Netflix「最高に素晴らしいこと」感想 2人にとっての輝く場所

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エル・ファニングとジャスティス・スミスが共演
ティーン向けの軽い恋愛映画
そんな先入観で見たら、ガツンときた
美しい撮影
主演2人の好演
繊細なシナリオ
クォリティはかなり高い
生きていくことの息苦しさ
誰にも打ち明けられない苦悩
物語のテーマは予想外に重い
そして、救済
愛する人がいることの喜び
ラストには静かな感動が訪れる
ただ楽しいだけの恋愛映画ではない
だが、見る価値は十分にある


予告編

作品情報
作品名「最高に素晴らしいこと」(原題All the Bright Places)
監督:ブレット・ヘイリー
キャスト:エル・ファニング、ジャスティス・スミス、アレクサンドラ・シップ、キーガン=マイケル・キー、ルーク・ウィルソン
上映時間:108分
製作国:アメリカ(2020年)
配信日:2020年2月28日

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ざっくりあらすじ

交通事故で姉を失い、バイオレットはいまだに立ち直れなかった。そんな時、クラスで「変人」と噂されているフィンチと知り合い…………

感想(ここからネタバレ)

かなりガツンとくるストーリー
身を引き締めて見た方が良さそう

バイオレットとフィンチ

インディアナ州の小さな町
バイオレットはクラスでも人気者の女子高生だった
だが、数か月前に姉が交通事故で死んだ
それ以来、バイオレットはずっと塞ぎこんでいた

早朝、フィンチがランニングをしていると、橋のふちにバイオレットが立っているのが見えた
周りには誰もいない
フィンチはバイオレットの隣に立った
驚くバイオレット

フィンチはバイオレットと同じクラスで、「変わり者」と噂されていた
その自殺未遂の事件があってから、フィンチは学校でやたらとバイオレットにちょっかいを出すようになった
ある日、クラスで州内の名所を2人1組で見て回るという課題が出された
フィンチはパートナーにバイオレットを指名した
バイオレットは無視していたが、あまりのしつこさに、遂には根負けした

それからバイオレットはフィンチと共に、色々なところを回った
姉の死から立ち直れなかったバイオレット
その悩みを少しずつフィンチに打ち明けるようになった
そうして次第にバイオレットに笑顔が戻ってきたが…………

原作

この作品の原作はジェニファー・ニーヴンが2015年に発表した小説「僕の心がずっと求めていた最高に素晴らしいこと」
フィンチとバイオレット
原作は2人の主人公が一人称で、交互に語っていく形式を取っている


僕の心がずっと求めていた最高に素晴らしいこと

エル・ファニング

「マレフィセント」シリーズのオーロラ姫として有名なエル・ファニング
それ以外にもJ・J・エイブラムス監督の「SUPER 8 スーパーエイト」など、様々な作品に出演している

エル・ファニングが演じるのはクラスでも人気者のバイオレット
そんな彼女の姉が交通事故で死んだ
車にはバイオレットも同乗していた

自分だけが生き残ってしまった

バイオレットは罪悪感に苛まれて、それから心を閉ざしてしまった

そんなバイオレットが出会ったフィスト
「変人」とクラスで噂されている彼
しかし、フィストは根気よくバイオレットを外の世界に連れ出そうとした
次第に明るさを取り戻していくバイオレットの姿が魅力的

ジャスティス・スミス

「名探偵ピカチュウ」でピカチュウの相棒を好演したジャスティス・スミス

「名探偵ピカチュウ」のハリウッド実写化 見た感想はざっくり言って……………… 最高に面白かった!! ポケモン素人の自分では楽し...

Netflixオリジナル・ドラマ「ゲットダウン」の演技も印象的だった

ジャスティス・スミス演じるセオドア・フィンチ
フィンチはクラスで変人と噂され、周りから距離を取られている
そんなフィンチが絶望しているバイオレットに、生きる気力を与えていく

自分自身、精神を病んでいるフィンチ
ジャスティス・スミスはそんな複雑な役を熱演
改めて演技力の高さを証明してみせた

名所

インディアナ州の名所を回る
学校の課題でバイオレットを連れまわすフィンチ
そのフィンチがバイオレットを連れていく名所が、どれもユニーク
思わず微笑ましくなった

特に好きだった名所が自家製のジェットコースター
これが本当にチャーミング
大はしゃぎするバイオレットが可愛かった

恋愛

絶望していたバイオレットを救ったフィンチ
2人は熱烈な恋に落ちる
好きな人が出来て、それまでとは別人のように生き生きとするバイオレット
完全に立ち直り、もう問題はないはずだった

しかし、今度はフィンチの様子が徐々におかしくなる
バイオレットからフィンチへと、物語の焦点が移る展開が秀逸
急に何日も連絡が取れなくなるフィンチ
バイオレットはフィンチが抱えているものを、探ろうとするのだが…………

フィンチは重い双極性障害(躁うつ病)を抱えていた
幼い頃、父親に虐待を受けた記憶
フィンチは心を患っていた

明るく陽気なフィンチ
虚ろで心ここにあらずなフィンチ
両極端なフィンチの行動に、バイオレットは悩まされる
フィンチは絶望していた自分を救ってくれた
今度は自分がフィンチを救う番だ
バイオレットは決心するのだが…………

ラスト

そして、衝撃のクライマックス
絶対に最後は明るいラストが待っている
そう思っていたのに、まさかの展開
やりきれなさだけが残る

このラストを受け入れがたい人もいるだろう
もっと希望あるラストでも良かったのでは?
自分もそう思えた

ただ好みは別として、物語はとても綺麗に繊細に締めくくられた
最後に映る2人で回った名所の数々
見ていて熱いものが込み上げた

フィンチに救ってもらった命
それを大切に、これからも生きていく
そんなバイオレットの姿は美しかった

まとめ

予想外に重い
だが、真摯で繊細な作品だった
悲劇的なラストだが、後味は決して悪くない
静かな感動が胸に残る良作


All the Bright Places (2020) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/all_the_bright_places
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/371570

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