Netflix「ゴーカーツ」感想 「ベスト・キッド」好きにはたまらない作品!!

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簡潔に言って最高!!
ゴーカート版「ベスト・キッド」
オーストラリア映画でNetflixが配信権を買い取った
田舎町に引っ越してきた少年が、ゴーカートの魅力にはまっていく
仲間との友情

ライバル
師弟の絆
成長

「ベスト・キッド」好きにはたまらない!!
そしてレースシーンの迫力
素晴らしいカタルシスと感動を得ることが出来る
スポコンものとしても面白い
キャラクターも魅力的
レースや少年の成長ものが好きな人なら必見!!


予告編

『ゴーカーツ』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ゴーカーツ」(原題GO KARTS)
監督:オーウェン・トレバー
キャスト:ウィリアム・ロッダー、アナスタシア・バンポス、ダリウス・アマルフィオ・ジェファーソン
上映時間:103分
製作国:オーストラリア(2020年)

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ざっくりあらすじ

田舎町に引っ越してきたジャックは、ゴーカートの魅力にとりつかれ…………

感想(ここからネタバレ)

ゴーカートを舐めてた
凄い迫力

出会い

15歳のジャックはシドニーから田舎町に引っ越してきた
父親は幼い頃に亡くなり、今は母親と2人暮らしだ
引っ越し先に誕生日の招待状が届いていた
新しい学校のクラスメートからだ
パーティではゴーカートをやると書いてある
父親の影響で車好きなジャックは、ゴーカートを子供の遊びだと馬鹿にしていた

実際に見たゴーカートは凄い迫力だった
ジャックはすっかり夢中になった
会場で知り合ったコリンという少年が、もっとも速いのはディーンだと教えてくれた
全国大会に出るほどの実力者らしい

レースが始まった
トップを独走するディーン
だが、ジャックは後ろから徐々に追い上げていった

ついにジャックは2位になった
ディーンとの差はわずかだ
猛追するジャック
しかし、ディーンはなかなか隙を見せない
前に出ようと、ジャックはコーナーを大きく回った
途端にタイヤがスリップし、ジャックはリタイアとなった

そのレースがきっかけで、すっかりゴーカートの虜となったジャック
後日、ゴーカートの練習場を訪れた
利用料金は高く、とてもジャックには払えなかった
そこのオーナーのパトリックに、何でもするから走らせてくれと頼み込むジャック
その日からジャックは、パトリックに練習場の下働きとしてこき使われた
いつまで経っても走らせてくれないパトリックに、とうとうジャックは我慢の限界がきて…………

ゴーカート

レース映画というと、最近ではジェームズ・マンゴールド監督の秀作「フォードvsフェラーリ」があった
マット・デイモンとクリスチャン・ベールという2大スター共演
ル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑む熱い男たちのドラマだった

2大スター初共演 不可能に挑む男たち 見ごたえのある1本である キャストは好演 特に性格に難のある天才ドライバーを演じたクリスチャン...

レースシーンの迫力はさすがにあちらが上だったが、「ゴーカーツ」もなかなかのもの
本当に自分がハンドルを握っているような臨場感があった

カートはパイプフレームにむき出しのエンジン、タイヤ、シートなどを取り付けたシンプルな車両である
モータースポーツの入門的な位置づけがあり、F1ドライバーなど多くのレーサーがカートを経験している
また世界選手権なども開催されており、非常にレベルが高い

入門クラスで最高速度は直線で100km/h程度だが、着座位置が地面すれすれなので、体感速度はその倍以上といわれている

「ベスト・キッド」

序盤でジャックが母親と田舎に引っ越してくるところから、「こ、これは…………」と思わず口に出しそうになった

いじめっ子
師匠との出会い
謎の修業
少年の成長
大会での活躍

本作はかなり「ベスト・キッド」の影響を強く感じられる

作り手もそれを自覚していて「ミヤギかよ!」と主人公がぼやくシーンもある
パクリだと目くじらを立てる者もいるだろう
だが、いいものはいいのだ!!
もっとも盛り上がる王道パターンを、堂々とやる姿勢に好感
「ベスト・キッド」好きにはたまらない!!

ジャック

幼い頃に父親を亡くしたジャック
それ以来、母親を心配させないように、大人びた少年として育った

「恐れるな」

幼い頃に聞いた父親の言葉
それが切羽詰まった時に、ジャックに無謀な行動を取らせる
ジャックは大きなミスを犯し、仲間たちを傷つけた

師匠のパトリックは言う

「恐れることは大切だ」と

恐れて自分を抑える慎重さ
恐れずに立ち向かう勇気

どちらも必要なことなのだ
この作品はジャックの成長物語でもある

チーム

コリン

ジャックが引っ越してきて、初めてできた友人
お調子者だが臆病
カートのことは無知だが、ムードメーカーとして、チームの雰囲気を明るくする
後半、ジャックのためにいじめっ子に立ち向かう姿は感動

マンディ

ライバルであるディーンの妹
メカに精通し、主任技術者を目指しているが、父親や兄からは相手にされていない
ジャックに懇願されて、彼のカートを組み立てることに
兄や父に隠れて、コソコソと手伝っていたマンディ
終盤、彼らに「わたしがこのチームのチーフ・メカニックよ」と宣言する姿が格好良かった
ジャックとマンディの恋の行方も見どころ

パトリック

元レーサー
ジャックにかつての自分を見出し、レーサーとして鍛え上げる
口下手で激励の言葉が上手く言えない
友をレースで死なせたことを、ずっと引きずって生きてきたパトリック
しかし、ジャックとの出会いによって、レースへの情熱が蘇る

レースは1人では出来ない
仲間の力があってこそ
チームのメンバー、それぞれが魅力的
彼らの絆も十分に描かれて、ドラマを盛り上げた

レースシーン

監督のオーウェン・トレバーはギリスの人気自動車番組「トップ・ギア」で、メガホンを取っていた人物
そのためレースシーンの迫力は凄い
また地方大会から州大会、全国大会へとステップアップしていく展開が熱かった
特に最後のレースの演出は鳥肌もの
亡き父親の姿に涙
クライマックスは喝さいをあげたくなった
レース映画としてもクォリティが高い

まとめ

この映画、大好き
少年の成長
仲間との絆
ライバルとの勝負
それらがユーモアも交え、情感たっぷりに描かれる
王道の青春ものである
その手の映画が好きなら見逃せない作品だ


Go! (2020) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/go_karts
allcinema
https://www.allcinema.net/person/1019284

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