新型コロナウイルスにより世界は激変した
レストランやバー、小売店、遊園地
直接訪れる客に依存する業界は、対応を迫られている
新型コロナウイルスの蔓延を避けるために必要なことの一つは、人々が密集しないこと
映画館はもろに当てはまる
現在、全米の映画館はほとんど閉鎖されている
それがいつまで続くか分からない状況だ
多くの企業がワクチンの作成に取り掛かっているが、完成し広く利用できるようになるまで、1年から1年半かかるといわれている
専門家は言う
「可能な限り迅速に進める一方で、近道をとらないことが非常に重要です」
この新型コロナウイルスの騒動が収まった時、映画館は生き残っているのか?
現在の状況
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」「ムーラン」「クワイエット・プレイス PART II」「ブラック・ウィドウ」「ワイルド・スピード ジェット・ブレイク」
多くの話題作の公開が延期されている
また撮影中だった作品も、多くが製作をストップしている
全米劇場所有者協会(NATO)の会長ジョン・フィティアンは「状況は酷い」と語った
これから3ヵ月から4ヵ月、収入がなくなる
従業員を解雇したとしても、劇場の維持費や光熱費を払わなければならない
「心配なのはウィルス騒ぎが終わった時に、映画館がまだ存在しているかどうかです」
アメリカ最大の映画館チェーンの一つ、AMCシアターズのCEO、アダム・アロンは映画館の再オープンは6月中旬になるのではないかと予想している
カナダ最大の映画館チェーンであるシネプレックスは「再開を予想するには時期尚早だ」と声明を出した
結局のところ、劇場がいつ復活するかは、いまだ誰にも分からない
ストリーミング・サービスが映画館の代わりになる?
人々が気軽に劇場に出かけられない現状では、Netflixやプライムビデオなどのストリーミング・サービスの需要が高まると予想されている
これなら家にいながら、安全に楽しむことが出来る
実際、定額制動画配信サービスの利用者は、この騒動で急増しているようだ
3月25日にはアクセス集中のため、Netflixが世界中で一時的にダウンするという事態も起こっている
また映画館が閉鎖されているため、スタジオもストリーミングに力を入れているようだ
公開されて間もない「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey」や「透明人間」などの新作が、アメリカでは早くもオンラインでレンタルや購入が可能となっている
ディズニーは大ヒットした「アナと雪の女王2」を、定額制動画配信サービスのDisney+(ディズニー・プラス)のラインナップに加えた
異例の早さだ
大画面テレビ、音響設備
昨今は家庭での視聴環境も充実しつつある
加えてウイルスに怯えることなく、安全に視聴が可能
このライフスタイルが定着し、コロナウイルスの騒動が収まっても、観客が映画館に戻ってこないのでは?
業界はそれを心配しているようだ
観客は映画館に戻ってくるか?
DEADLINEの記事によると、分析会社EDOのアンケートでは新型コロナウイルスの騒動が収まったら、大多数の映画ファンが劇場に戻ると発表した
ただし、その内の45%が再開後、映画館に戻るまで数週間待って様子を見ると答えた
新型コロナウイルスという未知のウイルス
人々が慎重になるのは当然だろう
映画館が再開しても、すぐに元通りとはいかないようだ
新型コロナウイルスの騒動が始まってから、アメリカではドライブインシアターが人気を博している
人々は車の中で映画を楽しむ
これなら見知らぬ客の咳を気にすることもない
完全にウイルス問題が解決したと確信が持てるまで、人々はより安全な形で映画を楽しむことになりそうだ
まとめ
新型コロナウイルスの蔓延
映画館は苦境に陥っている
これはアメリカの話だが、日本にも通じるところが多いだろう
早くこの騒動が終息し、以前のように映画館で、安心して映画を楽しみたいものだ
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