
「無限のリヴァイアス」は日本では、1999年10月から2000年3月まで全26話がテレビ東京系で放送された
谷口悟朗が監督として初めて手掛けたTVアニメ
脚本は黒田洋介
人工衛星リーベ・デルタが、ゲドゥルトの海へと沈下し圧漬する事件が発生
リーベ・デルタで訓練を受けていた487名の少年少女たちは、謎の巨大航宙艦「リヴァイアス」に乗り込み、大人を失った状況下で救助が来るのを待ち続けるが…………
閉鎖的な環境と極限状態に残された少年少女達のサバイバルが描かれた「無限のリヴァイアス」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「無限のリヴァイアス」
2225年、人工衛星であり航宙士養成所のリーベ・デルタは、何者かの襲撃によって制御不能になり、ゲドゥルトの海へ突入してしまう
しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が起動する
リーベ・デルタで訓練を受けていた487名の少年少女たちは、リヴァイアスに避難
教官たちは全員殉職し、生き残っているのは少年少女ばかりだった
彼らはなぜか自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、混乱しつつもこれと戦った
大人のいない閉鎖された極限状態にある艦内で、艦の指揮権や物資の配給を巡って、少年少女たちは次第に争うようになり…………
相葉昴治を演じるのは白鳥哲
相葉祐希は保志総一朗
尾瀬イクミは関智一
蓬仙あおいは桑島法子
和泉こずえは丹下桜
ファイナ・S・篠崎は愛河里花子
ネーヤは佐久間レイ
キャラクターデザインは平井久司
シリーズ構成は黒田洋介
監督は谷口悟朗
アニメーション制作はサンライズ
海外の評価
アメリカでは「Infinite Ryvius」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは6.9/10
メディアの評価
Fanboy Review
バンダイが2003年に北米で初めてDVDを発売した「無限のリヴァイアス」は、一見の価値があります
アクションシーンはほとんどありませんが、この作品は人間の精神の奥深くに切り込んでいきます
登場人物には人間味があり、彼らの成長は本当に素晴らしい
また独裁政治、民主主義など、それぞれの政治体制が見事に描かれています
「リヴァイアス」は非常に奥深く、複雑で知的なドラマであり、他のドラマが何百ものエピソードで伝えるよりも、全26話で多くのことを伝えています
THEM Anime Reviews
「無限のリヴァイアス」に非常によく似た作品は「蠅の王」以外にも多く存在します
だからといって、そのせいでこの作品を見逃すのは大きな間違いです
それだけ、この作品は非常に良く出来ています
緊迫感あふれる危機と、その合間の艦内の日常や騒動のバランスは絶妙で、視聴者をハラハラさせ、続きを知りたいと願わずにはいられません
集団心理描写も非常に巧妙で、最初の出来事によって大勢の子供たちがストレスから小さな「派閥」へと分裂し、やがて独裁的なリーダーが誕生し大混乱に陥るさまが的確に描かれています
状況や出来事、そして各個人の思惑によって、子供たちの友情や社会構造が浮き沈みしていく様子はリアルで、まるでジェットコースターのような体験です
また登場人物は多いですが、どのキャラクターも人間味があり、共感できます
そして本編がシリアスなので、DVD特典映像の「おまけシアター」はとても和みました
この作品は最高のアニメではないかもしれませんが、時間とお金をかけるだけの価値がある「良質アニメ」の頂点に君臨していることは間違いありません
4/5
Mechanical Anime Reviews
谷口悟朗監督が初めてシリーズのメインディレクターを務めたというだけでも、「無限のリヴァイアス」は注目すべき作品です
この作品を象徴するものはリアリティと苦悩です
何百人ものティーンエイジャーが宇宙船に閉じ込められ、長期間誰も助けに来ない中で生き延びようと奮闘するのです
苦悩がないわけがありません
このシリーズではあらゆる出来事に重みが感じられ、それがこれほどまでに素晴らしい作品になった理由です
主人公は昴治ですが、何の才能もありません
昴治は弱く役立たずな人間であり、特権的な立場というだけで生きてきましたが、やがてシステムによって押しのけられてしまいます
そんな展開も生々しかった
ストーリーは全てが綿密に練られています
私はこのシリーズが些細な瞬間さえ、本当に好きでした
Golden Realist
過去20年ほどの間に登場したSFアニメの中でも、「無限のリヴァイアス」は間違いなくもっとも個性的で記憶に残る作品のひとつです
この作品が群を抜いて際立っているのは、限定された社会政治ドラマであるという点です
権力闘争、群衆心理、特権の濫用といった問題を背景に、社会の縮図を巧みに描いています
「リヴァイアス」が優れている点は、グループ内の相互作用を的確に描写しているところです
シリーズは現実世界の状況に類似した洞察を多く盛り込み、その過程で冷酷な真実を露呈させていきます
そして、結末はしっかりとした幕切れでした
「リヴァイアス」は細部には完全に満足できない部分もありますが、テーマ的には非常に明確で心に響くものでした
特に谷口悟朗監督の優れた演出は、人間について深く考えさせられ素晴らしかった
視聴者のレビュー
「これは私の歴代アニメトップ10の1つになりました。確かに細かい欠点はいくつかあるし、特に終盤は少しおかしなところもありますが、人生でこれほど心に響いた作品は初めてです。ぜひこのシリーズを見て、サンライズの過小評価されている傑作のひとつを体験してください」
「私はこのアニメを本当に楽しみました。メカものというより心理ドラマでしたが裏切り、絶望、愛、そして狂気など興味深いテーマをしっかりと描いていたと思います」
「『無限のリヴァイアス』はサンライズによる傑作でありながら、過小評価されている作品です。まさに『蠅の王』と『宇宙家族ロビンソン』が融合したようなアニメです。素晴らしい音楽、素晴らしいアンサンブルキャスト、そして豊富なアクション。ティーンエイジャーの不安を過度に描きすぎているところだけがマイナスです」
「ストーリーは素晴らしく、予想外の展開に満ちています。人間の本質、絶望的な状況における人々の行動、そしてそれらの状況が彼らの性格をどのように変化させるかに焦点を当てています。キャラクターの成長は、この作品でもっとも素晴らしいところです。アニメーションは少し古い印象ですが、これは私が見た中で最高の作品のひとつです」
「リヴァイアスの問題点を端的に表すとすれば、野心的すぎるところだ。壮大なSF作品に期待されるレベルでは、世界観が構築されていないのだ。しかし、このドラマは少なくともある程度の評価を受けるに値する」
「ガンダムのような凄いメカアクションが見れると思って、このシリーズを見始めると、ガッカリするかもしれません。この作品にもアクションはありますが、メインではありません。しかし、全体的に見て、かなり面白い作品です」
「『無限のリヴァイアス』はあまり知られていないアニメです。90年代、ポスト・エヴァンゲリオン時代、同じような心理的なアニメが求められました。そして、サンライズがそれに応えたのが、蠅の王とエヴァンゲリオンが出会ったようなリヴィアスでした。しかし、決して単なる二番煎じには陥っていません。最後まで見続ける価値のある作品です」
「主人公の昴治が弟や親友から酷い扱いをされて、見ていてイライラした。あんな酷い目に遭ったのに、どうして最後にまたリヴァイアスに戻ったのかも理解できない」
「『無限のリヴァイアス』は脅威にさらされる混乱した社会の政治を描いた作品です。歴史や政治を学ぶ学生なら、ぜひこの作品を観るべきでしょう。政治に興味がない人でも、登場人物のドラマに引き込まれ、自分が生きている世界について深く考えさせられるかも知れません」
「宇宙を舞台にした『蠅の王』で本当に素晴らしい。登場人物たちは時折怒りっぽいところもあるが、とてもよく描かれていて、ストーリーも見事だ」
「人間性に焦点を当てたこの物語の舞台設定は巧みに描かれており、それがどのように展開し、最終的にどのように終わるのかを見るのは非常に興味深い。謎めいた宇宙船を軸としたストーリーと、その中で繰り広げられる人間の葛藤という2つのメインプロットを持つこのドラマは、様々な人々の好みに応えられるだろう。アニメーションと音楽は時代遅れだが、今見ても十分に楽しめる作品だ」
「登場人物は皆、かなり嫌いです。応援したいと思える人物は一人もいません。彼らは文句を言うか、何もやらないか、あるいは意味不明な本当に馬鹿なことをするかのいずれかです」
「『無限のリヴァイアス』はまさに傑作です。史上最高のアニメのひとつと言っても過言ではありません。私が今まで観たアニメの中で、最も過小評価されている作品です。宇宙、メカ、心理ドラマのファンなら、これは必見だと思います」
「登場人物のほとんどが不快だった。主人公も優柔不断で嫌いです」
「この番組の魅力は、キャラクターにあります。ほとんどのキャラクターは作品が進むにつれて変化していきます。好きだったキャラクターも嫌いだったキャラクターも、ある時点で評価が一変するでしょう。コウジも典型的な主人公ではなく、新鮮でした。『蠅の王』や『ゲーム・オブ・スローンズ』にSFを混ぜたような作品が好きな人にお勧めします」
「『蠅の王』より、こちらの方が好きです。シリアスなドラマが好きなら、きっと気に入ると思います」
「私の考えではどんな作品でも共感できる、または応援したくなる魅力のあるキャラクターが1人は必要です。リヴァイアスにはそんなキャラクターが1人もいません。コウジは弱虫です。ユウキは攻撃性の塊です。イクミは独善的。ファイナは狂ってます。この作品は文学小説のような内容で、その点を人々は高く評価していますが、私は楽しめませんでした」
「何話観ても、なぜ子供たちが宇宙に置き去りにされたのか、いくつの勢力が彼らを追っているのか、あのピンクの服を着た女性は何なのか、なかなか説明されません。展開が遅すぎます」
「確かに『蠅の王』を彷彿とさせますが、それほど影響を受けているとは言い難いでしょう。個人的にはストーリーは非常に良く出来ていると思います。このアニメは万人向けではありません。それでも良質なスペースオペラが好きなら、間違いなく楽しめるでしょう」
「これは私のお気に入りのひとつです。一見するとスローペースな作品ですが、エピソードを追うごとにどんどん面白くなっていきました。物語とキャラクターの虜になり、すっかり夢中です」
「リヴァイアスは決して素晴らしいアニメではありませんが、予想外の展開で終盤は楽しめました」
「間違いなく最高のSFアニメのひとつです。ただし、展開はスローです」
「無限のリヴァイアス」をAmazonビデオで視聴

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コメント
>「登場人物は皆、かなり嫌いです。応援したいと思える人物は一人もいません。彼らは文句を言うか、何もやらないか、あるいは意味不明な本当に馬鹿なことをするかのいずれかです」
当時の日本はノストラダムスなんちゃらみたいな嘘800のせいもあって暗い雰囲気が支配していたのでね
そういった嫌な世紀末感をひきずった最後の世代のアニメなので仕方ない部分もあるかなと
一応、船内のいがみあいやら裏切りに恐怖政治なんかは、いきなり閉鎖環境に閉じ込められて
誰かもわからない敵船に攻撃されて追い詰められていったというお膳立てはされてるし
そういうダークな十五少年漂流記がコンセプトだろうから、「それこそがウリのアニメ」なのだと思ってもらうしか
・・・なのだけど、ラストでいきなり主人公があやしげな聖人化したり
まとめに入るところでキャラの動かし方がやや雑だった気はする
あれだけゴタゴタさせておいて、最後の出航では表面上きれいな形にしたのも強引に映った
主人公たち以外の部分ではさらに雑で、ラスボス艦の艦長が因縁の掘り下げめいたことをしていたのに
結局はそれまでの敵と同じく戦って終わっただけで、学生たちとの接触もなく終わったのも
うまく使いきれてなかったなあと思う
政治家サイドの話も独立して交わることなく進行していくので
設定と背景事情の説明として仕方なく入れたんですよな感じがして印象があまり良くない