「バンパイアハンターD」はアメリカでは、2001年9月23日に6つの劇場(のちに12に拡大)で公開された
日本では2001年4月21日に、英語音声日本語字幕版が公開された
その後、DVDソフト化の際は日本語吹き替え版も収録された
菊池秀行の人気小説「吸血鬼ハンターD」を、アニメ界の鬼才・川尻善昭がアニメ映画化
アニメーション制作はマッドハウス
最終戦争後、人類の頭上には「貴族」と称するバンパイアが君臨していた
ある夜、荘園主エルバーン家の娘・シャーロットがバンパイアに誘拐された
エルバーンはバンパイアハンターとして名高い“D”に、娘を連れ戻すよう依頼するが…………
原作シリーズ第3作「D-妖殺行」を完全映画化した「バンパイアハンターD」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「バンパイアハンターD」
最終戦争の後、人類の頭上には「貴族」と称するバンパイアが君臨していた
そして、その貴族たちを狩る者たちは「バンパイアハンター」と呼ばれた
中でも貴族と人間の混血児”ダンピール”は、理想のバンパイアハンターだった
ある夜、荘園主エルバーンの令嬢シャーロットが、貴族マイエル=リンクに誘拐された
エルバーンはダンピールのバンパイアハンター“D”に、娘の救出を依頼した
一方で冷酷非道で知られる賞金稼ぎのマーカス兄弟も、シャーロットを追っていた
Dはシャーロットが乗せられた馬車を追うが、行く手にはバンパイアたちが立ちはだかり…………
原作は菊池秀行の人気小説「吸血鬼ハンターD」
Dを演じるのは田中秀幸
左手は永井一郎
マイエル=リンクは山寺宏一
シャーロットは篠原恵美
ボルゴフ=マーカスは屋良有作
レイラは林原めぐみ
キャラクター原案は天野喜孝
監督は川尻善昭
アニメーション制作はマッドハウス
海外の評価
アメリカでは「Vampire Hunter D: Bloodlust」のタイトルで公開された
現時点でのIMDbのスコアは7.6/10
ロッテントマトの批評家支持率は70%、観客支持率は86%となっている
メディアの評価
THEM Anime Reviews
マッドハウスがまたもや素晴らしい作品を生み出しました
アートとアニメーションは実に驚異的で、細部までこだわって滑らかにアニメーション化されており、まるで生きているかのようです
キャラクターはDを始め、マイエル=リンク、マーカス兄弟、レイラ、シャーロットまで、誰もが素晴らしく、無駄なキャラはいません
これはホラー、吸血鬼映画、そしてアクションアドベンチャーのファンなら、誰でも楽しめる素晴らしい映画です
1985年の最初のアニメも悪くなかったですが、この映画はDの名に恥じないほど遥かに優れています
5/5
Laramie Movie Scope
素晴らしいアートワーク、しっかりしたストーリー、優れたキャラクター
登場人物は誰もが善と悪の両面を持っています
「バンパイアハンターD」は私が見た日本のアニメで、最高の作品の1つです
評価:A
Austin Chronicle
「バンパイアハンターD」は日本のアニメの素晴らしさの核心に迫ります
面白いストーリーの中に衝撃的なほど美しい映像があり、アクション、ロマンス、そしてバイオレンスがあります
人気アニメ「レンズマン」の監督でもある川尻善昭は、自分の技術を熟知しており、この映画には紛れもなく100万ドルの価値があります
唯一不満に思ったのは、上映時間が長すぎることで、あと15分短く出来たはずです
この映画は子供には見せられませんが、年配の観客にとっては血みどろでゴージャスな至福の作品です
3/5
a wasted life
この映画のストーリーはかなり馬鹿げたように聞こえますし、実際そうなのですが、幸いなことにそれらが積み重なって、魅力的で視覚的に刺激的な作品になっています
どんなに荒唐無稽でも決して退屈することはなく、アニメーションも息を呑むほどです
川尻善昭監督が最高のアニメ監督の1人とみなされているのは、驚くべきことではありません
この映画はディズニーやピクサーのものとは全く異なります
大人向けで美しく、アクション満載で、暴力的で、本当に見る価値のある映画です
Geeks
バンパイアハンターDが帰ってきた!
15年ぶりの新作ですが、この映画は1985年の前作よりはるかに優れており、視覚的にはマスタークラスとも言える作品です
影の使い方によって真のゴシックな雰囲気が生まれ、とても気に入っています
脚本は完璧で、ユーモアも絶妙に盛り込まれています
欠点としては最後の敵(ネタバレになりますが、マイエル=リンクではありません)の存在感が薄かったところです
結論として、これはアニメファンであろうとなかろうと楽しめる素晴らしい映画です
テンポも良く、アニメーションも良く、ストーリーは薄っぺらいながらもよく出来ています
これは週末に仲間と見るのに最適な映画です
観客のレビュー
「史上最高のアニメ映画の1つ。ストーリー、キャラクター、アート、アクション、どれも素晴らしい」
「非常に過小評価されている作品。最高のホラー・アニメ映画」
「アニメーションの質は1作目よりもずっと良い。吸血鬼が好きなら、ぜひ見ることをお勧めします。原作シリーズはたくさん出ているので、映画を見た後、物語の続きが知りたければ、英語で翻訳された原作小説を探してみてください」
「名作です。こんなに美しいアニメの傑作に出会えて幸せでした。ただし、英語吹き替えはダンピールの発音が間違っていました。日本語版を見ることをお勧めします」
「これは凄い映画でした。最高の実写映画にも引けを取りません」
「まさに古典的名作。こんなに面白いのにバンパイアハンターDのテレビシリーズが、まだ作られていないことが驚きです」
「バンパイアハンターDは決してブレイドのアニメ版ではありません。私が感銘を受けたのは、登場する生き物や武器がかなり独創的だったことです。この映画の制作には多くの注意が払われたことが分かります。これは私のヴァンパイア映画のトップ3に入ります」
「美しいアート、血みどろのバトル、人種差別を彷彿とさせるテーマ。まさに西洋のホラーファンタジーのハイブリッド作品です」
「吸血鬼映画としてとても楽しめました。トライライトよりはるかに良かったです」
「前作より大幅にアップグレードされました。原作も読みましたが、とても良いです」
「ゴシックで血みどろのアクション満載の映画。特にデビルメイクライや悪魔城ドラキュラシリーズのファンにとっては必見です」
「単なる典型的な吸血鬼映画ではなく、SFの要素も取り入れているのが素晴らしい」
「私のお気に入りのアニメ映画。ストーリーは少し物足りないですが、アクションとアニメーションは素晴らしいです」
「視覚的にスリル満点で、ストーリーもしっかりしている。アニメの古典的名作であり、史上最高のダークファンタジーの1つ。凄いとしか言えない」
「忘れられない作品の1つです。これに匹敵する吸血鬼映画を探すのは難しい」
「素晴らしいアニメーションで、原作にかなり忠実です」
「自分はアニメファンではありませんが、バンパイアハンターDは本当に素晴らしいです。何十年も時代を超えて残る素晴らしいアクション映画だと思います。感動しました」
「この続編にはかなりガッカリしました。第1作の方がずっと良かった」
「美しいゴシックなアニメーションスタイルは本当に素晴らしいです。また前作よりストーリーのテンポもアクションも改善されています」
「アニメーションは本当にクールだったけど、ストーリーはかなり弱かった」
「美しく作られたアニメで、全てのシーンが傑作です。Dと左手の掛け合いも楽しかった」
「バンパイアハンターDはアニメでは伝説的な作品です。子供の頃に1作目を見たのですが、忘れられない作品でした。そして、友達から借りた続編も、とても満足しました」
「川尻善昭のスタイルは非常に繊細でパワフルで、バンパイアハンターDは彼の個性をもっともよく表す作品となっています。素晴らしい瞬間がたくさんありますが、特にエピローグは最高でした」
「IMDbで高い評価を受けているので、試しに見てみることにしました。これは期待を上回り、最初から最後まで楽しめました。私はこの映画の雰囲気が非常に好きです。10点満点中10点です」
「川尻善昭監督は本当に素晴らしいアニメ映画を、私たちに与えてくれました。吸血鬼の物語やファンタジーが好きなら、これは必見です」
「アートは素晴らしかった。天野喜孝は最高。ストーリーは少し弱い」
「この映画は最高にエキサイティングです。1時間半があっという間に過ぎます。10/10」
「日本のアニメが高い評価を得ている理由の1つは、他の国のアニメーションと異なり、大人向けでより深みのあるキャラクターが描かれているからです。バンパイアハンターDに登場するキャラクターたちは、本当に素晴らしい」
「これはエキサイティングな吸血鬼映画です。アクションが満載で、非常によく動きます。アニメ予算を節約するためによく使われる止め絵を心配する必要はありません。ぜひお勧めします」
「キャラクター、クリーチャー、世界そのものが見事にデザインされています。これこそがアニメの主な利点です。そして、魅力的なストーリーと興味深いキャラクターのおかげで、東洋のゴシックの傑作が誕生しました」
「主人公のDは見栄えが良く、魅力的です。ただし、私にとっては映画のペースが遅すぎました。吸血鬼と人間のロマンスもありがちに感じます」
「これはまさに傑出した芸術作品です。アニメーションの品質と滑らかさは称賛に値します。最初から最後まで夢中になり、欠点を見つけることは不可能でした。私は心からこの映画を、全ての人にお勧めします」
「なぜこの作品にもっと高い評価がつけられないのか理解できません。本当に素晴らしい作品です。2回見ましたが、2回とも満足しました。唯一認めざるを得ないのは、12話のテレビシリーズの方が、良かったかも知れないということです。まだまだ掘り下げられる部分がたくさんありました。それでも10/10の評価にふさわしい」
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コメント
これはマジで過小評価というか面白さの割に観られてない名作
中世ファンタジーにSFをミックスしたような世界観で能力バトル的なところもあるしラストも良い
娯楽作として完成度高い
作画アニメと言えば?で真っ先に挙がるやつー
見終わった後に「古典の名作を見たな」って感覚が残る
最近のようなド派手で衝撃的な展開の作品を期待してたら眠くなるかもだけど、
そういうのに疲れたら気分転換に見てみるのも良いと思う
>欠点としては最後の敵(ネタバレになりますが、マイエル=リンクではありません)の存在感が薄かったところです
だってあれオリキャラなんだもん
>単なる典型的な吸血鬼映画ではなく、SFの要素も取り入れているのが素晴らしい
時はSF全盛期の末期で、菊地秀行デビュー作の魔界都市新宿でも不本意ながらサイボーグなどを出すしかなかった
その後もトレジャーハンターやこのDでもSFとファンタジーの折衷的なものにせざるを得なかったものの
菊地作品やロードス島戦記などのヒットで怪奇伝奇ファンタジー大流行への移行がスムーズになされたから、苦心の甲斐はあったさ
>こんなに面白いのにバンパイアハンターDのテレビシリーズが、まだ作られていないことが驚きです
初期というか2作目までのDは現在の寡黙な重たい人物像とは若干キャラ違うんで、まず小説版の序盤のリファインをしてほしい
そのまま連続したアニメ化したら整合性に難がある
>人気アニメ「レンズマン」の監督でもある川尻善昭は、
やめたげて。代打登板の結果デビュー作で黒歴史。
川尻監督と言えば普通、同じ菊地秀行の「妖獣都市」のイメージが先じゃない?
スタジオライブ味のあっちじゃなかったか。あっちはあっちで音楽好きなんやけどな。
doasinfintyの方だよね?昔の波平に下衆な事言わせる方ではないよね?古典扱いはちょっとショック
手書き作画の最高峰。クラシックな雰囲気も良きです。
Dとか40年くらい前に読んだ記憶があるな
夢枕獏のキマイラとか笹本祐一の妖精作戦とかその辺のソノラマ文庫はよく読んでた
この作品は作画が重厚で良かった