映画「アラジン」感想と解説(ネタバレあり) エンタメの極致!!

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ディズニー実写化作品
元のアニメ版が名作すぎたために、実写化には無理があるだろと、見る前は思っていた
ところが、予想を上回る素晴らしい作品に仕上がっていた
歌と踊り、冒険に活劇、恋に友情
「ホール・ニュー・ワールド」に代表される名曲の数々
とにかく盛りだくさん
サービス満点の作品となっている
キャストも魅力的
特にランプの魔人ジーニー役のウィル・スミスの存在感が凄い
ディズニー作品の中でももっとも陽気で、ギャグ満載の本作
ファンなら劇場で見るしかないだろう


予告編

作品情報
作品名「アラジン」(原題Arajin)
監督:ガイ・リッチー
キャスト:ウィル・スミス、メナ・マスード、ナオミ・スコット、マーワン・ケンザリ
上映時間:128分
製作費:$183,000,000(IMDb推定)
製作国:アメリカ(2019年)

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ざっくりあらすじ

貧しいが心清らかな青年アラジン。ある日、市場で王宮をこっそり抜け出した王女ジャスミンと出会う。アラジンは彼女に強く惹かれるが………………

感想(ここからネタバレ)

アニメ版は大好きだった
あの自由奔放な作品を、実写でここまで表現できるとは
技術の進歩に驚愕

魔法のランプ

砂漠の王国アグラバーで相棒の猿アブーと共に、生きていくためにコソ泥をして暮らす青年アラジンは、それでも性根は真っすぐで清らかだった
ある日、アラジンは市場で、泥棒と疑われている女性を助けた
実はその女性は、こっそり王宮を抜け出した王女ジャスミンだった
アラジンとジャスミンは強く惹かれ合った

夜中にアラジンはジャスミンに会うために、王宮に忍びこむ
無事にジャスミンには会えたのだが、城から帰る時に衛兵に捕まってしまう

アラジンは国務大臣ジャファーによって、砂漠に連れ出される
ジャファーはアラジンに、“魔法の洞窟”からランプを持ち出すように命じる
そのランプは持ち主の願いを何でも叶えてくれる魔法のランプだった
ジャファーは国王の座を狙っていたのだ

様々な障害を乗り越え、アラジンは魔法のランプを手にすることが出来た
だが、知らずにランプをこすると、煙と共に巨大な魔人が出てきた
その魔人ジーニーは、アラジンの願いを何でも3つだけ叶えると言うのだが………………

登場人物

アラジン
普段は泥棒で生計を立てているが、清らかな心の青年
王女ジャスミンにふさわしい男になるために、ジーニーの力を借りようとするが………………
演じるのはメナ・マスード

ジャスミン
アグラバー王国の王女
王宮から出られず、窮屈な日々を送っている
国王になって、民を守りたいと願っているが………………
演じるのはナオミ・スコット

ジャファー
アグラバー王国の国務大臣
2番目の地位では満足できず、国王の座を狙っている
アラジンに魔法のランプを取りに行かせるが………………
演じるのはマーワン・ケンザリ

ジーニー
千年もの間、ランプに閉じ込められていた魔人
ランプの持ち主の願いを、何でも3つだけ叶える
陽気で明るい性格
演じるのはウィル・スミス

監督

ガイ・リッチー
ロバート・ダウニー・Jr.の「シャーロック・ホームズ」シリーズなどを監督
ガイ・リッチーがディズニー作品を手掛けると聞いて、正直違和感を覚えた

あくの強い作風
モダンな演出
スピーディーさ

ガイ・リッチーの個性はディズニーと真逆に思えたからだ
しかし完成した「アラジン」はちゃんとディズニーらしさを持ちながら、モダンでおしゃれでガイ・リッチーらしい作品に仕上がっていた

代表作


「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」
一攫千金を狙う4人の若者とギャングたちが入り乱れる争奪戦
お洒落でスピーディーな演出と、先の読めない展開が衝撃だった
ジェイソン・ステイサムのデビュー作でもある

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ウィル・スミス

アニメ版のロビン・ウィリアムズが名演すぎたために、実写版のジーニーはウィル・スミスが演じると知って、不安感しかなかった
実際の映像を見て、その思いはさらに強まった

魔人ジーニーを実写でやるなんて無理だよ
何でも実写化すればいいってもんじゃねーぞ

そういう醒めた目で見ていたのだが………………

ウィル・スミスの魔人ジーニーは素晴らしかった!!

陽気でお茶目で自信家
ロビン・ウィリアムズの味わいも残しながらも、見事にウィル・スミス流の魔人ジーニーに仕上がっていた

見る前はブルーマンかよ(笑)」とか馬鹿にしててごめんなさい!!

まず歌声が素晴らしい
さすがはラッパーだけある
何より嬉しかったのが、ウィル・スミスが久々に陽気で明るいコミカルなキャラを演じたこと

「アフター・アース」以降、シリアスな役が多かったウィル・スミス
人気にも陰りが見えてきた

ウィル・スミスももうオワコンかな

正直、そんな印象だったのだが、この「アラジン」で見事に復活
ウィル・スミスはやはり天性の陽気さを持っている
魔人ジーニーが画面に登場するだけで、作品に活気が出る
まさにスターのオーラである
重厚な役もいいが、やはり軽い男を演じさせると他の追随を許さない
今後もそういう役をもっと見たい

魅力的なキャラクター

ウィル・スミスも素晴らしいが、他のキャストも魅力的
アラジン役のメナ・マスードは全く知らない役者だったが、若々しくて好感が持てた
ジャスミン役のナオミ・スコットの歌声の素晴らしさにも驚き
大臣ジャファー役のマーワン・ケンザリも、悪役を憎々しげに演じて作品を盛り上げた

そして、人間のキャラもいいが、見逃せないのがそれ以外のキャラクター
まずは猿のアブー
アラジンの相棒として、全編にわたって活躍
手癖が悪いが憎めない
映画の要所で重要な役を担っていた

虎のラジャー
王女ジャスミンのボディガードとして、つねにそばにいる
そのいかつい風貌に対して、心を許した相手にはキュートな一面を見せる

オウムのイアーゴ
ジャファーの相棒
何でも告げ口して、アラジンやジャスミンの邪魔ばかりする
最後の巨大化してからのチェイスも迫力があった

魔法のじゅうたん
本作のMVP
その感情表現の巧みさには舌を巻いた
この辺りの上手さはさすがディズニー
飛翔シーンも爽快だった

名曲の数々

ミュージカルとしても楽しい「アラジン」
陽気で活気のある曲が多いのが嬉しい

「フレンド・ライク・ミー」
魔人ジーニーの最初の見せ場
あの自由奔放で楽しいシーンを再現できるのかが不安だったが、見事にやってのけた
ウィル・スミスの魔人ジーニーへの違和感が、あっという間に解消
楽しさがグレードアップされていた

「アリ王子のお通り」
魔法で王子になったアリババが王宮へ
とにかく壮観
その物量に圧倒された
これぞ実写化の醍醐味
ディズニーの凄みを見せつけられた
気分はディズニーランドのパレード
ここは大画面で見たい

「ホール・ニュー・ワールド」
言わずと知れた名曲であり名シーン
映画史に残るロマンチックなシーンになっている
その飛翔感が素晴らしい
ナオミ・スコットの歌声に魅了された

「スピーチレス~心の声」
実写版に追加されたオリジナル曲
初のジャスミン王女のソロ
「アラジン」の中ではもっともシリアスな曲で、ひときわ目立つ
ナオミ・スコットの力強い歌声に圧倒される

実写化の意義

その自由奔放な表現
ダイナミックな映像
魔人ジーニーの存在

「アラジン」はディズニー・アニメ作品の中で、もっとも実写化は無理だと思っていた
そのため「アラジン」実写化の報を聞いた時、名作はそっとしておいてくれ、といううんざりした気分を味わった

ところが、実写化は素晴らしいものに仕上がっていた
まず驚いたのは映像表現
絶対に不可能だと思ったアニメならではのハチャメチャなシーンが、ちゃんと映像化されている
技術の進歩には素直に驚いた

さらに人間たちのドラマ
実在の役者が演じることで、キャラクターの心情がアニメ版以上に、ダイレクトに伝わってきた
これは実写映画ならではである
また魔人ジーニーもウィル・スミスが演じることで、血の通った人間味のあるキャラクターになっている
そのためアラジンとジーニーの友情が、強く胸に響いた

そして、ジャスミン王女のキャラクターなど現代的な視点
男社会での女性の立場、その理不尽さがストレートに表現されている
実写になったことで、そういった問題提起も真摯に観客に届けられる

何より目の前で繰り広げられる歌やダンスが圧巻
本物の迫力
改めてライブの魅力を実感した
アニメの実写化として、本作は最高の成功例の一つとなるだろう

まとめ

あの名作を軽々と越えてきた驚異の傑作
歌とダンス、アクションにロマンス
見終わった後の満足感が凄い
一流のショーを満喫した気分

サービス満点
エンタメの極致

これこそ劇場で見るべき映画だろう


Arajin (2019) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/aladdin
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=366505

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