Netflix「フィアー・ストリート Part 2: 1978」ネタバレ感想 今度は「13日の金曜日」だ!!

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「フィアー・ストリート Part 1: 1994」の続編が登場
呪われた街、シェイディサイド
1978年、夏休みにキャンプが行われていたが、それは恐ろしい惨劇の始まりだった…………

第2弾は「13日の金曜日」のオマージュ
ありがちなスラッシャー映画に見せかけて、かなり独創的

キャンプ場に現れる殺人鬼
次々と犠牲になる若者たち
スラッシャー映画の醍醐味を存分に味わえる
真面目な姉と反抗的な妹
姉妹のドラマも見ごたえがあった
シェイディサイドの惨劇の元凶である魔女サラ・フィアーの謎も、次第に明らかになっていく
どこか懐かしいのに新鮮
そして、めちゃくちゃ心臓に悪かった
パート1を楽しめた人なら見逃せない続編になっている


予告編

『フィアー・ストリート Part 2: 1978』 魔女への仕打ち (特別シーン) – Netflix

作品情報
作品名「フィアー・ストリート Part 2: 1978」(原題Fear Street Part Two: 1978)
監督:リー・ジャニアク
キャスト:セイディー・シンク、エミリー・ラッド、ライアン・シンプキンス、マッケイブ・スライ、テッド・サザーランド、ジョルダーナ・スパイロ、ジリアン・ジェイコブス、キアナ・マデイラ
上映時間:109分
製作国:アメリカ(2021年)

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ざっくりあらすじ

呪われた街、シェイディサイド。1978年、学校は夏休みに入り、ナイトウィングキャンプ場では子供たちのキャンプが行われていた。だが、それは恐ろしい惨劇の始まりだった…………

「フィアー・ストリート Part 1: 1994」

オハイオ州にあるシェイディサイド
その街では数世紀に渡って、幾度も惨劇が繰り返されていた

ショッピングモールで女子高生が殺された
学校では皆が魔女サラ・フィアーの呪いだと噂していた
女子高生のディーナは魔女や呪いなど信じていなかった
だが、恋人のサムが殺人鬼に狙われ…………

衝撃のホラー3部作第1弾
1994年のシェイディサイドを舞台に描かれた

Netflixオリジナルのホラー映画 幾度も惨劇が起きる呪われた街、シェイディサイド 高校生たちがその邪悪な力に立ち向かう………… ...

感想(ここからネタバレ)

続編も期待にたがわぬ出来栄え

1978年

前作で恋人のサムが、魔女サラ・フィアーの呪いにより殺人鬼と化した
ディーナは弟のジョシュと、C・バーマンのところを訪れた
彼女は1978年のキャンプ場での惨劇で、唯一生き残った人物だ
C・バーマンならサラ・フィアーの呪いを解くヒントを知っているかも知れない
彼女はディーナたちに、1978年のキャンプ場で何が起こったのかを語ってくれた

1978年のナイトウィングキャンプ場
学校は夏休みに入り、シェイディサイドと隣の街サニーヴェイルの子どもたちは、恒例のキャンプを行っていた
女子高生のシンディ・バーマンは、子供たちの世話をするボランティアでキャンプに参加していた
恋人のトミーも一緒だ
ヤンチャな子供たちに真面目なシンディは振り回されっぱなしだった

同じくキャンプに参加しているシンディの妹ジギーは、周囲から変人扱いされていた
サニーヴェイルの子どもたちは、ジギーを魔女だと罵った
シンディはそんなジギーが心配だったが、妹は反抗的で耳を貸そうとしなかった

トミーがキャンプの付き添いの看護師メアリーに、刃物で襲われた
幸い怪我はなかったが、メアリーは警察に連行された
シンディは慰めたが、トミーは何故彼女が自分を襲ったのかを気にしていた
手がかりを探して、シンディたちがメアリーの私物を漁っていると、彼女がサラ・フィアーのことを調べたノートが見つかった
メアリーは娘のルビーが大量殺人を犯して以来、魔女サラ・フィアーのことを調査していたのだ

そのノートにはサラ・フィアーの墓の位置も記されていた
ここからすぐ近くだ
友人のアリスアーニーが、今から見に行こうと言いだして…………

作品解説

本作は「フィアー・ストリート」3部作の第2弾だが、実際にはパート1とパート2の後、最後に撮影された

シンディ

ボランティアで子供たちのキャンプに付き添っている女子高生
お堅く真面目な性格
トミーとは恋人同士
魔女の存在は信じず、全てが合理的に説明できると考えている
妹のジギーからは疎ましがられて、ギクシャクしているが…………
演じるのはエミリー・ラッド

ジギー

シンディの妹
全てに反抗的で協調性がない
そのため周囲からは魔女といじめられている
父は家を出て、母は酒びたり
それでも優等生でいるシンディに、自分を偽っていると罵るが…………
演じるのは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のセイディー・シンク

今回の殺人鬼

パート2の殺人鬼はシンディの恋人トミー
普通の好青年だったが、サラ・フィアーの呪いで殺人鬼に変えられた
斧を振り回し、キャンプ場を血に染めていく
実はパート1にも登場している


「13日の金曜日」

前作の「フィアー・ストリート Part 1: 1994」は「スクリーム」を彷彿とさせた
今回の「フィアー・ストリート Part 2: 1978」は「13日の金曜日」を思い出させる

斧を持った殺人鬼がキャンプ場で、次々と若者たちを惨殺していく
まさにジェイソンのイメージだ
あまりに定番のストーリーに、どこか懐かしさを覚えた

本作は殺人が始まるまでが長い
前半はかなりじっくりキャンプ場の様子を描いている
そのため前作に比べてもどかしく感じた

しかし、見終わってみると前半の70年代特有のゆるさと、後半のショッキングな展開の落差で、いいバランスとなっていた
またキャラクターをじっくり描いたことで、彼らの運命の行方をより感情移入しながら見守ることが出来た
前作に引き続きリー・ジャニアク監督は、確かな演出力を発揮している

姉妹

真面目な姉シンディ
反抗的な妹ジギー

姉妹のドラマも本作の見どころ
父親は女と蒸発し、母親はショックで酒びたり
シンディはそんな現実から目をそらし、真面目な優等生でいることに固執
そんな姉をジギーは軽蔑した

だが、思いがけぬ危機が迫った時、姉妹はお互いを命がけで助けようとする
そんな姉妹の絆に感動
ドラマ部分は前作を上回っていると感じた

サラ・フィアー

本作を単体で見たら、ありがちなスラッシャー映画
しかし、3部作の内の1作と考えると、色々と深く読み解ける作品
ありがちで斬新という非常に独創的なホラー映画となっている

呪われた街シェイディサイドの全ての元凶サラ・フィアー
彼女の謎に本作はかなり迫っていく
そして、ついに魔女の呪いが解かれるかと思えたのだが…………
クライマックスの絶望感が凄まじい

強大な魔女にどうやったら打ち勝てるのか?

完結編であるパート3が非常に楽しみだ

まとめ

ありがちで斬新
3部作の第2部だが完成度が高い
このシリーズはホラー映画の歴史に残るかも知れない
物語がどういう終わりを迎えるのか
期待して待つとしよう

Netflixオリジナルのホラー映画 幾度も惨劇が起きる呪われた街、シェイディサイド 高校生たちがその邪悪な力に立ち向かう………… ...
「フィアー・ストリート」三部作の完結編が登場 何故サラ・フィアーはシェイディサイドに呪いをかけたのか? ディーナは1666年に起こった真...

Fear Street Part Two: 1978 (2021) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/fear_street_part_two_1978
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/377646

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