Netflix「ぼくのデーモン」ネタバレ感想 見た目は地味だが、予想外の傑作!!

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Netflixオリジナルアニメ
核災害後の地球、小学生の剣斗は幼いデーモンを”アナ”と名付けて可愛がっていたが…………

文句なしに面白い
能力バトルものやモンスターが好きな人にはお勧め

小説家・安達寛貴(乙一)が原作と脚本を担当
アニメーション制作はタイのStudio Iglooが手がけた
全く期待していなかったが、見始めたら止まらなくなって、2日で全13話を見終えた
ビジュアルはキャラクターがチープな印象
デーモンのアナもどちらかというとグロく感じた
だが、全体的にアニメーションの出来は悪くない
特にアクションシーンは迫力があった
様々な能力を持つデーモンとのバトルがスリリング
次はどんなデーモンが登場するのかとワクワクした
そして、次第にアナがとてもいじらしくて可愛く見えてきた
どんなデーモンも嫌わない優しい心を持った剣斗も魅力的
剣斗とアナはとても応援したくなるコンビだった
毎回、いいところで終わるので、嫌でも続きを見たくなってしまう
クライマックスの盛り上がりも素晴らしかった
見た目は地味だが、見る価値あり
かなり良質なシリーズとなっている

予告編

「ぼくのデーモン」予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ぼくのデーモン」
監督:ナット・ヨッサワッタナノン
脚本:安達寛高
キャスト:島袋美由利、菊池こころ、折笠富美子、佐倉綾音、奥村翔、羽多野渉、宮瀬尚也、中田譲治
全13話
アニメーション制作:Studio Igloo
制作国:日本、タイ(2023年)

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ざっくりあらすじ

核災害後の地球、地上にはデーモンと呼ばれる怪物が跋扈していた。東京の下町に住む小学生の剣斗は、偶然に見つけた小さなデーモンを”アナ”と名付けて可愛がっていた。しかし、アナの驚異的な能力を人々は恐れて…………

感想(ここからネタバレ)

韓国ドラマ「マイ・デーモン」とは別物(まぎらわしい)…………

「ぼくのデーモン」

核爆発によって、地球は一瞬だけ地獄と重なった
そうして地獄の粒子(デモニウム粒子)が、地上に流れ込んだ
その粒は醜い怪物”デーモン”になり、各地で暴れまわった
人々はデーモンを憎み、忌み嫌った

東京の下町、小学生の橘剣斗母親と2人で暮らしていた
ある日、剣斗は草むらで赤い粒子を見つけた
家に持ち帰り観察していると、次第にそれは一体のデーモンに育った
剣斗はそのデーモンをアナと名付けて、溺愛した
そんな剣斗とアナを、母親は暖かく見守った

しかし、周囲の人々の反応は違った
彼らはアナを嫌い、駆除しようとした
剣斗は必死にアナを守った

そんなアナの情報がデーモンを研究する組織「平和機関」に伝わった
アナこそは平和機関が以前から探していたタイプのデーモンだった
機関はアナに1億円の懸賞金をかけた
こうしてアナはデーモンを使役するデーモン使いたちから狙われるようになり…………

作品解説

原作・脚本は人気小説家の安達寛貴(乙一)
Netflix作品を手掛けるのは「エクセプション」に続いて、これが2作目

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アニメーション制作はタイのStudio Iglooが担当

橘剣斗 CV.島袋美由利

心優しい小学生で、デーモンが大好き
拾ったデーモン”アナ”を溺愛する
デモニウム粒子に侵食され、額に痣がある
死んだ母親を生き返らせるために、アナと九州を目指すが…………

誰もが忌み嫌うデーモンを愛する少年
どこかナウシカを彷彿とさせる
殺伐としたシーンも多い作品だが、剣斗とアナの絆に癒された

アナ CV.菊池こころ

剣斗が育てたデーモン
あらゆるものを吸収し、好きな時に取り出せる”収納”の能力を持っている
その能力は平和機関に目を付けられ…………

最初はグロい印象だったアナ
しかし、次第にその愛らしさに、見ていてメロメロ(死語)になった
何でも取り込み、取り出せる能力は、まさに四次元ポケット
その能力を使ったバトルは、かなり見ごたえがあった

楓 CV.佐倉綾音

旅の途中で出会ったデーモン使い
剣斗とアナの手助けをする
人間とデーモンの共存を目指しているようだが…………

実は平和機関の会長・北条源次郎の孫娘だった楓
剣斗たちを守るために、楓は祖父と対立する

九重航矢 CV.羽多野渉

平和機関のエージェント
つねに沈着冷静で、剣斗とアナを追い詰めていく

本作でもっともお気に入りのキャラ
冷酷に見えて、とても人間味のある人物
ひょんなことから剣斗と共同生活することになるエピソードが面白かった
最初は単なる悪役と思っていたら、最後は頼りになる味方に
めちゃくちゃ美味しいキャラである

デーモン

核災害後の地球、地獄から流れ込んだ粒子がデーモンになった
人間は生理的にデーモンを恐れ、嫌悪する

透明化能力を持つデーモン
鋭い刃を持ったデーモン
巨大な蜘蛛型デーモン

本作では様々なデーモンが登場
それぞれが異なる能力を持っている
そんなデーモンたちにアナの収納の能力で立ち向かう剣斗
いわば命がけのポケモンバトルという印象
能力バトルものとしても、かなり楽しめた

旅立ち

アナを狙ったデーモン使いから剣斗をかばい、母親は死んでしまう
博多に時間を巻き戻せるデーモンがいるという噂を聞いた剣斗
母親の遺体をアナに収納し、剣斗は博多を目指して旅立つ

ストーリーがシンプルで、分かりやすいのが好印象
剣斗は旅の途中で、様々な人々に出会う

人間の汚い面や卑しさ
様々な善意や親切心

決して一面的ではない人間の在り方が描かれ、非常に深みのあるドラマになっている
剣斗と共に旅をしている気分を味わえた

共存

生理的にデーモンを嫌い、迫害する人間たち
デーモンにも攻撃的なものも、無害なものもいる
だが、人間はそれぞれをじっくりと見ようとしない
全て一緒くたにして、嫌悪すべきものとして決めつける

どちらが本当に邪悪なのか?
見ていて色々と考えさせられた
そんな中で、無垢な心でデーモンたちに接する剣斗
次第に周りの大人たちも、そんな剣斗に感化されていく
その姿が爽快
特に剣斗とアナの固い絆には、心癒された

まとめ

Netflixのオリジナルアニメ
正直、流行のアニメ作品に比べると、ビジュアルが地味
とっつきにくさは否めない
しかし、実際はかなりの良作
話題にならずに埋もれてしまうのは、あまりにもったいない
是非とも試してみることをお勧め!!

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My Daemon (2023) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/tv/my_daemon/s01
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/392330

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