「鬼武者」は2023年11月2日に、世界で配信された
全世界累計200万本を突破しているカプコンの戦国サバイバルアクションゲーム『鬼武者』が初のアニメ化
総監督は三池崇史
剣豪・宮本武蔵はある藩の依頼で、山奥の村を目指す
しかし、そこにはこの世のものとは思えない幻魔と呼ばれる怪物がはびこっていた…………
宮本武蔵は俳優・三船敏郎をイメージされている
大人気ゲーム『鬼武者』のアニメ版
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「鬼武者」
ある藩の山奥の村で、農民同士の小競り合いがあった
死人が出たため、藩は秀才と名高い伊右衛門という男に様子を見に行かせた
ところが、その伊右衛門が謀反を起こした
伊右衛門は村人たちと、その村に立てこもった
たまたま逗留していた剣豪・宮本武蔵に、藩は伊右衛門の討伐を依頼した
その村には恐ろしい怪物が出ると噂されていた
武蔵は寺から魔を滅するという「鬼の篭手」を借り受け、村へ向かった
同行するのは伊右衛門の師である松木兼介、他に道場の兄弟弟子である4名、そして見張り役の海全だった
村が間近に迫っていた
その夜、焚火を囲んだ面々に、武蔵がこう語りかけた
「この中に裏切り者がいる」
武蔵の言葉に、誰もが驚きを隠せなかったが…………
原作はカプコンの人気ゲーム「鬼武者」
宮本武蔵を演じるのは大塚明夫
松木兼介は大塚芳忠
さよは山根綺
伊右衛門は木村良平
佐々木小次郎は関俊彦
キャラクター原案はキム・ジョンギ
脚本は倉田英之
監督は須貝真也
総監督は三池崇史
アニメーション制作はサブリメイション
海外の評価
アメリカでは「Onimusha」のタイトルで配信された
現時点でのIMDbのスコアは7.3/10
メディアの評価
Ready Steady Cut
「鬼武者」はサブリメイションスタジオが制作し、多作のアクションマスターである三池崇史監督によるNetflixシリーズです
カプコンの人気ゲームを原作としたアニメ「鬼武者」は確かに成功していますが、「アーケイン」や「サイバーパンク エッジランナーズ」のようなトップクラスの作品と同レベルとまではいきません
ただし、日本の戦国時代を舞台に、三船敏郎を思わせる武士・宮本武蔵が、怪物を斬りまくる最高に楽しい時間を過ごせます
アクションに次ぐアクションですが、三池監督とスタントコーディネーターである辻井啓伺が手がけた剣劇は、非常にスタイリッシュに表現されています
このシリーズに懸念があるとすれば、2Dアニメーションと3Dアニメーションのブレンドが、人によっては受け付けないということだろう
とはいえ「鬼武者」はゲームのアニメ化作品として十分に成功しています
3.5/5
Slant Magazine
洗練されていて狂暴、そして驚くほど感動的なアニメ化
カプコンのビデオゲームを原作としたNetflixのアニメシリーズは、アクションと予期せぬ感情を組み合わせています
「鬼武者」は七人の戦士に焦点を当て、武蔵が俳優・三船敏郎に似ているなど、黒澤明監督の「七人の侍」を彷彿とさせます
そういった「七人の侍」にインスパイアされた作品の多くは、中心となる七人がありきたりな定型のキャラになることが多いが、この作品の登場人物たちは顕著な個性を発揮している
五郎丸と彼が指揮する2羽の鷹は特に魅力的です
監督の須貝真也と脚本家の倉田英之は、アクションの間にゆっくりとしたシーンを挿入し、キャラクター同士や彼らを取り巻く世界観を深く描いています
少しずつ形成される彼らの友情と取り返しのつかない死には、驚くほど感情を揺さぶられます
3/4
The Envoy Web
このシリーズでは2Dの背景と3DCGのキャラクターのブレンドが、非常に上手く機能しています
この手法は常に上手くいくとは限りませんが、これは成功した一例です
ビジュアルはセンセーショナルで、あらゆる細部が非常に鮮明です
モンスターは実に恐ろしく、キャラクターデザインは独特で目を引きます
一方でこのシリーズは説明が多すぎて、ペースが大幅に遅くなります
物語を見続けるにはかなりの努力が必要ですが、大きな成果は得られません
クライマックスの戦いは期待を裏切るものであり、他のいくつかの戦いほど魅力的ではなかった
「鬼武者」は伝説的なビデオゲームの期待を裏切る平凡なアニメです
弱い物語とペースの問題が、いくつかの素晴らしいビジュアルの足を引っ張っていました
2.5/5
Leisurebyte
アニメ版「鬼武者」は全てのアニメファンとビデオゲームファンの期待に応えます
久しぶりに暴力が満載の楽しい血みどろのアニメが出来ました
この作品のCGアニメーションを気に入らない人も多いかも知れませんが、私はそこまで気にならなかった
その点を乗り越えることが出来れば、設定自体は非常に興味深く魅力的です
ここでの主人公・宮本武蔵は無敗で有名な日本の剣士で、実在の人物です
彼だけでなく、佐々木小次郎も同様です
これらの因縁や巌流島の有名な戦いを知らなければ、少し困惑するかも知れません
また幻魔について詳しい説明がなく、いきなり西洋のキャラクターが登場するのにも違和感がありました
それにもかかわらず、これはストーリー全体を通してあなたを夢中にさせる楽しいシリーズです
ゴア表現が非常に強く、アニメにダイナミックさを加えています
全体として、これは難しいことを考えずに楽しめる優れた作品です
ストーリーは非常にシンプルですが、アクションが十分にあり、殺陣を楽しむことが出来ます
サムライや時代劇、バイオレンスが好きなら、ぜひ試してみてください
3/5
But Why Tho?
「鬼武者」は素晴らしいアクションを見せてくれるが、2Dと3Dの橋渡しにつまづいている
アクションの巨匠・三池崇史が総監督を務め、監督は須貝真也、脚本は「メイドインアビス」で一躍アニメ界の地位を確立した倉田英之が担当します
ビデオゲームのアニメ化としては上手くいっており、血みどろで派手なアクションシーンは驚異的です
しかし「鬼武者」では2Dと3Dのアニメーションの組み合わせが、「THE FIRST SLAM DUNK」のような明確なビジョンを持って実行されていません
一部の回想シーンや敵が2Dとなり、ビジュアルとしては素晴らしくても、ちぐはぐな印象があります
とはいえアクションファンなら、この作品の戦闘シーンの数々を好意的に捉えると思います
また背景は私がこの秋シーズンのアニメで見た中で、もっとも美しかった
そして、アニメーションは惜しい部分がありますが、物語は素晴らしい
アクションが好きで、ビデオゲームのファンなら、「鬼武者」は必見です
6.5/10
一般視聴者のレビュー
「カプコンのゲームの映像化作品で、唯一原作に忠実な作品だと思います。これは見事に振り付けされた戦闘シーンと、たくさんの好感の持てるキャラクターが登場する素晴らしいアニメです。アクションシーンがこれほど素晴らしいのは、三池崇史監督のおかげである可能性が高い。CGアニメを好む人は多くないと思いますが、手描きの背景は素晴らしく、全ての戦闘も見事だったので問題はありませんでした。ストーリーはシンプルですが本当に優れており、鬼武者シリーズの雰囲気を完全に捉えています。これを機に、ゲームの方も新作が出ることを願っています」
「ホラーと侍のアクションを見事に融合させている。このシリーズは残忍な暴力を美しいスタイルで表現するという点で、非常に優れています。2Dと3Dをシームレスに融合させたアニメーションは、見事なビジュアルを生み出している。『鬼武者』は必見の作品であり、Netflixアニメの中でも上位クラスです」
「私は鬼武者のゲームをプレイしたことがありません。たまたま見た予告編に惹かれて、興味を持ちました。結果として、私はシリーズを2回見ました。いくつかの小さな欠点はありますが、創意に富んだ戦いとシンプルだが効果的な物語を備えた、アクション満載のエンターテイメントです。お勧めします」
「2日で全エピソードを見ました。アニメーションは本当に良く出来ています。アニメには興味がありませんが、この作品は気に入りました。子供の頃にプレイしたプレイステーション2版の鬼武者を思い出しました。しかし、主人公は有名な日本の剣士・宮本武蔵に代わっているので、新作が出るのでしょうか? だったらいいなと思います。今は懐かしさのあまり、鬼武者のリマスター版をプレイし始めています」
「私はゲームが大好きだったので、このアニメを本当に好きになりたかったのですが、物足りませんでした。特に戦闘は残念な出来です。ゲームでの壮観な戦いを、再現できていません。正直、必見の作品ではありませんが、ゲームのファンなら楽しめるかも知れません」
「最初のゲームをそのままアニメ化して欲しかった。ただし、出来は悪くないです」
「普段こういうアニメは好きではないのですが、大塚明夫目当てで見ました。ただし、他の声優も素晴らしかったです。ストーリーも予想以上に良かった。ゲームのことは全く知りませんが、楽しめました。フィナーレにも満足しましたが、まだ続きがありそうだったので、セカンドシーズンにも期待します」
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