Netflix「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野」ネタバレ感想 西部劇の魅力が満載の一作!!

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Netflixオリジナル映画
かつて両親を殺した男が刑務所から釈放されると知って、ナット・ラブは復讐のために昔のギャング団の仲間を集めるが…………

娯楽性満点の西部劇
最高に熱い一作!!

魅力的なキャラクターたち
仲間同士の絆
そして、壮絶なガンファイト
散っていく男たちの姿に涙が止まらない
悪役を演じるイドリス・エルバはさすがの貫禄
古めかしいストーリーなのに斬新
演出もスタイリッシュ
音楽も絶妙
2時間18分と長いが、夢中になって見てしまった
これぞ現代の西部劇
熱い男たちのドラマを満喫
西部劇好きなら必見!!


予告編

『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野」(原題The Harder They Fall)
監督:ジェイムズ・サミュエル
キャスト:ジョナサン・メジャース、ザジー・ビーツ、イドリス・エルバ、レジーナ・キング、デルロイ・リンドー、ラキース・スタンフィールド
上映時間:138分
製作国:アメリカ(2021年)

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ざっくりあらすじ

かつて両親を殺したルーファス・バックが刑務所を釈放されると知ったナット・ラブは、復讐するために昔のギャング団の仲間を集めるが…………

感想(ここからネタバレ)

久々に西部劇を満喫した…………

再結成

幼い頃、ナット・ラブは目の前で両親を殺された
その男ルーファス・バックは、ナットの額をナイフで十字に切り刻んだ

長い年月が経った
成長したナットはギャング団を結成した
狙う相手は無法者だけ
ナットの悪名は荒野に知れ渡った

そしてナットは両親を殺した仇を、1人1人見つけ出して始末していった
残るのはルーファス・バックだけ
だが、ルーファスは刑務所に収監されて、一生出てくることはない
復讐は終わったのだ
ナットはギャング団を解散した

そんなある日、ナットはルーファスが刑務所を出所すると聞かされた
今度こそ、自分の手でルーファスを殺す
ナットは1人で片をつけるつもりだったが、かつての仲間たちはついてきた
こうしてナット・ラブ団は再結成したのだが…………

作品解説

監督のジェイムズ・サミュエルはイギリスのミュージシャンで、これが長編デビュー作となる

ラッパーのジェイ・Zがプロデューサーを担当

日本ではNetflixの配信に先立つ10月22日から一部劇場で公開された

ジョナサン・メジャース

アウトローのナット・ラブを演じる
かつて両親をルーファス・バックに殺された
成長してギャング団を結成
仲間たちをとても大事にしている
その反面、縄張りを荒らす相手には容赦しない
ギャング団を解散し穏やかに暮らそうとしていたが、ルーファスが釈放されると聞いて…………

ジョナサン・メジャースは「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」やドラマ「ロキ」などで注目の俳優である

ザジー・ビーツ

ナットのかつての恋人メアリーを演じる
以前はナットのギャング団の一員だった
しかし、ナットは復讐で頭がいっぱいで、自分のことを見てくれないと感じたメアリーは団を抜ける
今では酒場を経営し、繁盛している
久しぶりに再会したナットを、冷たくあしらうが…………

ザジー・ビーツは「デッドプール2」のドミノ役や「ジョーカー」などで有名

イドリス・エルバ

無法者のルーファス・バックを演じる
20年前にナットの両親を殺した
その後、刑務所に入っていたが釈放される
非情で容赦のない性格
恐怖で周囲を支配する

イドリス・エルバはさすがの貫禄
主人公の仇という作品のかなめとなるキャラクターを、見事な存在感で演じている
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」、「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」など、多くの話題作に出演
Netflix映画でも「コンクリート・カウボーイ: 本当の僕は」で、息子に上手く接することが出来ない不器用な父親を演じている

Netflixオリジナル映画 素行不良で退学処分になったコールを母親は、フィラデルフィアに住む父親ハープのところへ送り込むが………… ...

魅力的なキャラクターたち

ナットの片腕的存在のピケット
早撃ち自慢でお調子者のジム
メアリーの店のボディガードのカフィー
ルーファスを倒すために協力する保安官のバス

ナット・ラブの仲間たち
それぞれキャラが立って魅力的だった

西部一の早撃ちと噂されるチェロキー
冷酷な女ガンマンのトルーディ

一方、敵であるルーファス側のキャラも魅力的
そんな個性的な面々が激突するクライマックスはエキサイティングだった

実在の人物

ナット・ラブ
ルーファス・バック
メアリー
ピケット
ジム
バス
チェロキー

本作はフィクションである
しかし、キャラクターの多くは西部開拓時代に実在した歴史上の人物だ
主人公のナット・ラブは1921年に67歳で亡くなったとされている

西部劇

黒人が主人公の西部劇
本作を見て思い出したのは、やはりクェンティン・タランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」

西部劇がめっきり減少した昨今
作られるのも「この茫漠たる荒野で」のようなリアル寄りのものや、人種問題を描いた作品が増えている

Netflixオリジナル映画 人々にニュースを読み聞かせることで生計を立てているキッド大尉は、ひょんなことからインディアンにさらわれ育てら...

だが、この「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野」はエンターテイメント全開
血沸き肉躍る娯楽活劇となっている
見ていて非常に楽しかった
もったいぶらずに銃を撃ちまくるのも嬉しい
クライマックスで激突し、散っていく男たちの姿
久々に西部劇を満喫した

オープニング

本作のオープニングは非常に格好いい
音楽もビジュアルも最高
さすがミュージシャンでもあるジェイムズ・サミュエル監督だけある
高まる期待感にワクワクした
このオープニングのためだけでも、本作を見る価値あり

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非常に熱いシチュエーションだった

復讐

両親を目の前で殺したルーファス・バック
絶対に2人の仇を取る
本作は伝統的な復讐ものである

しかし、最後にルーファスの口から語られる衝撃の真実
これには驚かされた
ナットにとって、あまりに残酷な真相
まさか本作の「復讐」がそういう意味だったとは

古めかしい物語なのに斬新
まさに現代に作られるべき西部劇となっている

まとめ

素晴らしいキャスト
スタイリッシュな演出
こだわりの音楽
壮絶なガンファイト

多くの魅力にあふれた西部劇
絶対に見ておくべき一作となっている

The Harder They Fall (2021) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_harder_they_fall
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/379376

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