Netflix「トランスフォーマー : ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」シーズン1ネタバレ感想

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「トランスフォーマー」がNetflixで3DCGアニメ化
オートボットたちが地球を訪れる前
サイバトロン星でのオートポッドとディセプティコンの壮絶な戦いが描かれる
この作品では人間は1人も出てこない
登場するのは金属生命体「トランスフォーマー」だけである
果たして感情移入できるのだろうか?
見る前はそう危惧していたのだが、ぶっちゃけ最高だった
絶望的な戦い
めちゃくちゃ熱い人間ドラマ(?)が描かれる
実写版は全て見ているが、もっとも出来がいいのではないだろうか
人間なんていらなかったんや!!(暴言
オプティマスプライムのリーダーとしての苦悩
メガトロンの凶悪さ
忠誠と裏切り
トランスフォーマーたちの生と死
まさかこんな深いドラマが展開するとは
それでいて全編見せ場満載
キャラも魅力的
これは「トランスフォーマー」の決定版かも知れない
第1章は全6話
ファンもそうでない人も見る価値がある!!


予告編

『トランスフォーマー: ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー 第1章: シージ』 キャラクター紹介PV – Netflix

作品情報
作品名「トランスフォーマー : ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」(原題Transformers: War for Cybertron )
原作:ハズブロ
プロデュース:ルースター・ティース
キャスト:玄田哲章、井上喜久子、木村良平、乃村健次、大塚芳忠、井上和彦
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
製作国:アメリカ(2020年)

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「トランスフォーマー」とは?

1980年代から展開されてきた“変型するロボット”をテーマとする玩具・アニメーション・コミックシリーズ
実写映画も6本作られている

このNetflixのアニメシリーズは、トランスフォーマーたちが地球を訪れる前
惑星サイバトロンでのオートポッドとディセプティコンの熾烈な戦いが描かれる

ポリゴン・ピクチュアズ

この「トランスフォーマー : ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」のアニメーション製作は、ポリゴン・ピクチュアズが担当している
代表作は「シドニアの騎士」「亜人」「GODZILLA 怪獣惑星」など多数
Netflixでは「Levius -レビウス-」を手がけている

「亜人」のスタッフが集結したNetflixのアニメ 人体と機械を融合させた「機関拳闘」に挑む少年レビウスの姿が描かれる なかなか面白かっ...

あらすじ

惑星サイバトロン
そこでは金属生命体トランスフォーマーたちが「オートポッド」「ディセプティコン」に分かれて、長きに渡り戦っていた
メガトロン率いるディセプティコンの前に、オプティマスプライム率いるオートポッドは劣勢を強いられていた
サイバトロンはすでに疲弊しきっていた

ディセプティコンはオートポッドを絶滅寸前まで追い詰めた
しかし、オプティマスプライムたちがどこに隠れているのか、いまだに判明しない
メガトロンはあくまでオートポッドを根絶やしにするつもりだった
強大な力を秘めている「オールスパーク」
惑星サイバトロンの力の源といわれている
それを手に入れられれば、オートポッドを壊滅させられる

一方、メガトロンがオールスパークを狙っていると知ったオプティマスプライムは、ディセプティコンより先に手に入れようと捜索していた
オプティマスプライムはオールスパークがどこにあるか、情報を入手する
だが、それはメガトロンの卑劣な罠だった…………

オプティマスプライム CV.玄田哲章

オートポッドたちの総司令官
皆から慕われている
トレーラートラックに変形

穏やかな性格だが、熱い情熱を持ったリーダー
部下からは「他人の良いところしか見ない」とたしなめられる
強い信念を持ち、目的に向かって突き進む

本作ではオプティマスプライムのリーダーとしての苦悩も描かれる
本当は戦いたくはない
だが、メガトロンの横暴を許すわけにはいかない
自分の決断で仲間が傷つくことになる
それでもオプティマスプライムは決して希望を捨てない

メガトロン CV,大塚芳忠

ディセプティコンのリーダー
その力はオプティマスプライムすら上回る
オートポッドを根絶やしにすることに、異様な執念を見せる

凶悪な男、メガトロン
だが、この作品では単純な悪としては描かれていない
迫害されていた者たちを解放する
最初はそれが目的だった

かつての友であるオプティマスプライムに、メガトロンは一目置いている
決して彼を侮ることはない
メガトロンはリーダーとしての資質を持った男である
しかし、力に魅せられすぎたのだ

バンブルビー CV.木村良平

オートポッドとディセプティコン
バンブルビーはどちらにもつかない
争いなんてまっぴらだ
だが、本人の意思に反して、バンブルビーは戦いの渦中に巻き込まれていく

バンブルビーというと実写映画では、言葉が喋れないマスコット的イメージだった
けれど、本作ではまるで異なる印象
自由奔放で生意気な若者
本来はこういう性格だったのかと驚いた
言葉を喋るバンブルビーはかなり新鮮だった

サイバトロンの戦争

実写映画で描かれた「トランスフォーマー」はコミカルな印象が強かった
ところが、このアニメ版ではかなりシリアスでダーク
サイバトロンでの熾烈な戦い
時には仲間の裏切りや、壮絶な死も描かれる

オートポッドの仲間を大勢殺したディセプティコン
絶対に許さない
だが、ディセプティコンにも彼らの言い分があった
自分たちを長きに渡り迫害してきたオートポッド
そこに現れたメガトロンは、彼らにとって救世主だった

お互いの正義がぶつかり合う
「トランスフォーマー」でここまで深い物語が展開されるとは驚いた
物語のクォリティは実写版、特にここ数作のものより、上だったように思う

エンターテイメント

とにかく序盤から見せ場の連続
メガトロンの卑劣な罠に陥りそうになるオプティマスプライム
見せ方が巧妙で、手に汗握るシーンが多かった

クライマックスのいくつのものピンチが並行して描かれるシーンも見事
絶対絶命の連続で凄まじく盛り上がった

トランスフォーマーの変形シーンは期待通りの出来
スピーディーで格好よく、これならファンも満足だろう

またいっさい人間が登場せず、トランスフォーマーのドラマに絞られていたことで、物語の焦点が明確で見やすくなった
人間のキャラクターなど必要なかったのではないかと思えるほどだ
ここも意外な好ポイントだった

玄田哲章、井上喜久子、木村良平、大塚芳忠
声優陣もさすがのハマりっぷり
ファンなら感涙ものだろう
さすがNetflix
日本語吹き替えにも手を抜いていない

3部作

このシリーズは3部作として構成されている
第1章が「シージ」
次の第2章のタイトルが「アースライズ」
第3章が「キングダム」と発表されている
今度はタイトル通り、地球が舞台となるようだ
どんな物語が展開するのか期待

まとめ

見る前は正直、それほど期待していなかった
予想を上回る出来栄えだった
トランスフォーマーたちにここまで感情移入してしまうとは
名場面や熱いセリフがいくつもあった
またオプティマスプライムやバンブルビーの意外な一面が見られたのも良かった
ファンなら必見
十分に期待に応えてくれた


Transformers: War for Cybertron (2020– ) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/tv/transformers_war_for_cybertron_trilogy/s01
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/373062

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