Netflix「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」シーズン1感想 伝説級の傑作ファンタジー!!

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素晴らしい!!
この作品に関しては称賛の言葉しか出ない
まさに神に感謝したくなる傑作
人形劇である
現代ではCGの方がよほどお手軽なのに、あえてこの手法を取った熱意が凄い
画面に映るものが全て実在する素晴らしさ
もはや芸術である
その驚異の映像はまさに革新的
そして壮大なファンタジー
冒険あり、ロマンスあり、スペクタクルあり
衝撃の展開も多く、目を離せなかった
3人の主人公もとても魅力的
オリジナルの「ダーククリスタル」を見ていなくても、問題なく楽しめる
「ロード・オブ・ザ・リング」や「スター・ウォーズ」や宮崎駿作品が好きな人
絶対に見るべき
真のファンタジーが楽しめるだろう


予告編

作品情報
作品名「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」(原題The Dark Crystal: Age of Resistance)
監督:ルイ・ルテリエ
キャスト:タロン・エガートン、アニャ・テイラー=ジョイ、ナタリー・エマニュエル、ドナ・キンボール、ヘレナ・ボナム・カーター、マーク・ハミル、サイモン・ペッグ、シガーニー・ウィーヴァー
キャラクター創造:ジム・ヘンソン
製作国:イギリス、アメリカ(2019年)
全10話

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ざっくりあらすじ

ジム・ヘンソンの名作「ダーククリスタル」の前日譚がTVシリーズとして蘇る

感想(ここからネタバレ)

CG全盛の時代で人形劇を見るのは久しぶり
技術の進歩に驚いた

「ダーククリスタル」とは?

1982年、ジム・ヘンソンフランク・オズが共同監督した人形劇
邪悪な種族スケクシスは強大な力を持つクリスタルを我が物とし、世界を支配していた
彼らがゆいいつ気がかりだったのは、ゲルフリン族がいずれ自分たちから権力を奪うだろうという予言だった
そのためスケクシスはゲルフリンを根絶やしにした
ゲルフリン族の唯一の生き残りの少年ジェンは「クリスタルの欠片を見つけ出し、元に戻して世界を救う」という使命を帯びるのだが………………

その驚異のファンタジーと世界観に高い評価を得た
「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」は「ダーククリスタル」の前日譚であり、種族やクリーチャーなど多くの世界観が忠実に引き継がれている

ジム・ヘンソン

ジム・ヘンソンは操り人形(マリオネット)と指人形(パペット)を組み合わせた「マペット」を創作
「セサミストリート」で爆発的な人気を得た
だが、ジム・ヘンソンはもっと大人向けの作品を作りたいという野望があった
複雑な背景と深淵なストーリー、様々なクリーチャー、壮大な世界
そうして結実したのが「ダーククリスタル」である
この作品は熱狂的なファンを生んだ
他の代表作はデヴィッド・ボウイが出演した「ラビリンス 魔王の迷宮」などがある

個人的に好きなのは「ジム・ヘンソンのストーリーテラー」
民話を原典に近いストーリーで、マペットで描いたTVシリーズである
そのクリーチャーの造形やダークな雰囲気が良かった

ジム・ヘンソンは1990年に惜しくも急死している
「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」はジム・ヘンソン・カンパニーが製作
ヘンソンの娘のリサ・ヘンソンが製作総指揮を務めている
監督は「インクレディブル・ハルク」「グランド・イリュージョン」のルイ・ルテリエ

抵抗

マザー・オーグラから委ねられた真のクリスタルの守護者として、スケクシス族惑星トラを1000年に渡って支配していた
だが、実際にはスケクシス族はクリスタルから力を奪い、寿命を永らえさせていた
クリスタルのパワーには陰りが見えていた
そんな事実を知らないゲルフリン族は長年に渡ってスケクシス族を敬い、彼らに仕えていた

ある日、クリスタル城の護衛の青年リアンは同僚で恋人のミラがスケクシスに拘束され、生命エネルギーを奪われる現場を目撃してしまう
ミラは消滅した
ショックを受けるリアン
それに気づいたスケクシス族たちは、リアンをミラを殺した犯人に仕立て上げた
リアンは城から脱出したが、仲間からも追われるお尋ね者となった

ゲルフリン族の女王オルモードラの三女ブレアは、王女という立場でありながら毎日本を読みふけり、周りを呆れさせていた
ブレアはスケクシス族を支配者として神のように崇めるゲルフリン族に疑問を持っていた
そんな時、ブレアは図書館で古い本に記された謎の記号を見つける
やがてブレアは惑星トラの驚くべき真実に近づいていく

ゲルフリン族の7つのクランの中で、暗い洞窟に住み他のクランから蔑まれているグロッタン・クランの少女ディート
光も届かない地下での生活だが、大好きな動物たちに囲まれて彼女は幸せだった
ところがある日、動物たちが凶暴化していることにディートは気づいた
ディートは“聖なる木”からお告げを聞いた
世界に「闇の力」が広がっていると
手遅れになる前に手を打たなければならない
ディートはオルモードラにそのことを警告するために地上に出た

リアン、ブレア、ディート
ゲルフリン族の運命は3人の若者に委ねられた………………

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驚異的な映像

CGの出現は映画業界にとって革新的だった
今まで不可能だった映像が可能となった
そのおかげで映画というジャンルがステップアップしたといっていいだろう
どんな映像でも実現できるようになったのだ

しかし、CGと共に失われたものもある
それは”驚き”である
昔の特撮シーンを見ると、確かにチープに思えるものが多い
ところが中には見事なものもあり、思わずこう呟いてしまうことがある

「これ、どうやって撮ったの!?」

CG全盛期の今ではそんな驚きを感じることがほとんどなくなった
どんな凄い映像を見ても、こう感じてしまうのだ

「どうせCGなんでしょ」

いわゆる思考停止状態である
この「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」を見ていて、久々に懐かしい驚きが蘇った
これはCG作品ではない
人形劇である
キャラクターも背景も全てが実在するものだ
にも拘わらず目を見張るシーンがいくつもあった

「これ、どうやって撮ったの!?」

久しぶりに何度も感嘆の声をあげてしまった

この作品では昨今忘れていた「創意工夫」が詰め込まれている
CGで作れば、はるかに楽だったろう
それをオリジナル通り人形劇でやった決断
画面に映るものが全て実在するという贅沢さ
人形や背景の細部にまで至る職人たちのこだわり
もはや作品の存在そのものが芸術である
かつてない豊潤な映像体験だった

実は製作総指揮のリサ・ヘンソンはこの「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」を、アニメシリーズにする予定だった
人形劇だと莫大な予算がかかるからだ
そしてNetflixに電話で打診すると、こう言われた

「どうせなら人形劇でやったらどうです?」

思いがけない言葉につい受話器を落としてしまったという
詳しい製作過程はNetflixのドキュメンタリー「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンスの裏側」で描かれている
これを見るとこの作品に注ぎ込まれた熱量の凄さに圧倒される

ハイ・ファンタジー

昨今はアニメやラノベで「異世界転生もの」が大流行している
気楽に見れて嫌いではない
しかし、この「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」には本物のファンタジーの凄みが感じられる
全てを一から作った世界
ゲルフリン族、スケクシス族、ポドリン族
様々な種族や動物、モンスター
人間というものが存在しない世界
膨大な背景や設定
それだけの世界を作り上げる志の高さが凄い
ファンタジーが好きな人なら、絶対に見ておくべきだろう
初めて「指輪物語」を読んだ時のような、充足感を味わった
まさに至高である

また人形劇であることも、この世界への没入度を高めている
もしゲルフリン族を人間の役者が演じていたら?
やはりお芝居であるという、どこか醒めた目で見てしまっただろう
CGでやっていたらどうか?
実はこの作品は最初に、CGでテスト映像が作られた
そこでCGの問題が浮き彫りになった
何でもできるので、どうしても演出が過剰になってしまうのだ
また自然光など、やはり実在のものにはかなわない
人間が登場しないこの作品には、人形劇が最適だった
CG一色に染まった業界に一石を投じた作品だといえるだろう
まさに宝石のような存在である

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魅力的なキャラクター

この作品の魅力の一つに登場人物がある
オリジナルの「ダーククリスタル」とは比較にならないほどの多くのキャラクターが登場する
特に主人公であるゲルフリン族の3人は魅力的だ

リアン

クリスタル城の護衛の若者
勇気はあるが、ちょっとお調子者のところがある
隊長である父親に自分を認めさせたいと思っている

この作品は英雄誕生の物語でもある
恋人であるミラをスケクシス族に殺されたリアン
殺人犯に仕立てられお尋ね者となる
そこから少しずつ賛同者を得て、スケクシス族の陰謀を暴いていく展開が熱い
リアンの成長は大きな見どころ
とても好感の持てる主人公だった

演じるのは「キングスマン」のタロン・エガートン
オリジナルの「ダーククリスタル」のファンで、話を聞いて脚本も読まずに引き受けたとのこと
リアンの瑞々しさにピッタリだった
「ロケットマン」以来、タロン・エガートンの株が上がりまくり!!

エルトン・ジョンの伝記映画 見る前は「ボヘミアン・ラプソディー」の二番煎じのような、少しネガティブな印象だった 二匹目のどじょうを狙った...

グレア

ゲルフリン族の女王オルモードラの三女
王女なのに公務より本に夢中
末っ子でちょっとワガママなところもあるが、様々な事件を経て成長していく

インドア派で冒険とは無縁だったお嬢様
そんなグレアが真実に気づき、立ち向かっていく姿が素晴らしい
また3姉妹のドラマがとても見ごたえがあった
女王である母親とのエピソードも感動的
とても魅力的なキャラである

ディート

じめじめした暗い洞窟に住むグロッタン・クランの少女
世界に「闇の力」が広がっているのを知り、食い止めるために外界へ出る
動物や自然を愛する心優しい女の子

ディート、最高!!
可愛さが天元突破!!(落ち着け
優しくて勇気があってお茶目で自然を愛する少女
ちょっと天然が入っているのもたまらない
どこか宮崎駿作品のヒロインを彷彿とさせる
というか、めっちゃナウ〇カっぽい!!(爆
ディートのためだけでも、この作品は見る価値ありえーっ

この作品はボーイミーツガールの物語でもある
リアンとグレアとディート
微妙に三角関係になっている
現時点ではディートがリードしているが、最終的にはグレアが勝ちそうな気も………………
そんな恋の行方も見どころ

スケクシス族

諸悪の根源
クリスタルの守護者を名乗りながら、その力を私利私欲のために使っている
皇帝率いる彼らが支配者として、惑星トラに君臨している
そのおぞましさと卑劣な行動には、怒りを覚えること間違いなし
おかげでドラマが盛り上がる

冒険

この「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」はエンターテイメントとしても一級品
リアン、グレア、ディータ
様々な種族
親子、姉妹、仲間
様々なドラマが重層的に描かれ飽きさせない
また衝撃の展開も多い
誇り高いキャラクターたちの
大いに感情を揺さぶられた

また冒険ものとしてもドラマチック
様々な困難や危機が次々と襲いかかる
続きが気になって止まらなくなった

クライマックスの盛り上がりも凄い
ゲルフリン族の7つのクランの団結
リアンのリーダーとしての成長
大いにカタルシスが味わえた
ここからどうオリジナルの「ダーククリスタル」につながるのか
シーズン2が気になって仕方ない
映画の通りだと、ゲルフリン族に辛い運命が待っていそうだが………………

まとめ

至高のファンタジーであり、最高のエンターテイメント
CG全盛の時代に、あえて人形劇で勝負する志に惚れた
こんな無茶な企画にGOサインを出したNetflixにも感謝
映画やドラマも含めて2019年でもっともセンセーショナルな作品かも知れない
子供から大人まで楽しめる
最強のTVシリーズだ


The Dark Crystal: Age of Resistance (2019– ) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/tv/the_dark_crystal_age_of_resistance/s01
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=366602

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