「パーフェクトブルー」は1997年8月5日に、カナダのモントリオールで開催されたファンタジア映画祭で初公開された

日本での公開は1998年2月28日
「パプリカ」「千年女優」などの今敏の監督デビュー作
原作は竹内義和の小説「パーフェクト・ブルー 完全変態」
アイドルグループを脱退し、女優へと転身を図った霧越未麻
しかし、TVドラマの過激なシーンやヌード写真集など、アイドル時代ではありえないような仕事に戸惑いを隠せない
そんな中、彼女の関係者を狙った連続殺人事件が発生し…………
アニメで本格的なサイコホラーに挑んだ「パーフェクトブルー」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「パーフェクトブルー」
霧越未麻はアイドルグループ「CHAM」を脱退し、女優への転身を図る
しかし、そのことに落胆するファンも少なくなかった
最初はTVドラマの端役しかもらえなかった未麻
だが、次第にレイプシーンやヌード写真集など、過激な仕事が増えていく
アイドル時代では考えられないような仕事に、未麻は戸惑いを隠せない
そんな気持ちとは裏腹に、未麻の知名度は上がっていった
ある日、未麻宛てに送られてきたファンレターが、爆発する事件があった
恐怖におびえる未麻
やがて未麻の関係者が、次々と殺されていき…………
未麻を演じるのは岩男潤子
ルミは松本梨香
田所は辻親八
キャラクター原案は江口寿史
脚本は村井さだゆき
監督は今敏
アニメーション制作はマッドハウス
海外の評価
アメリカでは「Perfect Blue」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは8.0/10
ロッテントマトの批評家支持率は84%、観客支持率は89%
メディアの評価
Sci-Fi Weekly
「パーフェクトブルー」はリアルな作画と挑戦的なストーリーにより、押井守監督の「攻殻機動隊」や大友克洋の「AKIRA」と並んで高い評価を受けている
この作品が成功した最大の理由は、現実と虚構を非常に流動的に交差させる自己言及的なストーリーにあり、観客は衝撃的な結末まで何が真実か区別することが出来ない
評価:A
Irish Times
2010年に膵臓癌で亡くなった偉大な映画監督である今敏氏の「パーフェクトブルー」が、ついにイギリスとアイルランドで劇場公開されることになりました
これはダーレン・アロノフスキー監督の「ブラック・スワン」に影響を与えた、比類のない傑作です
4/5
Observer (UK)
「パーフェクトブルー」が画期的なアニメであることに異論はない
しかし、レイプや性的暴力のシーンは見るに堪えなかった
2/5
Independent (UK)
映画製作者たちは現実とテレビドラマ、そして夢の境界線を意図的に曖昧にしている
非常にめまいがして、方向感覚を失うような気分を味わえる
一方でスリラー部分は実写映画でよく見るパターンだ
それでも日本のアニメについてスタジオジブリや宮崎駿しか知らない西洋人は、セックスや流血が描かれ、荒涼としたビジョンのこの作品に驚かされるだろう
3/5
Guardian
今敏監督の1997年の「パーフェクトブルー」は、元アイドルとストーカーを描いたスリラーで、今見ても衝撃的だ
ただし、性的な暴力やヌードが多く、不快に感じる人も多いだろう
3/5
Common Sense Media
「パーフェクトブルー」は多くの批評家が選ぶアニメ映画リストの上位にランクインし、今敏監督の名を世に知らしめた作品です
この映画は殺人や暴力シーンが数多くあり、素晴らしくトリッキーでありながら、満足のいく結末に向かって盛り上がっていきます
その後、多くの人気映画にコピーされたこの作品は、いまだに影響力を持ち続けています
4/5
Lessons of Darkness
大人向けアニメとして「パーフェクトブルー」は非常に魅力的である
アニメーションにはムラがあり、英語吹き替えはひと言でいえば最低だ
それでもこの映画はアイドルと熱狂的なファンとの脅迫的で中毒的な関係と、有名人の公のイメージと素顔との間の不安定な関係を鋭く描いている
ただし、生々しい暴力と不必要なヌードがいくつかあることは、覚悟しておいてほしい
評価:B+
San Francisco Chronicle
「パーフェクトブルー」はアニメーションを通じてスリラー、メディアの魅力、心理的洞察、ポップカルチャーを取り上げ、それら全てをひっくり返すことに成功している
3/4
In Their Own League
今敏のデビュー作「パーフェクトブルー」は催眠術のように魅惑的であり、何年たってもその印象は強まっている
現代映画の最大の悲劇は、今敏監督がたった4本の映画しか残せなかったことだ
それでも「パーフェクトブルー」はいまだに傑作であり続けている
5/5
観客のレビュー
「ストーリー展開がゆっくりで時々分かりにくいですが、全体的には信じられないほど緊迫感がありました。アニメファンには絶対にお勧めです」
「このサイコスリラーは日本のアニメ映画の絶対的な名作である。この映画を好きになるのにアニメファンである必要はない。1本のスリラーとして非常に上手く機能している。アニメーションもとても良く、岩男潤子演じる未麻の演技も素晴らしい」
「アニメーションという形式と深層心理を深堀りするスリラーは、相性がぴったりだと感じました。特にこの映画はあなたを本当に不安にさせる魅力的な物語を語っています」
「良いスリラーだが、ちょっと混乱する」
「私はこの映画を心から愛しています。特にサウンドトラックは本当に素晴らしい」
「この傑作はホラージャンルを深く掘り下げ、私たちを恐怖のどん底に突き落とすと共に、ミュージシャンやアーティストの複雑な内面世界と、キャリアが終わった後の葛藤を探求します。サイコスリラーが好きな人なら、誰でも必見です」
「全体的には良かったですが、ストーリーは少し分かりにくかった」
「絶対的な傑作。今敏監督、ご冥福をお祈りいたします」
「楽しくて、創造的で、サスペンス満載! 今敏監督の他の作品を見ていないなら、パブリカと千年女優を強くお勧めします」
「名声には大きな代償が伴います。ストレス、アイデンティティとプライバシーの喪失、しつこいファン。ストーリーはリアルで生々しかった。傑作です」
「この映画は傑作であり、90年代よりも今の方が価値があると思います。不気味で、不穏で、美しく、精神病を患う人に対する優れた洞察を提供します」
「故今敏監督の最高傑作。アイドルから転身した女優の葛藤を完璧に描いています。日本の芸能界について何も知らない西洋人は、この映画のさまざまな側面を理解できない可能性が高いので、映画を観る前にリサーチすることをお勧めします」
「明るく振舞う外見の姿と衰退していく精神の対比が、多くの緊張感を生み出しています。美しさと醜さは、物語の重要なポイントです。真犯人にも驚かされました」
「この種の心理スリラーが、ここまで上手く着地するのは珍しい。テーマは全て完璧に表現されており、結末は感情的に満足でき説得力がある」
「見ていると方向感覚がなくなり混乱しますが、もう一度見たい映画です」
「間違いなく今まで見た中で、最高のアニメの1つ」
「結末のどんでん返しには驚きました。これはアニメファンであろうとなかろうと、完璧な映画です」
「この映画は100%、何度も見る価値があります。傑作です」
「時々混乱するところもありますが、これはアニメのスリラーではトップクラスです」
「アニメは子供だけのものじゃないと、この映画は証明してくれます」
「何が現実で何がそうでないのか考えさせられる心理映画。誰にでも絶対にお勧めします」
「今敏監督はアイドルの主人公に、見事に感情移入させる。あらゆるレベルで高品質の作品で、目を離すことが出来ない。そして、アノロフスキー監督はこの映画から、多くのものを拝借している。間違いない」
「緊張感があり、本当に怖い。謎が巧妙で、何度でも鑑賞したくなります。映像と音の使い方は非常に忘れがたいもので、悪夢の中で追いかけられているような感覚を覚えました。間違いなく時代を超えた傑作です」
「何てこった。これは本当に怖いアニメ映画だ」
「おそらく、私が今までに見た中で最高の映画です。パーフェクトブルーは映画の限界を押し広げ、他に類を見ない作品に仕上がっています。ただ驚かせるだけじゃない真のホラーです」
「私が今までに見た中で、もっとも不気味なアニメ」
「『ケープ・フィアー』や『逃亡者』のような90年代の緊迫したスリラーと、『ブラック・スワン』の統合失調症的な要素が融合した傑作」
「現実と虚構が絡み合うストーリーが素晴らしい」
「『ブラック・スワン』は『パーフェクト・ブルー』の劣化版」
「これはおそらく、あなたが聞いたことも見たこともない傑作です。メメントに似ていますが、はるかに優れています。アニメだというだけで見ないのは、非常にもったいない」
「90年代の素晴らしい心理ホラーアニメ。目が飛び出るようなどんでん返しがあります」
「この映画は観客を主人公の心の中に上手く引き込み、彼女の感じる不快感、恐怖、怒り、悲しみを自分のことのように感じさせます」
「今まで見た中でもっとも恐ろしいアニメ映画です。アルフレッド・ヒッチコックとデイヴィッド・リンチの融合」
「主人公と同じように途方に暮れ、錯乱した気分を味わいました」
「確かに実写にも向いているかも知れませんが、アニメにしたおかげでより自由な表現が可能になっています」
「映画というより、非常に強烈な体験。私自身も見ていて、本当に気が狂いそうでした」
「私はアニメをほとんど見たことがありません。しかし、この心理スリラーはこのジャンルのどの映画にも劣らない素晴らしい作品です」
「アイデンティティ・クライシスという概念を探求する心理的傑作。この映画は芸能人としての自分と現実の自分の境界線を曖昧にし、様々な解釈を可能にしています。間違いなく、私が今まで見たアニメ映画の中で一番のお気に入りです」
「絶対的な傑作!!」
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コメント
25年経つけど、未だに完璧な青が何なのか解らない俺がいる
ルリちゃんが叶えられなかった完璧なステージ上のスポットライト
確かに凄いし面白いんだけどもう一回見たいかって言えばなかなかにキツい