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【海外の反応】「秒速5センチメートル」の評価は!?

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「秒速5センチメートル」はアメリカでは、2007年10月5日にシアトルなどで上映された

日本での公開は2007年3月3日

 

「君の名は。」の新海誠監督作品
「桜花抄」、「コスモナウト」、「秒速5センチメートル」という全3話の短編で描いた連作アニメーション
主題歌は山崎まさよしの「One more time, One more chance」
互いに想い合っていた貴樹と明里
しかし、小学校卒業と同時に明里の引越しで離ればなれになってしまい…………

 

最新作「すずめの戸締まり」も世界的に大ヒットした新海誠の3作目の劇場公開作品
果たして海外ではどういう評価をされているのか?

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「秒速5センチメートル」

東京の小学校に通う遠野貴樹と篠原明里は精神的に似通っており、すぐに仲良くなった
2人は互いに想いを寄せるようになるが、小学校卒業と同時に明里は栃木へ引っ越してしまい、それきり会えなくなる
それでも2人は中学に入学後、文通を重ねた
だが、今度は貴樹が鹿児島へ引っ越すことになってしまう

 

鹿児島と栃木は遠く離れていて、もう二度と会えないかも知れない
貴樹は栃木にいる明里のところへ、会いに行く決意をする
しかし、約束のその日、関東は大雪になってしまう
列車は大幅に遅れ、それでも貴樹は明里のところへ向かうが…………

 

監督・脚本は新海誠

 

遠野貴樹を演じるのは水橋研二
篠原明里は近藤好美
澄田花苗は花村怜美
主題歌は山崎まさよし

 

 

 

 

海外の評価

アメリカでは「5 Centimeters per Second」のタイトルでリリースされた


現時点でのIMDbのスコアは7.5/10
ロッテントマトの観客支持率は88%となっている

 

 

 

 

メディアの評価

Common Sense Media

これは報われない愛と失われたつながりを描いた切ない青春アニメです
『秒速5センチメートル』にはかつて親密だった2人が、どのようにしてゆっくりと離れていくのかについての美しい映像と洞察力に富んだ観察が詰まっています
年配のシニカルな視聴者にとっては少し感傷的すぎるかも知れませんが、より繊細な視聴者や、片思い、不安、失恋などの初体験をしている思春期の子供たちにとっては、誰もが経験する悲しみについての非常に共感できる映画です
4/5

 

 

Medium

『秒速5センチメートル』は薄っぺらで感傷的すぎると感じるにもかかわらず、心を揺さぶり、胸が張り裂けるような美しさも感じます
超常現象やSFの要素が全くないという点で、新海監督の初期映画の中でも独特です
美術は美しいが、だからといってこの作品の欠点を完全に補っているとは言えません
正直に告白すると、主要人物の名前を思い出すために、ウィキペディアをチェックしなければなりませんでした
多くの視聴者がこの物語に共感しにくく、その悲劇性をたわいもないことだと感じるでしょう
それでも私は3日経ってもこの映画が、頭から離れませんでした
「映画は良いものであることよりも、面白いこと(印象的であること)の方が重要である」という本質を、この作品は捉えています

 

 

THEM Anime Reviews

新海監督作品で私がもっとも気に入っているのは、背景の美しさです
彼の色彩設計には他のアニメーターが達成できない暖かくも孤独な輝きがあります
『秒速5センチメートル』にはテーマの深さという点ではそれほどではないにしても、感情を揺さぶる要素がたくさんあります
私はこの映画の最初の1話は気に入りましたが、最終的には冷めた気持ちになりました
陰気で内向的な主人公は退屈で、物語はただ蛇行するだけになります
クライマックスを私はシニカルな気分で見てしまいましたが、山崎まさよしの「One More Time, One More Chance」という曲は好きです
3/5

 

 

Variety

3つのエピソードに分かれた事実上プロットのないこのアニメは、主人公の幼少期、青年期、そして成人期における、もろくて感情をはらむ瞬間を描いています
この絶妙で光に満ちた詩的な映画は、若者の失われた約束を鮮やかに捉えます

 

 

Tech-Gaming

『秒速5センチメートル』というタイトルの意味は、桜の花が散る速度です
開花期間は約2週間で、桜は人生のはかなさを意味するものでもあります
しかしこの映画は、距離と時間が人々に及ぼす影響についても探求しています
最終的に全ての桜を下に引っ張る重力は、人間のつながりから消えていく、かすかだが持続的な力に似ています
貴樹と明里が再会する夜の駅の待合室のシーンは、舞い散る桜に相当する純粋な美しさのはかない瞬間のようでした

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観客のレビュー

「美しいストーリーと見事なアニメーションが融合したこの映画は、新海誠の名を一躍有名にしました」

 

「これはとても気に入っています。非常にエモーショナルで素晴らしい」

 

「美しい物語で、色々なところで涙が出ました。2話を除けば、それぞれのストーリーは素晴らしかった。2人目のヒロインは必要なかったと思います」

 

「今でもこれが私の一番好きな新海映画です」

 

「正直に言うと、私はしばしば退屈しました。キャラクターがあまりにも物思いにふけりすぎです。とはいえ映像は素晴らしかった」

 

「大きな愛とそれを手に入れることの難しさを、繊細に描いた素晴らしい映画。美しく構成された脚本は、人生についての決断と考察に満ちています」

 

「素晴らしい映画で、視覚的に印象的です。この作品は人生のある種の痛ましい真実を描いています。大切な人は去っていき、私たちはそれを克服することを学ばなければなりません」

 

「新海誠のもう一つの絶対的な傑作。全てのラブストーリーがハッピーエンドではないという事実を知っている私にとって、良い結末でした」

 

「これは愛についてのとても素敵な日本の短編連作アニメで、本当に上手くアニメーション化されています」

 

「かなり人気の新海映画のようですが、私には合わなかった。モノローグであまりに説明しすぎです」

 

「これはおそらく私が見た中で最も美しいアニメです。とても素晴らしい芸術作品だと思いました。今後も新海誠作品に注目していきたいと思います」

 

「目的も方向性もストーリーもありません。素晴らしいビジュアルが無駄になってしまいました」

 

「美しい映画! 素晴らしい映像と共感できるストーリーが満載です。私は大好き!」

 

「他の新海誠監督の映画と同様に、ビジュアルはただただ素晴らしい。短すぎるのが残念です」

 

「『秒速5センチメートル』は愛、距離、孤独についての心に響く3つのエピソードから成り立っています。ビジュアルの美しさは見事で、畏敬の念を抱かせます。そして、この映画のもっとも良いところは、ご都合主義な展開が全くなく、実際の人生のありようを描いているところです」

 

「まるで詩のようなアニメーションです。信じられないほど多層的で精巧に描かれたこの物語は、距離(地理的および時間的)が人間関係にどのような影響を与えるかを描いた感動的な作品です」

 

「小説の方が満足度が高かった。映画で省略された重要な部分が描かれています」

 

「最後の数分はミュージックビデオになっていますが、この作品は現代社会における若者の愛の性質を優しく、しかし真摯に描いたものです。全てのロマンスが必ずしも幸せに終わるわけではありません」

 

「今までで一番好きなアニメ映画。思わずカラオケで『One more time, one more chance』を歌ってしまいました」

 

「現実には完全なハッピーエンドはないことを、視聴者に思い出させるほろ苦いラブストーリー」

 

「この物語は本物の幸せへの憧れについてのものであり、それがもっとも美しい形で表現されています。傑作ですが、ナレーションが過剰なのが残念」

 

「『秒速5センチメートル』は今の映画界に絶対に必要な映画です。日本人は確かに感情を引き出す方法を知っています」

 

「私はこのアニメ映画を傑作だと思っていますが、英語の吹き替えが本当に酷いので、必ず字幕で視聴してください」

 

「人生、愛、喪失を描いたとても美しい映画です。私は新海誠は宮崎駿と同じぐらい才能があると確信しました」

 

「この映画には魅力的なストーリーも、好感の持てるキャラクターもいない。これを見るなら『君の名は。』を見てください!」

 

「とても美しかったし、人々がこの映画を好む理由も理解できましたが、私は最終的に2人が結ばれなかったのが残念でした」

 

「たった1時間の長さにも関わらず、私がこれまでに観た最高のラブストーリーの1つです」

 

「ほとんどのロマンス映画は非現実的ですが、このアニメ映画はより現実的なメッセージを示しています。時には前進することが最善の場合もあります」

 

「この映画を見て、本当に花びらが秒速5センチメートルで落ちるのかどうかを、確かめてみたくなりました」

 

「私はこの映画がとても好きですが、最後は胸が苦しくて気分がひどく落ち込みました。2人が再会する続編をぜひ作ってください!」

 

 

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