「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」怪盗キッドと京極真は安室透に勝てるのか!?【興行収入】

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劇場版「名探偵コナン」の勢いが凄まじいことになっている
2012年に公開されたシリーズ16作目「名探偵コナン 11人目のストライカー」以降、興行収入が右肩上がりとなっているのだ

2012年「名探偵コナン 11人目のストライカー」32.9億円
2013年「名探偵コナン 絶海の探偵」36.3億円
2014年「名探偵コナン 異次元の狙撃手」41.1億円
2015年「名探偵コナン 業火の向日葵」44.8億円
2016年「名探偵コナン 純黒の悪夢」63.3億円
2017年「名探偵コナン から紅の恋歌」68.9億円

そして2018年の「名探偵コナン ゼロの執行人」がなんと91.8億円
2018年の映画興行収入ランキングでも「ボヘミアン・ラプソディー」「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 」に続いて第3位となっている
「ジュラシック・ワールド 炎の王国」や「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」も上回った
年間第1位だったとしても不思議ではない好成績である

ついに2019年の「名探偵コナン」の劇場版の詳細が明らかになった
そのタイトルは「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」
4月12日公開である

「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」

本作のキーパーソンになるのは第19作『業火の向日葵』以来、4作ぶりに登場の怪盗キッド
そして、空手家・京極真である
劇場版シリーズでは初の海外となるシンガポールが舞台となる

19世紀末にシンガポールの海底に沈んだとされるブルーサファイア「紺青の拳」
それを狙う怪盗キッド
だが、キッドの前に最強の空手家、京極真が立ちはだかった
一方、コナンは強引にキッドにシンガポールに連行され、正体に気づいてない蘭にとっさにアーサー・ヒライと名乗ってしまう(笑)

シンガポールを舞台に、伝説の宝石をめぐる謎と事件
そして怪盗キッド、京極真、コナンの三つ巴のバトルが繰り広げられる

怪盗キッド

通称「月下の奇術師」
正体は江古田高校に通う高校2年生の黒羽快斗
実はキッドとしては二代目で、初代は天才的マジシャンだった彼の父親
快斗は亡き父の死因を探っている
コナンとはライバル関係
外見は蘭ですら区別がつかないほど工藤新一とうり二つ

京極真

通称「蹴撃の貴公子」
杯戸高校空手部主将で400戦連勝無敗
強い敵を求めて海外で武者修行中
鈴木園子の彼氏
古風な価値観の持ち主で、園子が肌を露出していたり短いスカートを履いていると注意する

「ゼロの執行人」を越えられるか

驚異的な右肩上がりをしている劇場版「名探偵コナン」シリーズ
最新作「紺青の拳」もヒットは間違いない
そのことを疑う者はいないだろう
ただ気になるのは驚異的なヒットを飛ばした前作「ゼロの執行人」
果たしてその記録を越えて、シリーズの右肩上がりを続けられるかということ

近年のアニメ映画のヒット作といえば代表的なのは「君の名は」
250億円というモンスター級のヒットである
この作品を別格とすれば2013年の「風立ちぬ」が120億円
2010年の「借りぐらしのアリエッティ」が92.5億円である
つまりここ10年で「ゼロの執行人」よりヒットしたアニメ映画は「君の名は」とジブリ作品だけなのだ
いかに「ゼロの執行人」の興収が規格外だったかが分かるだろう

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安室透

そして、その爆発的なヒットの推進力となったのが、安室透だと言われている
安室透とはトリプルフェイス(3つの顔)を持つ男である

1つは私立探偵で毛利小五郎の弟子であり、喫茶ポアロでアルバイトをしている29歳の安室透
1つは「黒の組織」のメンバー、バーボン
そして、もう1つは警察庁警備局警備企画課、通称ゼロに所属している公安警察の降谷零

「純黒の悪夢」で注目が集まり、「ゼロの執行人」で人気が爆発した
「安室透を100億の男にする会」なるものがSNS上で発足し、中には100回劇場に足を運んだという熱狂的な女性ファンも現れた
「ゼロの執行人」の爆発的ヒットは安室透の存在なくてはありえなかっただろう

怪盗キッド出演作

最新作の「紺青の拳」で安室に代わってキーパーソンになるのは人気キャラクター、怪盗キッド
すでに劇場版にも何度も登場している

1999年「名探偵コナン 世紀末の魔術師」26億円
2004年「名探偵コナン 銀翼の奇術師」28億円
2006年「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌」30.3億円
2010年「名探偵コナン 天空の難破船」32億円
2015年「名探偵コナン 業火の向日葵」44.8億円

このように安定した人気を保っている
「純黒の悪夢」以降のコナン映画の興収の伸びは凄まじい
おそらく「紺青の拳」は怪盗キッド出演作の最高記録を更新すると予想される

怪盗キッドと京極真

もう一人のキーパーソン、京極真
二人は過去にも一度対決している
面白い組み合わせである
怪盗キッドの人気は安定しているが、6作目となると若干のマンネリ感も否めない
だが、劇場版で初のキーパーソンとなる京極真を組み合わせることで、新鮮なワクワク感を提供するのに成功している
この辺りは上手く考えられている
ただ、それでも安室透の人気にはかなわないだろう

社会現象

「ゼロの執行人」の91.8億円という数字は、人気作品だから到達できるという生半可なものではない
社会現象とも呼ぶべき追い風が必要である
「名探偵コナン」という作品への信頼感
それに安室透というキャラクターの人気が組み合わさり爆発した
社会現象とは計算して起こせるものではない
「ゼロの執行人」がここまで大ヒットするとは関係者も読めなかったのではないか
劇場版「名探偵コナン」の右肩上がりも、「紺青の拳」でいったん落ち着く可能性が高い
その場合、失望の声も聞かれるだろう

ただここで問題となるのは、右肩上がりしなければ駄目なのかということ
つねに前作を上回るヒットを飛ばす
そんなことが永遠に可能なわけがない
「ゼロの執行人」の特大ヒットはあらゆる意味で計算外だった
劇場版「名探偵コナン」シリーズの中でも特殊な例と考えるべきだ
「から紅の恋歌」の68.9億円
「紺青の拳」がこれを上回る70億以上のヒットを飛ばしたなら、ある意味正しい右肩上がりと言えるだろう
と言っても70億も簡単に達成できる数字ではないが

まとめ

ここまで「紺青の拳」が「ゼロの執行人」の興収を下回ることが決定しているかのように書いてきた
しかし、実際のところ、意外と上回る可能性もあるのではないかと思っている
それだけ近年の「名探偵コナン」シリーズは勢いがある
もし上回ったら本当に100億が視野に入るということ
「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」の公開は4月12日
楽しみに待つことにしよう

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