「フィアー・ストリート」シリーズの新作が登場
1988年、シェイディサイド高校ではプロムが間近に迫っていたが…………
呪われた町シェイディサイドで惨劇、再び!!
スラッシャー映画の醍醐味を存分に味わえる
「フィアー・ストリート」三部作から四年、まさかの新作が登場
今度はプロムが血の惨劇に染まる
次々と殺されるクイーン候補者たち
殺人者は誰なのか?
ミステリーとしても楽しめる
クライマックスはかなり怖かった
また学園青春ものとしても、なかなかの出来栄え
特に主人公のロリと親友のメーガンの友情が良かった
88分でサクッと見れる
シリーズの新作だが、これから見ても問題はないだろう
ホラー好きなら見て損はない
予告編
作品情報
作品名「フィアー・ストリート:プロムクイーン」(原題Fear Street: Prom Queen)
監督:マット・パーマー
原作:R・L・スタイン
キャスト:インディア・ファウラー、スザンナ・サン、リリ・テイラー、キャサリン・ウォーターストン、フィナ・ストラッツァ、クリス・クライン
上映時間:88分
制作国:アメリカ(2025年)
ざっくりあらすじ
1988年、シェイディサイド高校ではプロムが間近に迫っていた。クイーン候補者は6人。その中の1人であるロリはクラスで孤立していた。誰もが優勝はティファニーだと噂していたが…………
感想(ここからネタバレ)
まさか「フィアー・ストリート」シリーズの新作が見られるとは…………
「フィアー・ストリート:プロムクイーン」
1988年、シェイディサイド高校ではプロムが間近に迫っていた
ロリ・グレンジャーはクラスでは孤立していた
周囲は彼女の母親が父親を殺したと噂していた
皆を見返してやりたい
ロリはプロムクイーンに立候補した
誰もがそのことを馬鹿にしたが、親友のメーガンだけは応援してくれた
クイーン候補者は6人
前評判ではティファニーが断トツで1位だった
他の候補者3人も彼女の取り巻きだ
もう勝負は最初から決まっているかのように見えた
そしてプロムの前日、候補者の1人であるクリスティが何者かに惨殺された
翌日、クリスティが会場に現れないまま、プロムは開催されて…………
作品解説
原作はR・L・スタインの小説「The Prom Queen (Fear Street)」
監督は「最悪の選択」のマット・パーマー
ロリ・グレンジャー
シェイディサイド高校の生徒
夢は作家になること
母親が父親を殺したと噂され、クラスで浮いている
彼らを見返そうと、クイーンに立候補するが…………
演じるのは「ザ・エージェンシー」などのインディア・ファウラー
メーガン・ロジャース
ロリの親友
ホラー好き
ティファニーやその取り巻きとは犬猿の仲
演じるのは「レッド・ロケット」などのスザンナ・サン
ティファニー・ファルコナー
クラスの女王的存在
何かにつけて、ロリをいじめている
絶対にプロムクイーンになる気でいるが…………
演じるのは「ペーパーガールズ」などのフィナ・ストラッツァ
「フィアー・ストリート」シリーズ
数世紀にわたって惨劇が繰り返される街シェイディサイド
この街は魔女サラ・フィアーに呪われていると噂されていた
女子高生のディーナと仲間たちは、その呪いを解こうとするが…………
「フィアー・ストリート Part 1: 1994」
「フィアー・ストリート Part 2: 1978」
「フィアー・ストリート Part 3:1666」
三部作が三週にわたって、Netflixで配信された
数世紀に及んで展開される壮大なホラー
そして、徐々に街の秘密が明らかになっていく
とはいえ、本作「プロムクイーン」では、街の呪いはあまり関わってこない(最後にそれを匂わせるシーンはあるが…………
このシリーズの世代を超えた謎に魅了された人は、物足りないかも知れない
逆に言えば、1本の作品として完結しているので、シリーズを本作から見始めても、特に問題はないだろう
殺人鬼
本作の殺人鬼は赤いレインコートを着て、仮面を被っている
プロムのクイーン候補者たちを次々と惨殺していく
怪しい登場人物が多く、誰が犯人なのか全く分からなかった
そして、正体は全く予想外の人物で、ミステリーとしても楽しめた
会場から離れたクイーン候補者を、殺人鬼が血祭りにあげる
舞台が学校に限定されているため、この繰り返しでワンパターンだったのが残念
ただし、惨殺シーンは手を変え品を変え、工夫がなされていて好感が持てた
また全てが終わったと思われた後のシーンが、非常に怖かった
単純にスラッシャー映画として及第点の出来栄えだ
友情
本作は学園青春ものとしての側面もある
ティファニーの恋人タイラー
彼に昔から片思いしているロリ
いつも自然に彼に目がいってしまう
そして、ついに両思いになる2人
このまま、2人で殺人鬼に立ち向かうのか?
そう思っていたら、あっさり殺されるタイラー(何だったんだ、こいつ…………
この映画の真のヒロインは、親友のメーガンだったのだ
この子のキャラクターは本当に良かった
我が身を犠牲にして、ロリを守ろうとするところなど激熱だった
恋愛よりも友情
非常に好みの結末だった(個人の感想です
まとめ
「フィアー・ストリート」シリーズの新作
シリーズの最高傑作ではないが、まずまずの出来
純粋にスラッシャー映画として楽しめた
ちなみに「フィアー・ストリート」シリーズは、さらに3本の新作が進行中とのこと
今度はどの年代になるのか楽しみだ
IMDb
https://www.imdb.com/title/tt31433402/?ref_=ext_shr_lnk
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/fear_street_prom_queen
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/400311
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コメント
こんにちは!初コメです。
前三部作と比べるとやや見劣りしましたが、B級スラッシャーとしては及第点で、当時の音楽や青春モノとしての楽しさもあり、夜中に食べるファストフードのような安定の美味しさでした。
登場人物の中では主人公のロリよりもミーガンを演じた子が魅力的で可愛らしくて良かったので、再登場に期待したいところです✨
それと取り巻きの一人のメリッサも、カースト上位の立場と本心との葛藤が描かれていたシーンがちょっと良かった分、その後が残念でした…。
エンドロールの後の血痕の印のシーンを見ないで本当にただの殺人だと思っている人もいるみたいなので、本編内でもうちょっとサラ・フィアーとの関連を印象付けてもよかったかもしれませんよね。
ロリにバラを送ったのは誰なのでしょう…
まだまだ続編も予定されているそうで楽しみです。
次回作にも期待!
コメント、ありがとうございます
三部作が完成度高かっただけに、シリーズとしては見劣りする印象は否めませんね
関連性も薄いし、フィアーストリートじゃなくても、良かった気がします
とはいえ気楽に見られるスラッシャー映画としては全然アリ
そして、Royさんの言う通り、メーガンは良かった(笑)