「名探偵コナン ゼロの執行人」のライバルは? 年間興行収入1位なるか!?

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2018年4月、世界中の映画ファンが沸き立った
「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」が公開されたのだ
その勢いは凄まじく全米ではオープニング3日間で2億5,769万8,183ドルの興行収入を記録
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を抜いて全米歴代映画史上No1のヒットスタートを切った
その後、公開された中国でも興収2億ドル越えのオープニングを飾り、首位でスタート
韓国やロシアなど他の国々でも初動記録を更新
現在では20億ドルを越えて、「ジュラシック・ワールド」を抜き世界歴代4位となっている

だが、世界中が熱狂する中、唯一「インフィニティ・ウォー」が初週1位を取れなかった国があった
日本である
公開3週目となる「名探偵コナン ゼロの執行人」に破れ、2位スタートとなったのだ

そのニュースは世界の映画ファンに驚きを与えた
「マジかよ!?」
「僕はアニメが好きだけど、このニュースは信じられない」
「その名探偵コナンってのは、そんなに面白いの?」

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劇場版「名探偵コナン」の謎

「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「ポケットモンスター」「妖怪ウォッチ」
日本では毎年公開される定番のアニメ映画がある
「名探偵コナン」もその内の一つだ
最新作「名探偵コナン ゼロの執行人」はシリーズ22作目にあたる

これらのアニメシリーズは毎年、手堅い興行成績を残す
ド安定の作品群である
だが、数年前からあ異変が起きていた
劇場版「名探偵コナン」が毎年、シリーズ最高興収記録を更新するようになったのだ

それまでの名探偵コナンの劇場版は人気があったが、「ドラえもん」や「ポケモン」に比べると、興行的には格下のポジションだった
初めて国内の興行収入年間トップ10に入ったのは、2013年の「名探偵コナン 絶海の探偵」である
この時は興行収入36億で、第7位だった
2014年の「名探偵コナン 異次元の狙撃手」で41億で第9位
2015年の「名探偵コナン 業火の向日葵」で44億で第9位
2016年の「名探偵コナン 純黒の悪夢」で63億で第6位
2017年の「名探偵コナン から紅の恋歌」で68億で第4位(邦画では1位)

恐ろしい伸びである
特に「純黒の悪夢」からは凄まじい
なぜ劇場版「名探偵コナン」の人気は息切れしないのか

人気の秘密

劇場版「名探偵コナン」の人気は様々な要因が指摘されている

ミステリー要素
ラブコメ要素
アクション要素
キャラクター人気

確かにそれらは間違っていないだろう
しかし、これらの要素は初期からあったものだ
ここ数年の急激な伸びの説明にはならない
調べていく内に興味深い記事を見つけた
プロデューサー陣からインタビューした「劇場版『名探偵コナン』はなぜヒットを連発できるのか?」という記事だ
この記事によると劇場版「名探偵コナン」はつねに4〜5年先を見据えて動いているというのだ
そして20作目の「純黒の悪夢」でピークが来るように、数年前から準備してきたという
確かに「業火の向日葵」から「純黒の悪夢」では、20億近い驚異的な伸びを示している
そして、その勢いが現在でも続いている印象だ
まんまと狙いが的中したということだろう
つまり現在のコナン人気は単なる偶然ではなく、緻密な戦略によるものということだ
正直、どうしてこんなに人気があるのか理解できなかったが、その秘密の一端を垣間見たような気がする

「名探偵コナン ゼロの執行人」安室透の人気爆発!!

そして最新作の「ゼロの執行人」では7週連続1位という驚異的なヒットを記録した
6月中旬現在で累計興収82億円を突破し、歴代興収58位
前作「から紅の恋歌」68億と比較しても、大幅に記録を更新している
さて、この社会現象といってもいい大ヒットの最大の要因は安室透というキャラクターの人気にあるという

安室透とは?

安室透とは3つの顔を持つ男である
1つは私立探偵で毛利小五郎の弟子であり、喫茶ポアロでアルバイトをしている29歳の安室透
1つは「黒の組織」のメンバー、バーボン
そして、もう1つは警察庁警備局警備企画課、通称ゼロに所属している公安警察の降谷零

とにかく安室透の人気は凄まじく、現在は週刊少年サンデーでスピンオフマンガ「ゼロの日常」も連載されている
また「安室透を100億の男にする会」なるものがSNS上で発足し、「ゼロの執行人」の興行収入を100億にするためリピーターが続出しているという

「ゼロの執行人」は年間1位を守ることが出来るのか

3018年6月20日時点で、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」を抜いて、年間興行収入トップに君臨している「名探偵コナン ゼロの執行人」
上半期の1位はもはや確実だろう
ただ公開10週目ということもあり、さすがに今週の順位は7位にまで落ちてきた
累計興収は82億円
最終的には80~90億円台で落ち着きそうだ
果たして「ゼロの執行人」はこのまま2018年の1位を維持できるのか?
もし実現したら劇場版「名探偵コナン」にとっては初の快挙だが

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「ゼロの執行人」を迎え撃つライバルたち

それでは今年、「ゼロの執行人」を脅かす作品には何があるのか
公開予定順に見てみよう
なお、それぞれの作品をA、B、C、D、Eで判定する

A:「ゼロの執行人」を上回る可能性がかなり高い
B:まあまあ高い
C:可能性はある
D:まず無理
E:絶対無理

6月8日公開
「万引き家族」

判定:B
すでに公開中ではあるが、2週連続1位
興収は早くも17億円を突破
カンヌ映画祭グランプリという快挙で息の長い興行になりそう
最終的には40~50億円台ではないかと読んでいるのだが

6月29日公開
「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」

判定:C
ご存知「スター・ウォーズ」のスピンオフ
前作の「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の興行成績は46億円
今回は人気キャラということもあり、それを上回る可能性は大いにある
ただ海外では爆死しているので、それがどう影響するか
よくて50億円台というところか

関連記事
スター・ウォーズ帝国崩壊の兆し!? 「ハン・ソロ」はなぜ興行的に失敗したのか?

7月13日公開
「ジュラシック・ワールド 炎の王国」

判定:A
前作「ジュラシック・ワールド」は95億を稼ぎ出し、2015年のトップ
コナンが迎える最初の強敵がこの作品だろう
場合によってはあっさり1位の座を奪われるかも知れない
すでに海外では公開され、大ヒットを記録している
前作を上回るのか、それともダウンするのか
100億円越えもありえそうだが、はたして!?

7月20日公開
「未来のミライ」

判定:B
細田守監督作品
時をかける少女     : 興行収入2.6億円
サマーウォーズ     : 興行収入16億円
おおかみこどもの雨と雪 : 興行収入42億円
バケモノの子      : 興行収入58億円
右肩上がりで興行成績を伸ばしている細田作品
今作で80億越えなるか?
現実的にはよくて70億あたりと見ているのだが

「BLEACH」

判定:E
「テラフォーマーズ」「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」「鋼の錬金術師」
コミック映画化の累々たる屍の山
この作品も爆死の予感しかしない

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8月1日公開
「インクレディブル・ファミリー」

判定:B
安定のピクサー作品
前作「Mr.インクレディブル」は52億円で年間5位
海外で記録的なヒットをしていることから、日本でも前作を上回る可能性は高い
ヒットはほぼ確実だが、はたして80億を越えられるのか

8月3日公開
「ミッション:インポッシブル フォールアウト」

判定:C
つねに50億は稼ぐ人気シリーズ
今回もその辺りで落ち着きそう

8月17日公開
「銀魂2 掟は破るためにこそある」

判定:D
前作が38億円とまさかのサプライズヒット
今回は40億を越えられれば万々歳だろう

9月1日公開
「君の膵臓をたべたい」

判定:B
実写版は35億円の大ヒット
「キミスイ」ファンとアニメファンが押し寄せれば、「君の名は」のようなムーブメントが起こる可能性も否定できない
作品の出来次第だが、ポテンシャルは凄そう

11月23日公開
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」

判定:A
前作の興行収入が73億円
ハリーポッターシリーズに比べると少し物足りないが、ここから伸ばしてくるか
今作では若きダンブルドアも登場し、ファンなら見逃せない内容になりそう
十分な脅威であることは間違いない

まとめ

検証した結果「名探偵コナン ゼロの執行人」を特に脅かす作品を3本挙げると
「ジュラシック・ワールド 炎の王国」
「インクレディブル・ファミリー」
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」
この辺りではないだろうか

「未来のミライ」や「君の膵臓をたべたい」などのアニメ作品も要注意だろう
だが「アナと雪の女王」や「美女と野獣」のような爆発的なヒット作が出なければ、「ゼロの執行人」が1位をとる可能性も十分にある
はたして「名探偵コナン」は初の年間興行収入ランキング1位に君臨することが出来るのか
結果が楽しみである

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