「AKIRA」はアメリカでは、1989年12月25日に劇場公開された
日本での公開は1988年7月16日
マンガ史に残る傑作「AKIRA」を原作者・大友克洋自らが監督
総制作費は10億円という当時としては巨額の費用が投じられ、一流のスタッフが集められた
2020年には4Kリマスター版が発売
新アニメ化プロジェクトも発表され、ハリウッドでの実写映画化も過去に何度も噂されている
世界的に熱狂的なファンを持つ「AKIRA」のアニメーション映画
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「AKIRA」
1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第3次世界大戦が勃発した
それから31年後の2019年、東京湾上に構築された都市・ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった
ある夜、不良少年である金田と仲間の鉄雄たちは、閉鎖された高速道路をバイクで走っていた
その路上で26号と呼ばれる奇妙な小男と遭遇
先頭を走っていた鉄雄は転倒し、負傷した
26号(タカシ)と鉄雄は軍のへりに収容され、飛び去って行った
翌日、警察の取り調べを受けた金田たちは、そこでケイという美少女と出会う
彼女はゲリラ活動をしており、タカシの事件にも関わっていた
一方、鉄雄はラボに収容され、強大な能力を目覚めさせていき…………
原作は大友克洋によるコミック「AKIRA」
金田を演じるのは岩田光央
鉄雄は佐々木望
ケイは小山茉美
監督は大友克洋
海外の評価
アメリカでは「AKIRA」のタイトルで公開された
現時点でのIMDbのスコアは8.0/10
ロッテントマトの批評家支持率は91%、観客支持率は90%
メディアの評価
Phelim O’Neill
未来のネオ東京を舞台にした画期的な日本のアニメーションは、相変わらず大胆で華麗であり、大きな影響力を持っています
「ブレードランナー」やキューブリックの「2001年宇宙の旅」など、数十年にわたってこのジャンルに影響を及ぼしてきた偉大なSF映画があります
「AKIRA」もその1本です
何度見ても、つねに新しいものや見逃していたものを発見することができます
この作品はいまだにスタイリッシュでスリリングで、時代遅れになることを拒みます
5/5
News of the World
「マトリックス」、「ダークナイト」、「マイノリティ・リポート」、「インセプション」など、最近の素晴らしい大ヒット作の多くは、全て「AKIRA」の影響を受けています
5/5
Guardian
1988年の画期的な日本のサイバーパンク・アニメーション
アキラの奇妙さにはとても驚かされ、時にとても当惑させられます
しかし、世界全体が終わり、別のものとして生まれ変わるというビジョンには、どこか得も言われぬ歓喜があります
4/5
Chicago Tribune
監督の大友氏はアニメーションならではの優れたアイデアをいくつか持っています
それでも「アキラ」は生まれながらのアニメーターではなく、漫画家から生み出された作品だと強く感じさせます
映画の大部分が漫画の静止したコマのように感じられ、動きはあってもディズニーのようにキャラクターを定義するものではなかった
2/4
Lessons of Darkness
大友克洋のサイバーパンクアニメの古典である「アキラ」は、爽快であると同時に混乱を招きますが、それでも驚異的なアニメーションを否定することはできません。
この映画はあまりにも多くのサイドストーリーを詰め込み、複雑化しています
しかし、純粋に視覚的な体験として強烈です
「アキラ」は人類の科学の進歩についての寓話と、権威者に対する怒りの報復についての青春物語として機能します
ですが、この大友の傑作を本当に楽しむには、心をオフにして驚異的な映像をただ楽しむのが最善です
評価:B+
Deep Focus Review
現在でももっとも重要なアニメ映画の1つとみなされている「AKIRA」は、その信じられないほどの影響力、忘れられないデザイン、そして日本の文化的アイデンティティを通じて、メディアの限界を超えています
3.5/4
Rotoscopers
「アニメファン必見の映画」のリストを作るとしたら、大友克洋のアキラは間違いなくそのリストに入ります
おそらくプロットはそれほど面白くないかもしれませんが、素晴らしい映像やサウンド、シークエンスが毎ターンあなたを魅了します
巨大なテディベアが動き出したり、人の臓器や体が風船のように膨張したり、これまで見たことのないものを見ることができます
確かに暗くて暴力的ですが、とてもクリエイティブなので本当に楽しい体験です
9.5/10
Cine Premiere
「AKIRA」はほぼ30年たった今でも、このジャンルで最高のものであり続けます
この傑作にパーフェクト以外の評価を与えるのは、間違いなく冒涜です
5/5
観客のレビュー
「真の視覚的傑作。アキラはこれまででもっとも素晴らしいSF映画の1つです」
「崇高なアニメの古典的名作。アニメーションの細部へのこだわりは信じられないほどです。アニメのアクション映画が最先端の実写映画に匹敵することは滅多にありませんが、アキラはこれを完全に達成しています」
「ゴージャスなビジュアル、素晴らしいサウンド。これは必見の映画です」
「アキラを初めて見たのは、10代の頃でした。当時、私は日本のアニメに夢中になっていました。それからも私はアニメを見続けていますが、今でもアキラは史上最もユニークで想像力豊かなアニメの1つです。強くお勧めします!」
「完璧なサイバーパンクアニメ!」
「ダークで混沌とした世界観と暴力的なストーリーで、アキラは10代の不安と怒りに満ちています。映画は視覚的に素晴らしく、セルアニメーションの傑作です。この映画はいまだに古さを感じさせません。アニメとSF映画全てのファンにとって、必見の作品となっています」
「素晴らしい映画で、私のお気に入りの1つです。私が見た中で、最も見栄えがする映画であり、アートディレクションが本当に素晴らしい」
「最初の1時間は本当に素晴らしかった。だが、後半はストーリーが肥大化し詰め込みすぎで、見ていて疲れました」
「アキラにどれほど夢中になったか、言葉では言い表せません。アニメーションは美しく、サウンドは驚異的で、私の中に多くの感情を呼び起こしました。全てのアニメーションにとって、真の指標となる作品です。10/10」
「冒頭のバイクチェイスは、永遠に記憶に焼き付けられるだろう。しかし、映画は多くの部分が支離滅裂に見えました。おそらく2000ページを超える漫画を、120分の映画に押し込んだためです。映画ではなくテレビシリーズで見てみたいと思いました」
「ほぼ完璧。でも、原作の方が少しだけ良いです」
「アキラは私が初めて見た日本のアニメでした。1994年のことです。28年経った今でも、強烈に記憶に残っています」
「日本語の演技も吹き替えも素晴らしい。この映画の全てが信じられないほど見事で、その評価は100%に値します。強くお勧めします」
「最高のアニメ映画。キャラクターが良く、特に悪役としての鉄雄の成長が素晴らしかった」
「アキラはそのままで完璧です。実写化は必要ない」
「見事なアニメーションとテーマが、アキラをいまだに色褪せない名作にしています」
「ストーリーは少し分かりにくいところがありますが、手描きアニメーションが素晴らしい。これは今も昔も映画史に残る記念碑的作品であり、新たな観客も魅了するでしょう」
「史上最高のアニメ! これを見るのは2度目でしたが、最初の時と同じく、アドレナリンが湧き上がりました」
「アニメに興味はありませんが、この映画は素晴らしい」
「エヴァを除けば最高のアニメ」
「史上もっとも好きな映画の1つで、原作まで読んでしまいました。本当に時代を先取りした作品です」
「このアニメ映画はアメリカや西洋諸国に、アニメが単なる子供向けのものではないことを認識させました。時間を費やす価値のある映画です」
「おそらくスタジオジブリ以外のアニメ映画で、アメリカでもっとも有名な作品。30年以上経った今でも、その手描きのアニメーションの豪華さは信じられないほどだ」
「年を重ねるごとに味わいが増すクラシックな逸品」
「画期的なアニメーション、見事なビジュアル、スタイリッシュな暴力、そして魅力的なストーリーを備えたこの作品は、大人向けのアニメーションの黄金基準を打ち立てた、象徴的で影響力のあるアニメーションの古典であり、まだ匹敵するものはありません」
「これは断然、史上最高のアニメーション映画の1つです。英語の吹き替えがいまいちなのが残念」
「誰も真の悪役やヒーローではないという事実が、私がこの映画を愛する理由の1つです。各キャラクターにはそれぞれに欠点がありますが、いくつかの長所もあります。ネオ東京という都市自体にも魅力があります。この映画は史上最高のアニメ映画の1つとして評価されるのに値します。10/10」
「傑作ですが2時間の枠に収まるように、原作の大部分がカットされました。漫画も読むことを強くお勧めします」
「史上もっとも影響力のあるアニメ映画。アキラは今でも日本のアニメーションの頂点であり続けます」
「大学の日本映画の授業で初めて見ました。鉄雄と金田の最後の対決は美しい。アニメに興味があるかどうかに関係なく、アキラは必見です」
「何年もの間、私は色々な人から『アキラを見たことがあるか? あれは史上最高のアニメ映画の1つだよ』と言われ続けてきました。ようやく私はそれを見てみましたが、衝撃を受けました。多くの人が言った通り、間違いなく史上最高のアニメ映画の1つです」
「アキラは永遠の傑作であり、アニメーションは今日の基準で判断しても驚異的です」
「これはアニメを今日の国際的な地位に導いた伝説的な作品です。10/10」
「アキラはアメリカでアニメブームを巻き起こした。これは言語を超えて楽しめる映画だ。1937年にディズニー初の長編映画『白雪姫』が公開されて以来、最も革新的なセルアニメーション作品」
「ひどい英語の吹き替えではなく、適切な日本語バージョンをついに見ることができました。全ての印象が変わり、見違えました」
「アキラをアニメの『市民ケーン』と考えてください。すでに20年以上が経過していますが、これはアニメが西洋に渡り、世界中に普及するのに貢献した映画です」
「初めて見た時は言葉を失いました。今でも同じ気持ちです。10/10」
「これは単なるアニメではなく、伝説です」
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