【海外の反応】「機動警察パトレイバー アーリーデイズ(初期OVA)」の評価は!?

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「機動警察パトレイバー」の原点となったOVA
1988年から1989年にかけて発売された

ゆうきまさみ、出渕裕、伊藤和典、高田明美、押井守の5人からなるクリエイター集団「ヘッドギア」が生み出したメディアミックスアニメの先駆けとなった作品
全7巻が発売された
後に劇場版やTV版なども製作された人気シリーズの原点である
近未来の東京で続発するレイバー犯罪に対抗すべく、警視庁は本庁警備部内に特殊車輌二課、通称パトロール・レイバー隊を設立
高校を卒業したばかりの新米警官・泉野明は、レイバーの操縦担当を任されるが…………

今年で35周年を迎えた「機動警察パトレイバー」初のアニメ化作品
果たして海外ではどういう評価をされているのか?

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「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」

近未来の東京、汎用多足歩行型作業機械「レイバー」は急速に普及し、あらゆる分野で使用されるようになった
一方、レイバー犯罪も多発して、社会問題となっていた
警視庁はそれに対抗するため、本庁警備部内に特殊車輌二課、通称特車二課パトロール・レイバー中隊を設立
パトレイバーが誕生した

高校を卒業したばかりの新米警官・泉野明は、結成されたばかりの特車二課第二小隊に配属された
特車二課棟のある埋立地に集まったのは篠原遊馬、太田功、進士幹泰、山崎ひろみという個性的な隊員たちだった
しかし、本日到着するはずの最新鋭レイバー、篠原重工98式AV「イングラム」が、いつまで経っても届かない
輸送中に首都高で立往生しているという
隊長である後藤に、待っている間の草刈りを命じられ、げんなりする面々

そんな中、正体不明のレイバーが隅田川方面から上陸
それを阻止せよと、第二小隊に指令が下る
隊員たちは首都高で直接、イングラムを受け取ることになった
後藤隊長にレイバーの操縦担当を命じられ、野明は喜ぶが…………

原作は「ヘッドギア」
コミック版はゆうきまさみが担当

泉野明を演じるのは冨永みーな
篠原遊馬は古川登志夫
太田功は池水通洋
進士幹泰は二又一成
山崎ひろみは郷里大輔
香貫花クランシーは井上瑶
南雲しのぶは榊原良子
後藤喜一は大林隆介
メカニックデザインは出渕裕
キャラクターデザインは高田明美
脚本は伊藤和典
監督は第1話~第6話を押井守、第7話を吉永尚之
アニメーション制作はスタジオディーン

海外の評価

アメリカでは「Mobile Police Patlabor: The Early Days」のタイトルでリリースされた

Patlabor: The Mobile Police – Ova Series 1 The Early Days Collection trailer

現時点でのIMDbのスコアは7.4/10

メディアの評価

children of the blazingfist.com

パトレイバーの世界の良いところは、エピソードの多くが単独で成り立ち、ただ「テロリストを撃退する」というワンパターンのストーリーに陥らないことです
東京湾で水の怪物を発見したり、血で満たされた風呂や少女の幽霊が出現するなど、エピソードはバラエティーに富んでいます
特に後藤隊長の古い友人の甲斐が軍の反乱軍を率いてクーデターを起こす第5話と第6話は、非常に印象的なエピソードです
また「アーリーデイズ」には押井守が80年代に手掛けていた独特のユーモアが満載です
川井憲次の音楽も素晴らしい
欠点をあげるとするなら展開がゆっくりで、人によっては退屈に感じることでしょう

hiepsibaotap.com

押井守は「攻殻機動隊」、「人狼 JIN-ROH」、「天使のたまご」など哲学的で難解なアニメを手掛けた人物としてよく知られていますが、「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」はシンプルなスタイルで、より受け入れられやすいものになっています
この作品はコメディのレンズを通して、環境問題、政府と警察、反政府勢力との対立が蔓延する現代社会を描いている点で優れています
それだけではなくコメディ、SF、日常ものという3つのジャンルをユニークに組み合わせ、非常に魅力的なストーリーを成立しています
またわずか7話という短いエピソードの中で、個性的で記憶に残るキャラクターたちを生み出しています
「パトレイバー」シリーズの頂点は劇場版ですが、このOVAは全体を通して楽しく見やすい
「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」は数あるロボットアニメの中でも、異色の一作です
9/10

THEM Anime Reviews

アニメーションは80年代後半としては非常に優れています
ベテランの高田明美(きまぐれオレンジ☆ロードほか多数)によるキャラクターデザインには控えめな魅力があり、出渕裕(後にラーゼフォンで知られる)によるメカデザインは実用的で、まるで現実世界にガンダムが出現したかのようです
またパトレイバーには優れたキャラクターが豊富に登場します
私のお気に入りは香貫花クランシーで、惜しくも2003年に亡くなったベテラン声優の井上瑶さん(ガンダムのセイラ・マス)が声を担当しました
第2小隊のメンバーはとてもよく描かれており、単純なステレオタイプに当てはまりません
ストーリーは少しパロディに走りすぎたエピソードもありましたが、シリーズの後半ではその後の劇場版を予感させる本当に素晴らしいドラマの瞬間がいくつかあります
パトレイバーの知的なリアリズムは、ロボットアニメに大きな変革をもたらしました
クォリティは高いがストイックすぎる劇場版よりも、「アーリーデイズ」はユーモアとアクションのバランスで優れています
このOVAが制作者が作りたかった映画やテレビシリーズの予行演習であることは明らかですが、それ自体が非常に模範的かつ画期的であり、最高の称賛に値します
5/5

一般視聴者のレビュー

「楽しいメカアクションと日常アニメ。80年代の古いアニメのファンなら、これは見逃せません」

「パトレイバーの映画3本を見た後に、これを購入しました。映画ほどではありませんが、それでもかなり楽しいです。お金を払う価値があります」

「『パトレイバー』シリーズはこのOVAが最初で、その後3つの映画が続きます。TVシリーズは別の時間軸になります。エピソード5と6を除くと、これはコメディ色が強いです。Blu-ray版は非常に良かった」

「このシリーズのアニメーションは、2つの劇場版のクォリティには劣りますが、それでも印象的な作品であり、史上最高のOVAの1つです。2部構成の『二課の一番長い日』は、のちの『機動警察パトレイバー 2 the Movie』につながります」

「パトレイバーは日本に数多くあるロボットアニメの1つにすぎませんが、最高のシリーズの1つだと思います。優れたストーリーにキャラクターの成長があり、アクションだけでなくコメディも豊富です。このOVAには7つのエピソードしかありませんが、古典的な名作として価値があります」

「日常とロボットの楽しくて独創的な組み合わせです。弱いエピソードもありますが、愛らしいキャラクターとユーモアにより飽きさせません。もっと続きが見たくなりました」

「悪くはないが、最初の2つの劇場版ほど良くはない」

「ロボットアニメを装った楽しい日常アニメ」

「最初の2つの劇場版を先に見たので、この初期シリーズも深刻な内容だろうと予想していました。実際は『うる星やつら』でした。そして、私はそれが好きだった。押井監督が『うる星やつら』で培ったクレイジーなエネルギーが溢れていて、とても楽しい」

「素晴らしいOVAシリーズ。第6話で終わっていた方が良かったとは思いますが、それでも私はどのエピソードも本当に楽しかったです」

「これはロボットアニメだと思っていたけど、どちらかというと『けいおん!』のような日常アニメだった。大好きです!」

「7つのエピソードは多種多様で、道路封鎖や張り込みから、ゴジラのパロディや激しいクーデターまで、あらゆる内容が網羅されています。次は映画を見てみたいと思います」

「基本的にはコメディで私の好みには合わなかったが、第5話と第6話は素晴らしい。この2話だけでテレビシリーズよりも評価が上です」

「私がこのアニメで一番好きなのは、笠原弘子さんの主題歌『未来派Lovers』です。クラシックなアニメJ-POPで、とても良いです」

「『新世紀エヴァンゲリオン』がロボットアニメで自己の心理を探求したのと同じように、『パトレイバー』は私たちの人生の取るに足らない日常を探求します。ここではアクションやサスペンスフルな展開はおまけに過ぎません」

「このOVAの前にTVシリーズを見ていたので、基本的なあらすじは知っていましたが、2部構成の『二課の一番長い日』は全てのシリーズの本当のフィナーレのように感じました。押井守が監督していることで、やはりTVシリーズとは違います」

「パトレイバーのことはずっと知っていましたが、どういうわけか一度も見たことはありませんでした。大失敗です。押井守による日常のロボットアニメ。これ以上に良いものはありません」

「当り障りのないエピソードもありますが、3話と5話と6話は信じられないほど好きでした。本当に興奮しました」

「川井憲次の音楽は本当に素晴らしい。伊藤和典の脚本も良かった」

「エピソード5と6はそれ自体が傑作です」

「パトレイバーの中ではもっとも弱いシリーズの1つ。エピソード数が少なく、漫画やテレビアニメより、世界観やキャラクターの紹介が上手くいっていません。それでも素晴らしいアニメーションとアクションがあり、テレビシリーズの陽気さと劇場版の暗い色調が混ぜ合わさった感じで、全体的には魅力的なシリーズです」

「楽しいアクションコメディで、見た目も美しい。複雑な未来の世界での、警察官のリアルな日常というコンセプトは興味深かった」

「ロボットをメンテナンスに時間のかかる実際の機械として扱っているのが良かった。押井監督の演出も素晴らしかったです」

「クールなメカアクションがいくつかありますが、日常ドラマが長くて退屈だった」

「出渕氏のメカデザインは派手ではないかも知れませんが、高品質です。シリーズは全体的にゴージャスで、エピソード5の高速道路のシーンなど素晴らしかった。とはいえ、これだけ豪華なスタッフが集まっていることを考えると、驚くべきことではありません」

「日々の90%は退屈な仕事が占めているという描写が好きです。事件が起こって皆が元気になるのを見ると、こちらも元気になりました」

「押井作品としては『攻殻機動隊』のようなシリアスなムードではなく、ふざけたシーンがたくさんありますが、そこが好きでした」

「本当に楽しかったです。各エピソードは際立っていましたし、主要なキャラクターも魅力的でした。オープニングも大好きです」

「誰もが見るべき80年代の素晴らしいOVAシリーズの1つ」

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