Netflix「クラス ’83」感想 警察とギャングの仁義なき戦い!!

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Netflixオリジナルのインド映画
腐敗した80年代のボンベイ
シンは警察学校でギャングに屈しない5人の若者を育てようとするが…………
かなり気に入った
ギャングを殺すために鍛えられた若者たち
血で血を洗う抗争
もはやどちらが悪か分からない
ルール無視の戦いが、ドキュメンタリータッチで描かれる
主演のシンを演じるのは、インドのスターであるボビー・デーオール
5人の若者たちも個性的
クライマックスの展開が熱い
それにしてもインド映画の進化には驚かされる
こんな実録タッチの作品まで作ってしまうとは
「仁義なき戦い」「孤狼の血」が好きな人にはおススメ
熱い男の映画である


予告編

作品情報
作品名「クラス’83」(原題Class of 83)
監督:アトゥール・サブハルワル
キャスト:ボビー・デーオール、ブペンドラ・ジャダワット、ヒテーシュ・ボジラジ、アヌプ・ソニ、ジョイ・セングプタ
上映時間:98分
製作国:インド(2020年)

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ざっくりあらすじ

正義感の強い警官シンはそれが災いし、警察学校に左遷される、シンはそこでギャングに屈しない5人の若者を育てようとするが…………

感想(ここからネタバレ)

インドからこんな東映やくざ映画みたいな作品が出てくるとは…………

指導

1980年代のインド
ギャングのボス、カルセカルに街は支配され、腐敗しきっていた
警官のシンはついにカルセカルがある船で会合を行うという情報を入手する
カルセカルを逮捕すれば、街は平和になる
だが、それはシンの妻、スダの手術の日だった
シンは妻に促されて、部下を連れて現場へ向かった

船の中でギャングたちは待ち構えていた
情報が漏洩していたのだ
激しい銃撃戦の末、部下6人が死に、カルセカルには逃げられた
失意の中で家に戻ると、妻は亡くなっていた

今回のことを知っていたのはシンとパトカール知事だけ
パトカールはカルセカルと内通していたのだ
シンは責任を押し付けられ、警察学校に左遷された

カルセカルを倒すことだけが、シンの最後の望み
警察学校にいては何もできない
だが、若者たちを指導する内に、シンはあるアイディアを思いつく
今の警察は腐りきっている
しかし、ここの新人たちは違う
まだ汚職に手を染めていない
まっさらな若者たちをギャングと戦う尖兵に仕立て上げる
それがシンの計画だった

カーン、シュクラ、ヴァルデ、ジャダフ、スルヴェ
学年で成績最下位の5人
シンは彼らに目をつけた
この5人を厳しくしごき上げ、ギャングに屈しない警官にする

シンは5人を身も心も鍛え上げた
そして彼らに指令を与えた

街のギャングを駆逐しろ

1983年、5人は警察学校を卒業していった
それはギャングと警察の熾烈な抗争の幕開けだった…………

シン

ギャングのボス、カルセカル逮捕に執念を燃やすが、警察学校の学部長に左遷される
自分が選んだ生徒たちを厳しく鍛え上げ、ギャングと戦わせる
シンはそんな計画を思いつく
そうして送り出された5人の生徒たち
だが、事態はシンの予想を超え、血で血を洗う殺し合いへと発展していく…………
演じるのはインドのスター、ボビー・デーオール

選ばれた5人

正義感の強いカーン
軽い性格のシュクラ
真面目だが不器用なヴァルデ
機転の利くジャダフ
気が強いスルヴェ

極秘にシン学部長から指令を受けた5人
学校を卒業し、正式な警官となった彼らは、次々とギャングを始末していく
しかし、その抗争の日々は彼らの心をむしばんでいった…………

インド映画の進化

Netflixでオリジナルのインド映画が続々と配信されている
ここ最近だけに絞っても…………

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ジャンルも様々
どれも水準以上の出来栄え
インド映画というとダンスというのは、もはや昔の話
意欲的な作品が続々と登場している

アンタッチャブル

この「クラス’83」はインド版「アンタッチャブル」といっていいだろう
ギャングに取り込まれない警官を警察学校で作り出し、極秘のチームを結成する
この映画は「The Class of 83」という小説が原作だが、非常に面白いプロットである

腐敗しきったボンベイ
この街からギャングたちを一掃する
次々とギャングたちを始末していくメンバー
しかし、事態は過激な方向へエスカレートしていく…………

仁義なき戦い

ストーリーはブライアン・デ・パルマ監督の名作「アンタッチャブル」を彷彿とさせるが、映画のタッチは深作欣二監督の「仁義なき戦い」など、東映やくざ映画の実録ものに近い
ギャング殲滅の指令を受けた5人
街中で丸腰のギャングの幹部を、いきなり銃殺するシーンは衝撃的
しかも後で相手は銃を持っていたと、仲間と口裏を合わせる

殺したギャングの数を競い合うようになるメンバー
さらにはギャングと間違えて、会社員3人を銃殺
任務のために仕方なかったと、彼らは言い張る

やがてシュクラとスルヴェは、ギャングから賄賂を受け取るようになる
手をつけられない状態
彼らを制御するために、警察学校からシンが呼ばれる
だが、シンに彼らは平然と言い放つ

「あなたのやり方じゃ、俺たちはとっくに死んでましたよ」

理想の警官を生み出そうとしたシン
けれど現実は甘くなかった
この辺りの展開は非常に生々しかった

友のために

シンの理想はもろくも崩れた
5人の中で唯一信用できるのは、正義感の強いカーンだけだった
彼だけは決してギャングに買収されなかった
シンはカーンをリーダーにして、新たなチームを結成した

カーンは目覚ましい活躍を見せ、ギャングを駆逐していった
だが、そのためにギャングに目をつけられる
カーンは報復として、カルセカルの部下に殺された
絶望するシン

しかし、そんなシンのところへ、一度は去ったシュクラたち4人が現れる

友を殺したことは絶対に許さない
カルセカルの息の根を止める

このクライマックスは燃える展開
カルセカルをおびき寄せるために、彼の幼い娘を誘拐
もはやどちらがギャングか分からない
善と悪
それらは表裏一体なのだと思い知らされた

まとめ

途中がダイジェストで端折りすぎな気もするが、なかなか見ごたえのある出来栄え
東映やくざ映画が好きな人なら楽しめるだろう
それにしてもインド映画のバラエティ豊かさには驚かされる
まだまだ勢いは続きそうだ


Class of 83 (2020) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/class_of_83

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