「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」ネタバレ感想 スター・ウォーズ帝国はいまだ健在か!?

監督の交代
「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」から5ヵ月という短い期間での公開
ディズニーの予測を大幅に下回った興行収入
その不振によりオビ=ワン・ケノービやボバ・フェットを主人公とするスピンオフの保留

日本公開前に悪い噂ばかり聞いていた「ハン・ソロ」
それでは実際の作品の出来はどうだったのか?


予告編

作品情報
作品名「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」(原題SOLO: A STAR WARS STORY)
監督:ロン・ハワード
キャスト:オールデン・エアエンライク、ウッディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローバー
上映時間:135分
製作費:$300,000,000 (imdb推定)
製作国:アメリカ(2018年)

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ざっくりあらすじ

惑星コレリアでくすぶった生活を送る若者ハン。彼は恋人のキーラと共に故郷からの脱出を図るが、キーラは捕まり二人は離れ離れに。ハンは銀河一のパイロットとなってキーラを迎えに戻ると誓うのだが………………

感想(ここからネタバレ)

ハン・ソロとは?

ご存知「スター・ウォーズ」シリーズの名キャラクター
相棒のチューバッカと共に密輸業を営む一匹狼のアウトロー
ルークやレイアとの出会いによって、銀河帝国との戦いに加わることになる

ハン・ソロの大きな魅力はその不真面目さだろう
金に目がなく、つねに減らず口を叩き、帝国のことなど知ったこっちゃない
帝国打倒などと生真面目なキャラクターが多いシリーズの中で、ハン・ソロの存在はとても重要だった
その自由奔放さが作品の風通しを良くしていた
エピソード1~3が物足りなかったのは、ハン・ソロの不在が大きい

「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」のキャスト

オールデン・エアエンライク
ハリソン・フォードに代わり、若きハン・ソロを演じる

出演作品

「ヘイル、シーザー!」
コーエン兄弟監督作品
オールデンは人気はあるが演技がど下手なカウボーイ俳優役

ウッディ・ハレルソン
若きハン・ソロを気に入り、仲間に引き込む無法者ベケットを演じる
ハン・ソロに色々と生きていくための教えを授ける

出演作品

「TRUE DETECTIVE 二人の刑事」
不可解な猟奇殺人を追う刑事を演じる
完成度の高いTVドラマ
マシュー・マコノヒーと共演

「TRUE DETECTIVE 二人の刑事」の感想はこちら

監督

ロン・ハワード
最初は「LEGO ムービー」のフィル・ロード&クリス・ミラーが監督として起用されたが、ルーカスフィルムとの「創作面での意見の相違」により降板
その後はベテランのロン・ハワードが引き継ぎ、85%を撮り直したとのこと

代表作

「アポロ13」
ロン・ハワード監督は初期の作品が好きなのだが、これも傑作
トム・ハンクス主演の緊迫感溢れるドラマ

故郷からの脱出

辺境の惑星コレリアで虐げられた生活を送る若者ハン
恋人のキーラと一緒にコレリアを脱出しようとするが、彼女は捕まってしまう
銀河一のパイロットになり、自分の宇宙船を手に入れて、キーラを迎えに戻ってくることを誓うハン・ソロ
その後も戦場でのチューバッカとの出会い
無法者ベケットたちと共に挑む列車強盗
組織のボスとの命懸けの駆け引き
そんな感じで見どころ満載なのだが、序盤は正直退屈だった
オールデン・エアエンライクもハリソン・フォードに似ていると思えず、いまいちな印象
話の流れ的に仕方ないのだが、ハン・ソロがまだまだ青二才で魅力が感じられないのだ

ミレニアム・ファルコン号

面白くなってきたのはランドとの出会いから
ドナルド・グローヴァー扮する若きランドが凄く魅力的
お洒落でギャンブル好きで抜け目ない男を嬉々として演じている
相乗効果でハン・ソロの魅力もアップ
ハン・ソロとランドの掛け合いはなかなか楽しかった
そしてランドが所有していた宇宙船が、あのミレニアム・ファルコン号である

まだ新しいミレニアム・ファルコン号とハン・ソロの出会いは感慨深いものがあった
その後も敵地に侵入してお宝を強奪
ミレニアム・ファルコン号による激しい宇宙空間でのチェイス
二転三転する展開で普通に楽しめた

「ハン・ソロ」の良かったところ

この作品の魅力はギャングや無法者など悪党がたくさん出てくるところ
ハン・ソロもアウトローなので宇宙を舞台にしたギャング映画を見ているような楽しさがあった
また物語の後半は徐々にハン・ソロのふてぶてしさや抜け目なさが発揮されて、本来のハン・ソロらしさが感じられた
他にもファンならニヤリとする場面が多く、そういう部分も楽しめるだろう

「ハン・ソロ」の問題点

この作品の問題点は物語が答え合わせに終始していること

ハン・ソロの生い立ちはこうです
これがチューバッカとの出会いです
ランドとの出会いはこうです
ミレニアム・ファルコン号はこうして手に入れました

あくまでエピソード4への繋ぎ
そこから発展するものが何もないのだ
所詮はスピンオフということを痛感させられる
この作品を見ても見なくても本編への影響はほとんどない

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問題が残る結末

僕は「ローグワン」のように、この作品もエピソード4に直接つながる物語になると予想していた
ところが予想は外れた
完結しなかったのだ!!
キーラはこの後にどうなるのか
あの最後に出てきたダース・モー〇みたいは奴は何なのか?
謎が山積み
続きは「ハン・ソロ エピソード2」をお楽しみに!!
まさにそんな感じ
「どうせ大ヒットするに決まってんだから、完結させずにまだまだ続けるぜ!!」
そんなディズニーの声が聞こえた気がした(幻聴だろ

ただ、もしエピソード2が作られるのなら、本作よりそっちの方が面白くなるだろう
今回のハン・ソロはまだまだ青二才で、基本的には誰かの命令で動いてばかり
手下としてこき使われるハン・ソロなど、あまり見ていて楽しくない
ラストでミレニアム・ファルコン号を手に入れ、チューバッカと独り立ちしたので、次はもっと面白くなると思うのだ
だからと言ってエピソード2を本当に作ってほしいかというと微妙なのだが

興行成績の不振

色々と書いたが作品としてはなかなか楽しめた
だが、「ハン・ソロ」の興行成績の不振がニュースになっている
出来はそこまで悪くないので、もしかしたら「最後のジェダイ」からせめて1年は間を空けていれば、もっとヒットしていたのではないかとも思う
やはり5ヵ月は短すぎた
ミレニアム・ファルコン号が出てきて盛り上がるシーンでも
「5ヵ月前にも見たよ」
つい、そう思ってしまう

そもそもスピンオフ作品にディズニーは夢を見すぎ!!
そこそこの数字は出てるのだから、それでいいだろ
興行成績にがっかりとか、ファンにも失礼
ハン・ソロというキャラクターまで貶められてる気分になる
それにハン・ソロはもともとアウトローで自由人
ディズニーの思惑など知ったことではないだろう
そんなものに縛られるのを何より嫌う男なのだから

関連記事
スター・ウォーズ帝国崩壊の兆し!? 「ハン・ソロ」はなぜ興行的に失敗したのか?

まとめ

最近公開された話題作
「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」
「デッドプール2」
どちらも文句なしにおススメである

では「ハン・ソロ」はどうかというと
正直、微妙
次の時代を切り開いていく勢いがないのだ
今、作られる意味が見いだせないというか
見たい人は見ればいい
そんな閉じたコンテンツ
ただ出来は悪くないので、見ればそれなりに楽しめるだろう

それにしてもディズニーはもっと「スター・ウォーズ」を大事に作ってほしい


Solo: A Star Wars Story (2018) on IMDb


rotten tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/solo_a_star_wars_story
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=363273

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