの代表である法律事務所「藁」の弁護士ホン・ユチョン
ヴィンチェンツォは彼らと共に、バベル・グループと戦うことになる

コンシリエーリ

マフィアの顧問弁護士だったヴィンチェンツォ
だが、ただの弁護士ではない
劇中でも何度も出てくるが、彼はコンシリエーリである

コンシリエーリとはボスの右腕であり相談役
実質、ファミリーのナンバー2である
つまりヴィンチェンツォの本質は弁護士というよりもマフィア
そのために自ら手を汚すことも辞さない

ヴィンチェンツォはボスの養子であり、次のボスの有力候補だった
実子のパオロがヴィンチェンツォの命を狙ったのは、そういった事情も大きいのだ

急展開

序盤、ボスの葬儀の日、ヴィンチェンツォは敵対するファミリーのボス、エミリオの家へ向かう
ブドウ畑を返すように忠告するヴィンチェンツォ
エミリオは聞く耳を持たず、ヴィンチェンツォに蔑みの言葉を投げる
ヴィンチェンツォは立ち去り際、ブドウ畑に火をつける
盛大に燃え上がる炎

強烈な出だしである
冷酷で敵には容赦なし
身につけているものは、全てが一級品
つねにポーカーフェイス
ヒットマンが襲ってきても、冷静沈着に返り討ちにする
まさに完璧超人としか思えないヴィンチェンツォ

韓国に来てからのギャップが酷い!!

いきなり強盗に遭い、荷物や金品を盗まれるヴィンチェンツォ
思わず「韓国は何て国だ。くそったれ!!」と叫び、周囲から「イケメンなのに残念な人」とささやかれる
あてがわれた部屋はオンボロで、シャワーからお湯が出ない
ブランド物のスーツをクリーニングに出すと、縮んで戻ってくる
まさに惨憺たる有り様

シリアスなストーリーだと思っていたので、あまりの急変ぶりに戸惑った
しかし、だんだんと楽しくなってきた
シリアスとコメディのバランスが絶妙なのだ

ただの一般人が実は凄腕のマフィア
作品として近いのは岡田准一の「ザ・ファブル」だろう

「ザ・ファブル」が好きなら、本作も気に入るはずだ

制裁

ホン・チャヨンはヴィンチェンツォに言う

「イタリアではマフィアは一つだけでしょ。韓国は国会、警察、検察、企業、全てがマフィアなのよ!!」

弱者を卑劣な手段で踏みにじろうとする巨悪

悪を制裁できるのは悪だけ

偽物のマフィアを本物のマフィアが駆逐していく
かなりのカタルシスだ
今後のヴィンチェンツォの活躍から目が離せない

まとめ

アクションあり、スリルあり、笑いあり
思った以上にとっつきやすいドラマ
キャラクターも魅力的
これは傑作になりそうな予感

Netflixで韓国ドラマ「シーシュポス: The Myth」が、2月17日から配信を開始した 天才エンジニアである主人公ハン・テスルと、...


Binsenjo (2021– ) on IMDb


allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/375922

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