Netflix「陰陽師:とこしえの夢」ネタバレ感想 日本の人気作品を中国で映画化!!

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夢枕獏の人気小説「陰陽師」が中国で映画化
大蛇の魔物の封印を守るため、天都城へ向かった晴明は若き剣士博雅と出会い…………

豪華な衣装にセットと様式美が凄い
晴明と博雅の友情は見ごたえがあった

金を湯水のごとく注ぎこんだかのようなリッチな映像には圧倒された
主演2人も魅力的
華麗な殺陣や式神のバトル
ミステリー要素もあり、なかなか楽しめた
だが、クライマックスはやりすぎ
上映時間も長く、ちょっとだれた
見る価値は十分にあるが、問題点も多い
特に原作ファンは賛否が分かれるかも知れない


予告編

『陰陽師: とこしえの夢』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「陰陽師:とこしえの夢」(原題:晴雅集)
監督:グオ・ジンミン
原作:夢枕獏
キャスト:マーク・チャオ、ダン・ルン、ワン・ツィウェン、ジェシー・リー
上映時間:132分
製作国:中国(2020年)

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ざっくりあらすじ

若き陰陽師、晴明は天の儀式に参加するため、天都城へ赴く。そこで晴明は博雅という剣士と出会い…………

感想(ここからネタバレ)

まさか中国で映画化されるとは…………

天都城へ

若き陰陽師、晴明は亡き師の言葉に従い、天都城へ向かった
強大な力を持った大蛇の魔物、禍蛇が数百年の眠りから目覚めようとしている
四つの流派の最強の法師が、禍蛇を再び封印しなければならない

都へ到着した晴明は妖魔の気配を感じた
駆けつけると、1人の剣士が妖魔を斬り殺そうとしていた
晴明は妖魔をかばった
邪悪なものを感じなかったからだ

妖魔を始末しようとする剣士と、それを止める晴明
2人は激しく衝突した
気付くと晴明と妖魔の姿は、闇の中に消えていた
その剣士、博雅は苦々しい表情を浮かべた

すぐに晴明と博雅は天都城で再会した
2人とも天の儀式に招かれた法師だったのだ
天都城には四つの流派をそれぞれ代表する法師が集まっていた

翌朝、晴明たちは城の権力者である長平公女にお目通りした
公女はその若さで妖術も使うと噂されていた
だが、もっとも高齢なホンルオ法師の姿が見えない

すると城の家来がひどく慌てた様子で、その場に駆け込んできた
ホンルオ法師が部屋で亡くなっているというのだ
法師は何者かによって殺されていた

城には強力な結界が張られており、妖魔は侵入できない
晴明は城の中の誰かが犯人だと推理するが…………

作品解説

原作は夢枕獏の人気小説「陰陽師」
野村萬斎主演で2度、映画化もされている


陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

本作は2020年12月25日に中国で公開された
2部作を予定されており、後編の「朧夜曲」は同時に製作された

晴明が陣を使うシーンが、マーベルの「ドクター・ストレンジ」からの盗作だという声が、ネットで広がった
監督のグオ・ジンミンは人気小説家でもあり、これまでも度々作品での盗作が指摘されている

晴明

若き陰陽師
母親は妖狐だと噂されている
陰陽術の天才的な才能を持っており、何体もの式神を使役する
決して他人に心の内を見せない食えない人物
演じるのは「王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン」のマーク・チャオ

安倍晴明というと野村萬斎のイメージが強く、最初は違和感があったが、すぐに気にならなくなった
端正な顔立ち
華麗な佇まい

むしろ若き晴明のイメージにピッタリ

博雅

凄腕の剣士
笛など楽器もたしなむ
裏表のない真っ直ぐな性格
母親を殺され、妖魔を憎んでいる
演じるのは「マイ・ディア・フレンド ~恋するコンシェルジュ~」のダン・ルン

正義感が強く生真面目
おちゃらけた態度の晴明と、最初は対立するが…………

中国での映画化

夢枕獏の人気小説「陰陽師」が中国で映画化
これには驚いた
そして、完成した作品も凄かった

煌びやかな衣装
作り込まれた都の街並み

本作の映像は目を見張るほど美しい
莫大な製作費をかけていることが、手に取るように分かる
日本映画では不可能なスケール
改めて中国映画の勢いを感じた

同じように日本の人気作品が、中国で映画化された例として「カイジ」がある
これも驚くほどのスケールの作品となっていた

「動物世界」
中国版「カイジ」
原作の最初のエピソードを映画化
内容はかなり改変されているが、限定ジャンケンは熱かった
カイジの敵、利根川を演じるのは、何とマイケル・ダグラス
Netflixで見られる

福本伸行原作の「カイジ」の中国版である 利根川がマイケル・ダグラスなど、とにかく金がかかってるのは伝わってくる 主人公のカイジははっきり...

友情

出会いは最悪だった晴明と博雅
博雅は晴明を信用できない人物として警戒する
晴明も他人に決して心を開こうとしなかった

しかし、様々な事件を通して、2人は共闘するようになる

類まれなる才能
妖狐の子供だという噂

晴明は今まで人々から、ずっと敬遠されていた
よくしてくれたのは師だけだった

だが、博雅の誠実な人柄を知り、晴明は彼に心を開いていく
晴明と博雅
2人の間に友情が育まれていく過程は、とてもよく描かれていた

ミステリー

儀式のために集まった四つの流派の法師
ところが法師が次々と殺されていく
犯人はこの城の中の人物
誰が何の目的で、殺人を犯しているのか?

このミステリー要素が面白い
協力して犯人を捜す晴明と博雅
意外などんでん返しもあり、なかなか楽しめた

怪獣映画

美しい映像
晴明と博雅の友情
謎解き
サスペンス

途中までは楽しめていた本作
だが、クライマックスには驚愕
封印を解き、目覚めてしまった巨大な禍蛇が、都で暴れまわるのだ

いきなり最後は怪獣映画に!!
「陰陽師」って、こんな作品だったっけ!?
今までの様式美が台無し!!
確かにちょっとテンション上がったけれども!!

あまりの超展開に呆然
ついには上半身裸の男2人が、ドラゴンボールばりのスーパーバトルを繰り広げる

せめて博雅には服着せてあげてーっ!!

完全に置いてきぼり
定食を頼んだら、勝手に特盛で出てきたような印象

製作費がだだ余りなのかも知れないけど、そこまでサービスしなくていいから!!

最後に感動的なシーンなどもあったのだが、怪獣バトルの後だと何も頭に入ってこなかった

まとめ

日本の人気作品を中国で映画化
なかなか楽しめたのだが、クライマックスがちょっと…………
あれはあれで、ある意味面白かったけれども
2部作として製作されたという本作
何だかんだで後編も、ぜひ見てみたい


Yin-Yang Master I (2020) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/space_sweepers
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/375603

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コメント

  1. 匿名 より:

    禍蛇と清明がガチンコで戦うのも無理があるでしょうし…思い募らせた式神と清明の式神が戦うのは仕方ない演出なのでは…

    禍蛇の強大さが分かって、良い演出だったと思います。

    • しまと より:

      コメント、ありがとうございます
      確かにああするしかなかったかも知れませんね
      見せ場にもなりますし

      ただ急に別ジャンルの作品になったような違和感と、博雅が式神になって超人バトルをするのは、やりすぎのように感じました
      この辺りは個人の好みかな