人気オンライン・トークショー「ビトウィーン・トゥ・ファーンズ」がついに映画化!!
うん、全く聞いたことがない番組だ
そんなものが映画化されたといわれても、リアクションの取りようがない
そもそもタイトルが覚えづらい
正直言って惰性で見たのだが………………
………………不覚にも笑ってしまった
決して一般向けではない
これを映画と言っていいのかもよく分からない
日本人にはとっつきにくい作品だ
だが、あまりのくだらなさに爆笑してしまったのだ
マシュー・マコノヒー、キアヌ・リーヴス、 ブリー・ラーソン、ベネディクト・カンバーバッチ
登場するゲストが超豪華
そんな大物に対して、とんでもない失礼な質問をするザック・ガリフィアナキスが凄い
日本では考えられない
何だかんだで愉快な気分で、映画を見終えてしまった
敷居が高いのは間違いない
しかし、くだらないコメディや大物スターに興味がある人は見る価値があるだろう
必ず笑える箇所が見つかるはずだ
予告編
作品情報
作品名「ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー」(原題Between Two Ferns: The Movie)
監督:スコット・オーカーマン
キャスト:ザック・ガリフィアナキス、ローレン・ラプカス、ライアン・ゴール、ジャヴァニ・リナヤオ
上映時間:82分
製作国:アメリカ(2019年)
ざっくりあらすじ
ザック・ガリフィアナキスがホストを務めるオンライン・トークショー「2つのシダの間で」がついに映画化!!
感想(ここからネタバレ)
いかにもNetflixの映画
劇場でやっていたら怒られたかも………………
「2つのシダの間で」とは?
「Between Two Ferns(2つのシダの間で)」とは2008年からコメディアンのザック・ガリフィアナキスが有名ゲストを呼んでインタビューするトークショーである
1本の時間は5分程度
タイトル通り2本のシダの木の間で、ゲストとのトークが繰り広げられる
テレビ番組ではなく、オンラインで配信されている
このトークショーの特徴は、ホストのザック・ガリフィアナキスが有名スターにとんでもない失礼な質問や冗談を飛ばすこと
ゲストがブチ切れるのではないかと、見ていてハラハラした
だが、実はこれはある種のコントで、ゲストもそれを理解して出演しているようだ
絶体絶命
オンライン・トークショー「2つのシダの間で」の司会ザック・ガリフィアナキスは、テレビで自分の番組を持つことを夢に見ていた
ある日、マシュー・マコノヒーを呼んでの番組収録中、スタジオの古くなった配管から水があふれだす
スタジオはめちゃくちゃな有様で、マシュー・マコノヒーも危うく溺死するところだった
番組の責任者であるウィル・フェレルに呼び出されたザック
この大惨事の責任を取って、2週間以内にアメリカ中を回って10回分の「2つのシダの間で」を収録してくるように命じられる
出来なければクビだ
その代わり、もし達成したら自分のテレビ番組を持たせてやる
それはザックにとってもチャンスだった………………
ザック・ガリフィアナキス
アメリカのコメディアン兼俳優
有名なのはブラッドリー・クーパーと共演したコメディ映画「ハングオーバー!」シリーズ
それ以外にも様々な作品に出演
この「ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー」(長い!!)ではシダの木をこよなく愛するザック本人を演じる
演技なのか、本当にシダの木を愛しているのかは謎
劇中でのザックは本当にダメ人間
有名スターにとんでもなく失礼な質問ばかりする
スタッフからも嫌われている
だが、有名人に無礼なことばかり言うザックの姿が、次第に痛快に思えてくる
それに対するゲストのリアクションもいい
ザックは失礼な男だが、どこか愛嬌があり憎めないのだ
これが人柄というものだろう
有名スター
この作品には驚くほど有名スターが続々と登場する
次は誰なのかと、いつの間にか引き込まれてしまった
そしてザックの質問が本当に酷い(笑)
キアヌ・リーヴス
ザック
「みんながあなたのことを本当の馬鹿だと思っていることに腹は立ちますか?
実際の知能は平均以下というだけのことなのに」
ブリー・ラーソン
ザック
「あなたは不快な質問には答えないとお聞きしました
今から二つの質問をします
その話は本当?
それと初潮はいつ?」
ベネディクト・カンバーバッチ
ザック
「マーベルに魂を売った気分はどうです?」
それ以外にもブルース・ウィリス、ジョン・ハム、ガル・ガドット、「ゲーム・オブ・スローンズ」のあの人など、豪華すぎるゲスト陣だ
ちなみに本編ではスターたちは不快そうな顔をしているが、エンドロールに流れるNG集ではザックの言葉に笑い転げていた
まとめ
まるで映画の体をなしていないバラエティーのような作品である
ところが最後にはちゃんと爽快なシーンも用意されていて、満足して見終われるようになっている
このスタッフはなかなかしたたかである
くだらない笑いやスターの意外な一面など、見どころも多い
とっつきにくい作品ではあるが、コメディ好きなら一見の価値はありだ
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/between_two_ferns_the_movie
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=369807
ブログTOPへ