【全米】2018年爆死映画まとめ!!

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11月22日はアメリカでは感謝祭(サンクスギビングデー)の祝日
その前日の21日の水曜日に、話題の映画が競って公開された
その中で華々しく1位を飾ったのはディズニー・アニメ「シュガー・ラッシュ」の続編「シュガー・ラッシュ:オンライン」
水曜日からの5日間で「アナと雪の女王」に次ぐ歴代2位の8447万ドルという素晴らしい興行収入だった
そして2位は「クリード チャンプを継ぐ男」の続編「クリード 炎の宿敵」
1位にはなれなかったが5日間で5,580万ドルという前作を上回る好成績
歴代7位の記録である

こうして話題作が華々しいデビューを飾った今年の感謝祭の週末は、過去最高の興行収入をもたらした
そんな活況にあふれる中、一方で今年最大の爆死作品が誕生していた
その名は「Robin Hood」
「キングスマン」のタロン・エジャトン主演でレオナルド・ディカプリオ製作の話題作である

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「Robin Hood」

予告編

Robin Hood (2018 Movie) Official Trailer – Taron Egerton, Jamie Foxx, Jamie Dornan

共演にジェイミー・フォックス、ジェイミー・ドーナン、イヴ・ヒューソン、ベン・メンデルソーンという豪華キャスト
製作費1億ドルの大作である
「シュガー・ラッシュ:オンライン」「クリード 炎の宿敵」と同じ日に公開された本作
5日間の成績はわずか1420万ドル
製作費5000万ドルの「クリード 炎の宿敵」の約4分の1しか稼げなかった
また米国以外も悲惨で870万ドル
「ロビンフッド」の本拠地であるイギリスは170万ドルだった

今回の「Robin Hood」は批評の面でも壊滅的
メタスコアは33点(100点満点)
ロッテントマトは驚異の13%
レビューでは「義賊ロビン・フッドはあなたの2時間を奪う」
「ジェイミー・フォックスは出演する映画を間違えた」
「脳死する」などと散々な言われよう

製作費1億ドルの回収は絶望的と報じられている
「Robin Hood」は興行収入と批評、両方で2018年ワーストとなってしまった

以前にこういう記事を書いた この記事では2018年最大の爆死作は「Robin Hood」であると紹介した 「Robin Ho...

2018年の主な爆死映画

2018年最大の爆死という不名誉な称号を与えられた「Robin Hood」
爆死映画
アメリカではBox-office bombと呼ばれている
2018年の主な作品を挙げていこう


「くるみ割り人形と秘密の王国」
ディズニーが1億2,000万ドルをかけた大作である
オープニング成績は2,000万ドル
これはディズニーとしては「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」以来の最悪のスタートとなってしまった
日本での公開は11月30日


「アーリーマン ダグと仲間のキックオフ!」
「ウォレスとグルミット」「ひつじのショーン」シリーズのニック・パーク監督アードマン・アニメーションズ作品
製作費5000万ドル
批評家からは称賛を受けた
しかし、「ブラック・パンサー」と同じ週末に公開され、米国では完全に無視された
収益はわずか820万ドルである
1000万ドルを越えた唯一の国は、アードマンの故郷英国で1500万ドルだった


「アナイアレイション 全滅領域」
ナタリー・ポートマン主演のSFアクション・スリラー
製作費4000万ドル
難解で深淵な内容で、批評家からは好意的に受け止められた
オープニングは1100万ドル
米国以外ではNetflixで配信された


「ワイルド・ストーム」
「ワイルド・スピード」「トリプルX」のロブ・コーエン監督作品
巨大ハリケーンの中で強盗を働く悪党たちを描いたクライム・アクション
製作費は3500万ドル
オープニング成績は1100万ドル
厳しい批評が寄せられた
日本での公開は2019年1月4日


「デス・ウィッシュ」
ブルース・ウィリス主演
1974年のチャールズ・ブロンソンの「狼よさらば」のリメイク
製作費3,000万ドル
世界総額4800万ドル
批評家の評価は散々だったが、観客は好意的な意見が多かった
だが、興行的には惨敗


「ザ・プレデター」
「プレデター」シリーズの正統続編
製作費8800万ドル
オープニング成績2463万ドル
スタジオが期待していたような収入は得られなかった
世界収益は1億6000万ドル
製作費の回収には何とか成功といったところ


「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」
監督交代による再撮影などにより、製作費は2億5,000万ドルと巨額に
世界総収益は3億9,200万ドル
4億ドルに届かなかった初の「スター・ウォーズ」作品となった
中国での不振が特に深刻
2018年の世界ランキングでは現在18位
「ボヘミアン・ラプソディ」や「ランペイジ 巨獣大乱闘」「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」などより下回った
ディズニーはこの結果により、「スター・ウォーズ」のスピンオフ作品を一時製作を凍結すると発表している

まとめ

今年、爆死とされている作品には「ハン・ソロ」「ザ・プレデター」がある
しかし、それらは少なくとも世界収益で製作費は上回っている
その他の作品は爆死といっても、製作費3000万ドルから5000万ドルの中規模クラス
それを考えると、製作費1億ドルで爆死した「Robin Hood」は、2018年の作品の中では頭一つ抜けているだろう
不名誉なナンバー1作品となってしまった
これらの作品の中には、これから日本で公開される作品もあるので、興味があれば見てみるのもいいだろう
爆死したから質が低いとは限らないのだから

追記

2018年最大の爆死映画は「ロビンフッド」で決まり!!
そう思っていた
その3週間後、まさかのそれを上回る作品が登場した

ピーター・ジャクソン製作のSF映画「移動都市/モータル・エンジン」である
製作費は1億ドル、一説には1億5000万ドルともいわれている大作だが、初登場5位でオープニング成績はわずか750万ドル
「ロビンフッド」の1420万ドルすら大幅に下回った
「ゴースト・イン・ザ・シェル」や絶賛された「ブレードランナー 2049」ですら興行的には苦戦した
マーベルのような人気ブランド以外では、SF映画はヒットが難しいというのが改めて実証されたようだ
ただ「移動都市/モータル・エンジン」は世界市場では4230万ドルと、まあまあ健闘しているのがわずかな救い
2018年最後の最後でとんでもない作品が現れたものだ
個人的にはピーター・ジャクソン大好きなので、普通に楽しみ

予告編

『移動都市/モータル・エンジン』特報

2019年の4月に公開された「アベンジャーズ エンドゲーム」 MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の集大成 この作品は凄まじい...
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