Netflixオリジナルのフランス映画
恩人であるシャラスを殺した犯人アレスキを、リノはついに追い詰めるが…………
アクションは最高級の出来栄え
「ロストブレット」シリーズ、ついに完結！！
Netflix版「ワイルド・スピード」ともいえる「ロストブレット」シリーズの完結編
冒頭からスリリングなアクションの連続で、息もつかせない
売りのカーチェイスはもちろんのこと、銃撃戦、格闘と盛りだくさん
凄まじいアクションがシリーズ最大級のスケールで繰り広げられる
ストーリーは完全に続き物なので、1作目から見ることを推奨
内容を忘れている人は、総集編が用意されているので、それを最初に見た方がいいだろう
物語も衝撃的な展開があり、かなり楽しめた
そして、完結編ということもあり、奇麗に決着
アクション映画好きや1作目と2作目を見ている人は必見
満足のいくフィナーレとなっている
予告編
作品情報
作品名「ロストブレット3」（原題Balle perdue 3）
監督：ギヨーム・ピエレ
キャスト：アルバン・ルノワール、ニコラ・デュヴォシェル、ステフィ・セルマ、ジェラール・ランヴァン、パスカル・アルビロ
上映時間：111分
制作国：フランス（2025年）
ざっくりあらすじ
恩人であるシャラスを殺した犯人アレスキ。リノは逃亡中のアレスキが国外からフランスに帰ってきていることを知り、必死に追うが…………
感想（ここからネタバレ）
「ロストブレット」もついに完結…………
「ロストブレット3」
麻薬対策班の一員だったアレスキは、上司であるシャラスを射殺し、ドイツに逃亡した
それから2年が経過した
アレスキはヨリスと名を変え、麻薬の取引を手伝っていた
だが、組織のボスであるレス警部は、アレスキを始末するように命じた
アレスキは刺客を返り討ちにして、フランスへと逃げた
スペイン警察に捕まったリノは釈放され、フランスへと帰ってきた
元恋人で対策班のジュリアは、リノの面倒を見てくれた
事件のことは忘れて、平穏に生きようと考えていたリノ
そんな時、リノはシャラスの仇であるアレスキが、フランスに戻ってきていることを知る
リノは必死にアレスキの姿を捜した
一方でレス警部もアレスキを追っていて…………
作品解説
監督は前作に続いてギヨーム・ピエレ
リノ
天才的な腕前の整備士で腕っぷしも強い
全てを忘れて静かに暮らそうとしていたが、宿敵のアレスキがフランスに戻ってきていると知って…………
演じるのは「AKA」「恐怖の報酬」などのアルバン・ルノワール
本作でも身体を張ったアクションを披露
アレスキ
元麻薬対策班の刑事
上司であるシャラスを射殺し、妻子を置いてドイツに逃亡
だが、そこでボスのレス警部に命を狙われ…………
シリーズを通して、リノの宿敵であるアレスキ
演じるのは「マーメイド・イン・パリ」などのニコラ・デュヴォシェル
「ロストブレット」シリーズ
リノは天才的な腕前を持つ整備士だが、弟分のカンタンと宝石店の襲撃を企て警察に捕まった
しばらく経って、刑務所にいるリノを、麻薬対策班のシャラスが訪ねてきた
ヤクの運び屋を取り締まるために、整備士として協力してくれと言うのだ
麻薬対策班で整備士としてリノが働くようになって、9ヵ月が過ぎた
リノがチューンアップした車は強力で、対策班は目覚ましい成果をあげた
だがある日、リノの目の前でシャラスが対策班の仲間アレスキに撃たれる
アレスキとマルコは麻薬の横流しをしていたのだ
リノはシャラス殺害の濡れ衣を着せられ、警察から追われる羽目になり…………
もう1人の主人公
リノの宿敵であるアレスキ
完結編である本作では、アレスキのドラマから幕を開ける
ドイツに逃亡していたが、ボスであるレス警部に裏切られ、アレスキは命を狙われる
絶体絶命の連続
思わずアレスキを応援しそうになった
本作では今まで悪役だったアレスキが、もう1人の主人公的役割になっているのが面白い
死ぬ前にフランスに戻って、妻子に会いたいと願うアレスキ
とはいえ決して改心したわけではなく、本質的には悪人のままなので安心した（笑）
リノとアレスキのドラマを並行して見せることで、シリーズのマンネリ化を防ぐことに成功している
そして、事件の黒幕だったレス警部もついに登場
冷酷非情にアレスキやリノを追い詰める
またレス警部の部下である殺し屋ユーリが、めちゃくちゃキャラが立っていた
アクション
冒頭からスリリングなアクションの連続
いきなり圧倒された
カーチェイス、銃撃戦、格闘
どれも盛りだくさん
シリーズ最終作ということもあり、非常にアクションに力が入っていた
特に中盤の列車の中での戦いはエキサイティング
シリーズ最大の売りであるカーチェイスも、市街地や公園の中など人が大勢いるところにガンガン突っ込んでいく
「正気か！？」と目を疑った
衝突シーンもド迫力
CGを使っているのかも知れないが、本物にしか見えない
クライマックスのヘリとの攻防も凄かった
正直、アクションはハリウッドを凌駕しているかも知れない
大団円
友人を殺し、その罪を自分になすり付けたアレスキ
リノにとってはいくら憎んでも憎み足りない相手だ
何と本作では、そんなアレスキをリノはレス警部から守って戦うことになる
まさに予想外の展開で、非常に面白かった
最後、レス警部の手下たちに取り囲まれたリノたち
もはや手の打ちようがない
そこからの大逆転も凄い
シナリオがかなり練られていると感じた
正直、2作目は全てが解決せずに終わって、モヤモヤした気分が残った
しかし、本作は完結編ということもあり奇麗に決着
シリーズのフィナーレにふさわしい、非常に爽快な結末になっている
まとめ
「ロストブレット」シリーズの完結編
アクションもストーリーも力が入っている
予想以上の満足度
シリーズのファンなら、絶対に見ておくべき一作！！
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/last_bullet
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/400312
ブログTOPへ