大ヒットコミック「ONE PIECE」の長編劇場版15作目「ONE PIECE FILM RED」が、2022年11月4日に全米で公開された
日本では8月6日に公開された本作
現時点で興行収入180億円を突破し、快進撃を続けている
北米では3日間で947万ドルを稼ぎ出し、見事初登場2位となった
原作者の尾田栄一郎が「ONE PIECE FILM Z」「ONE PIECE FILM GOLD」に続き、総合プロデューサーを務めるのは本作が3度目
監督は「コードギアス」シリーズの谷口悟朗
原作連載25周年という節目の映画でもある
世界の歌姫であり、シャンクスの娘であるウタをめぐって、様々な思惑と争いが勃発する本作
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「ONE PIECE FILM RED」
ルフィたち麦わらの一味は、音楽の島「エレジア」へ向かっていた
そこでは1人の歌手のライブが行われようとしていた
その歌手の名前はウタ
別次元の歌声と評され、世界中を熱狂させてきたウタ
これまで素性を隠して活動してきた彼女が、ついに公の場でステージに立つというのだ
エレジアのライブ会場にはファンが押し寄せ、その中には麦わらの一味の姿もあった
そして、いよいよステージにウタが現れ、ライブが開幕した
ウタが最初の曲を披露した後、ルフィがステージに立ち彼女に話しかけた
ルフィとウタは幼少期、フーシャ村で共に過ごした幼馴染みだったのだ
さらにはルフィの口から、ウタがシャンクスの娘であることが明かされる
世界中の人々を幸せにしたいと考えるウタのある「計画」
一方でその驚異的な歌声を危険視した世界政府や海軍が、彼女を討伐するために動き出していた…………
ウタ役はボイスキャストを声優の名塚佳織が務め、歌唱キャストを歌手のAdoが担当
謎の人物ゴードンを津田健次郎が演じる
監督は「プラネテス」や「コードギアス」シリーズの谷口悟朗
海外の評価
アメリカでは「One Piece Film: Red」のタイトルで公開された
現時点でのIMDbのスコアは7.0/10
ロッテントマトの批評家支持率は95%、観客支持率は95%
非常に高い評価となっている
メディアの評価
The Guardian
見事なアニメーション、素晴らしい音楽、突拍子もないが強力なストーリー
日本のミュージシャンAdoによって演奏される曲は素晴らしく、ウタが世界でもっとも人気のある歌手だという設定に説得力を持たせます
スラッシュ・フィルム
混沌としていてカラフルで、ワンピース初心者の楽しい入門編として作用します
本編のイベントとは無関係の1回限りの冒険ですが、シリーズのワイルドで熱狂的なエネルギーを継承しながら、魅力的なストーリーを伝えています
バラエティ
監督の谷口悟朗と脚本家の黒岩勉は、観客を混乱させることを恐れておらず、初めての視聴者に対応することにほとんど関心がないように見えます
しかし、熱心なファンにとって、ウタはエキサイティングで個性的な新キャラクターとなっています
ルフィと彼の乗組員を新しい進路に導きながら、シャンクスと彼の赤髪海賊団を復活させる役割を果たします
Indie Wire
シリーズの最新作である「ONE PIECE FILM: RED」は、ワンピースという長大な作品についていけなかった人(つまり私)が、何かを見つけ独立した作品として楽しむのに十分です
昨年の細田守の「竜とそばかすの姫」を楽しんだ人なら、誰でもこれを気に入るはずです
CBR
長年のワンピースファンはこの新しい映画で多くの楽しみを見つけることができますが、長すぎる上映時間と多数の押し付けがましい音楽シークエンスで、新しい視聴者を失望させる可能性があります
映画では合計8曲も披露されるため、ストーリーのペースを乱し混ざり合う傾向があります
音楽の集中砲火を乗り切ることが出来るなら、Redはファンに素晴らしい喜びを提供します
DECIDER
これまでに見たワンピースシリーズの中で最高の映画です
1000以上のエピソードをふるいにかける時間がない (またはしたくない) 新参者がシリーズの要点にたどり着くだけでなく、全てのキャラクターの登場のおかげでベテランが高く評価する長くて魅力的な旅でもあります
ワンピースのファンになるには絶好の機会です
The Mercury news
監督の谷口悟朗と脚本を担当した尾田と黒岩勉は、この複雑な神話を初心者 (私を含む) でも理解しやすいものにしています
「ONE PIECE FILM: RED」はテーマごとに盛りだくさんですが、いろいろな角度から楽しめるのが最大の魅力です
THE WRAP
「竜とそばかすの姫」や「犬王」など、今年の他の音楽をテーマにしたアニメ映画で使用された洗練されているが圧倒的ではない曲とは対照的に、Adoと中田ヤスタカの音楽はウタを本物のポップスターのように感じさせます
「ワンピース」に少しでも興味があるなら、「ONE PIECE FILM RED」も楽しめるかもしれません
尾田が描く魅力的で生き生きとしたキャラクターたちの見せ場が、凝縮されているからです
IGN
少年マンガの映画版は本筋と関係ない1回限りの冒険であることが多く、ちょっと退屈です
一方、「One Piece Film: Red」は少年マンガと音楽的要素を組み合わせることで、過去10年間で最高のワンピース映画を作り上げています
NYC
共同脚本家の尾田栄一郎と黒岩勤は、進行するにつれてますます興味深く複雑になるプロットに観客を引き付け続けるという素晴らしい仕事をしています
単純な「善vs悪」の物語ではありません
表面下には温かく鼓動する心臓があり、思考の糧を残します
確かにアクションシーンはありますが、コメディー、機知に富んだ魅力的なキャラクター、そしておまけとして中身のある歌詞の付いたミュージカルナンバーもあります
以前のワンピースを見ていなくても楽しめる映画…………それはまれな偉業です
The Aisle Seat
シリーズのこの新作は本質的にミュージカルであるため、作品のタイプはわずかに異なります
たくさんのポップソングをストーリーに直接組み込むことで、全てに新鮮な雰囲気が生まれています
同時に世界中のファンをワンピースに惹きつけてきた要素は、今回も健在です
これは確かに、これまでで最も野心的なワンピースです
一般視聴者のレビュー
「これまでで最高のワンピース映画!」
「ワンピースは本物です。シャンクスが愛情深い父親であるのを見るのは最高でした」
「毎秒、大好き! これは見なければならないものだ」
「この映画のキャラクターは驚異的で、ファンなら誰でも楽しめると思います。ただしストーリーはちょっと平凡でした」
「意味もなく顔を出したキャラたちのランダムなファンサービス。ウタの行動も理解できませんでした。最悪のワンピース映画」
「素晴らしい! もう2回見ました」
「アニメーションが大好きで、音楽は聞くだけで楽しかった」
「合唱みたいに歌いすぎ」
「正直、驚いた。5つ以上の星を付けたい」
「素晴らしいビジュアルと音楽。アニメのミュージカルを見ているようなものです。シリーズに馴染みのない友達を連れて行っても大丈夫です」
「もっとシャンクスの出番があると思ったのに、突然出てきた新キャラの映画で残念」
「正直なところ、シリーズに精通していない人にはお勧めしません。世界と30人以上のキャラクターに精通していることを前提としており、要約や復習に時間を無駄にすることはありません。しかし、ファンには素晴らしいご馳走です」
「全ての中で最高のワンピース映画。最後まで興奮しっぱなしだった」
「ゴールドよりは良いが、スタンピードやフィルムZには及ばない」
「ウタとシャンクスの映画だと思っていたので、少しがっかりしました。それでも映画は大好きでした」
「音楽はよく演奏されていました。歌手のAdoは素晴らしい」
「私は決してワンピースのファンではありませんが、この素晴らしい映画を見た後、アニメシリーズ全体を見るつもりです」
「音楽とアニメーションは美しかった。シャンクスを見られるのは、いつも素晴らしいことです」
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