Netflix「バード・ボックス:バルセロナ」ネタバレ感想 もっとも恐ろしいのは人間!!

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Netflixオリジナルのスペイン映画
2018年に配信され話題を呼んだNetflix映画「バード・ボックス」の新たな物語

リメイクではなく新たな設定が追加された新エピソード
映像のクォリティは高いが、前作より気が滅入るストーリー

衝撃のホラー「バード・ボックス」が、スペインを舞台に描かれる
前作の焼き直しかと思ったら、かなり意表を突くストーリー
その代わり、主人公に感情移入しづらくて、見ていてストレスが溜まった
映像のクォリティは高く、廃墟になったバルセロナの街や、スペクタクルシーンなど大迫力
ただしサンドラ・ブロックの不在は大きく、どこか地味な印象
また信仰がストーリーに大きく関わるのも特徴
人によっては賛否が分かれるかも知れない
とりあえず前作を見た人なら、見る価値はあるだろう

予告編

『バード・ボックス: バルセロナ』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「バード・ボックス:バルセロナ」(原題Bird Box Barcelona)
監督:ダビ・パストール、アレックス・パストール
キャスト:マリオ・カサス、アレハンドラ・ハワード、ジョージナ・キャンベル、ディエゴ・カルバ、レオナルド・スバラーリャ
上映時間:111分
制作国;スペイン(2023年)

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ざっくりあらすじ

正体不明の何かにより人類が滅亡に向かう中、セバスティアンと生存者たちはバルセロナの街で必死のサバイバルを繰り広げていた…………

感想(ここからネタバレ)

前作から4年も経っていたことに驚き…………

バルセロナにて

世界中に出現した”それ”
”それ”を見た人間は自ら命を絶ち、人類は減少していった
そして、それはバルセロナでも同様だった
わずかに生き残った人々は屋内で息をひそめ、外に出る時は目隠しをしなければならなかった

セバスティアンは娘のアンナとバルセロナをさまよっていた
少ない物資を人々は奪い合っていた
娘を守るために、慎重に行動しなければならない

廃墟となった街でセバスティアンは、生き残った人々のグループと遭遇した
彼らが危険ではないか確認する必要がある
セバスティアンはアンナに隠れるように言って、そのグループに加わった
彼らは普通の人々で、害はないように見えたが…………

作品解説

2018年に配信されたNetflix映画「バード・ボックス」
サンドラ・ブロックが主演で大ヒット
目隠しをして様々な挑戦をする「バードボックスチャレンジ」が、世界中で大流行して、危険だと問題になった

SFパニック・ホラー あのサンドラ・ブロックが主演 スタッフも一流 ストーリーも凝っていて、新感覚の終末パニック映画が楽しめる サン...

監督・脚本はダビ・パストールとアレックス・パストール
Netflix映画では「その住人たちは」を監督

Netflixオリジナルのスペイン映画 職も家も失った男の狂気 サスペンスである ぶっちゃけ、つまらなかった プライドが高く、自分勝...

セバスティアン

本作の主人公
”それ”の出現で、妻のラウラを亡くした
そのため娘のアンナだけは、命に代えても守ると誓うが…………

演じるのは「イノセント」などのマリオ・カサス
本作では難しい役を熱演
Netflix映画では「その住人たちは」や「パラメディック -闇の救急救命士-」に出演

Netflixオリジナルのスペイン映画 救急救命士のアンヘルは、事故によって下半身不随になり………… サイコスリラーである 正直、いま...

クレア

セバスティアンがバルセロナの街で出会ったグループの一員
元精神科医
ソフィアという幼いドイツ人の少女を保護し、面倒を見ている

セバスティアンのことも色々と気にかけてくれるクレア
演じるのは「バーバリアン」のジョージナ・キャンベル

預言者

”それ”は屋外のいたるところにいる
”それ”を見た人間は自殺する
”それ”はその人のもっとも恐ろしいものを見せる
”それ”はモニターなど電子機器を通して見ても感染する
”それ”は身近な人の声などを使って誘惑してくる
心が闇に覆われている人間は”それ”を見ても影響を受けない

宇宙から来た生命体なのか、謎の自然現象なのか?
前作に続き出現する謎の存在”それ”
しかし、本作では新たな要素が加えられている
”それ”を見ても影響を受けない人間
彼らは「預言者」と呼ばれている

預言者たちは隠れている人々に、無理やり”それ”を見せようとする
彼らはそのことを「救済」だと思っているようなのだ
”それ”を彼らは神の使いだと信じている
救済は人々のためであり、自分たちが悪いことをしているとは思っていない
ある意味、もっとも厄介な存在だ
そして、主人公のセバスティアンも実は預言者だった

主人公の行動

自分を信じて仲間に入れてくれた人々
セバスティアンは彼らを卑劣な罠にかけ、”それ”を無理やり見せて救済していく
序盤の展開は衝撃だった

いつも一緒にいた娘のアンナは幻
すでに彼女は亡くなっていた
セバスティアンは幻のアンナの命令で、次々と人々を死に追いやる
そうすることでセバスティアンは、天国で妻や娘と再会できると信じているのだ

前半のセバスティアンはもはやサイコパス
利己的で全く共感できなくて、見ていてイライラした
この主人公として異質なセバスティアンを許容できるかどうかで、作品の評価は変わるだろう
面白いアイデアではあるが、個人的にはストレスが溜まって駄目だった
ひねりすぎて、感情移入できない物語となっている印象
前作の焼き直しで終わらせないという意欲は買うが、この辺りは好みが分かれそうだ

まとめ

映像のクォリティは前作と遜色なし
スペイン映画の技術力の高さを思い知らされた
ストーリーも前作の焼き直しではなく、意欲的なものになっている
とはいえ、少し尖りすぎていて、いまいちノレなかった
クライマックスはそれなりに盛り上がるが、人を選びそうな作品だ

SFパニック・ホラー あのサンドラ・ブロックが主演 スタッフも一流 ストーリーも凝っていて、新感覚の終末パニック映画が楽しめる サン...

Bird Box: Barcelona (2023) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/bird_box_barcelona
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/389987

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