「青の6号」はアメリカでは、2000年にDVDでリリースされた

日本ではOVAとして、1998年から2000年にかけて全4巻が発売された
小澤さとるの漫画「青の6号」をOVA化
前田真宏のアニメ監督デビュー作である
海洋開発のリーダーである天才科学者ゾーンダイクが海洋テロ結社を築き、人類殲滅を宣言
潜水艦・青の6号とその乗組員たちは、それに立ち向かうが…………
デジタルアニメとセルアニメを組み合わせた斬新な映像が話題を呼んだ「青の6号」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「青の6号」
人口増加と環境汚染が進んだ近未来
人類は最後の希望を海に求め、新たな世界を築こうとしていた
その平和と安全を守るために設立されたのが、超国家組織「青」だった
各国は協力して自国の潜水艦を“青”へ派遣させることになった
日本の自衛隊から向かった潜水艦「りゅうおう」も、“青”の6号艦として任務に就いた
しかし、“青”で海洋開発のリーダーを務めていた天才科学者ゾーンダイクは、人類に絶望し海洋テロ結社を率いて人類殲滅を宣言
海水面上昇を引き起こして、世界と人類の大半を海に沈めた
青の6号とその乗組員たちは、ゾーンダイクに立ち向かうが…………
原作は小澤さとるの漫画「青の6号」
速水鉄を演じるのは郷田ほづみ
紀之真弓は野上ゆかな
シドラ・デッドソンは石塚運昇
伊賀徳洋は有本欽隆
ベルグは森久保祥太郎
ユング・ゾーンダイクは若松武史
ミューティオは長沢美樹
脚本は山口宏
キャラクターデザインは村田蓮爾、草薙琢仁
監督は前田真宏
アニメーション制作はGONZO
海外の評価
アメリカでは「Blue Submarine No. 6」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは6.7/10
メディアの評価
Anime News Network
1998年10月から2000年3月にかけてリリースされた全4話構成のOVAシリーズであるこの作品は、スタジオ・ゴンゾの名をアニメ界に知らしめた作品です
「青の6号」は初のフルデジタルアニメであり、これは当時のアニメ業界で大きな話題となりました
しかし、このアニメを特別なものにしているのは、緊迫感のある潜水艦戦で、凄まじいスリルと躍動感が溢れています
このシリーズはアクションシーンが強力である一方、脚本面では物足りなさを感じます
キャラクターの掘り下げや個性の確立がほとんどなく、色々と説明不足も目立ちます
CGの一部は今日の基準からすると粗雑に感じられるかもしれませんが、2000年代前半のCGを駆使した他の作品のほとんどを凌駕しています
英語の吹き替えもおおむね良好です
結論として時代遅れのCGも散見されるものの、「青の6号」は全体的に驚くほど良く出来ています
脚本の欠陥は時が経つにつれて顕著になってきたかもしれませんが、それでもスリリングな展開は健在で、物語をコンパクトにまとめているため、視聴者は退屈する暇はほとんどありません
アニメファンの新たな世代にとっても、間違いなく見る価値がある作品です
評価:B
Eric Luce
この作品でもっとも印象的なのは、お馴染みのセルアニメーションと3DCGの融合だ
スタッフはアニメの限界を押し広げており、CGとセルアニメを駆使した作品の中ではもっとも優れている
メカデザインは河森正治や山下いくとなど、最高の才能が結集している
演出は緻密でテンポも速い
美しいアニメーション、CG、そして優れたアクションシーンが好きなら、見る価値のある作品だ
Mania
「青の6号」は手描きアニメーションとCGを効果的に融合させた見事な作品だ
今見ても驚くほど素晴らしい映像であり、近年のアニメにひけをとらない
しかし、ストーリーは共感できるキャラクターに欠けていて物足りない
そのことを踏まえても、「青の6号」はあなたのアニメコレクションに加える価値がある
The Anime Review
CGとセルアニメを融合させることに、嫌悪感を抱くアニメファンは少なくないかも知れない
しかし、「青の6号」を見れば考えが変わるだろう
この作品はアクション満載で、その出来は実に素晴らしい
ほとんどのシーンでCGが非常に良く出来ていて、本当に見事だと感じた
ただし、ストーリーを期待する人は、避けた方がいいだろう
評価:B+
視聴者のレビュー
「CGとセルアニメの融合を試みた革新的な作品。まだ出来栄えは粗いですが、それでも画期的でした」
「登場人物は全て従来のアニメスタイルですが、全てのメカは3Dアニメーションで、アクションシーンにリアルな質感をもたらしています。潜水艦や海はとても美しく描かれていました。驚くほどエキサイティングな3Dアニメーションです」
「とても面白かったです。あらゆる部分が好きでした」
「SFと潜水艦の組み合わせはめったにありませんが、『青の6号』はまさに最高の出来栄えです。アニメーションは手描きとCGを巧みに組み合わせており、非常に効果的です。ストーリーも面白く、かつ考えさせられる内容です。SF、特にクールな潜水艦が好きな人は、チェックしてみてください」
「かなり楽しめましたが、アニメにぎこちないCGが織り交ぜられているのは本当に嫌です。CG部分だけ手描きで直して欲しい」
「映像は美しく、息を呑むほどですが、登場人物があまりにも平凡で、全く興味を持てませんでした。期待が大きかったので、残念です」
「全体的にとても気に入りました。少し年齢の高いアニメファン向けかもしれませんが、それでも良い作品です。それにミューティオがとても可愛かった」
「これまでに見たアニメの中でも特に好きな作品の一つ。物語は巧みに語られ、登場人物全員がリアルに描かれている。CGはさすがに時代遅れだが、それ以外の全てが素晴らしい」
「『青の6号』は最高です。ただし、カートゥーンネットワークで放映されたものは、改竄されていました。オリジナル版を見ることをお勧めします」
「興味深いストーリーと美しいアニメーション。CG部分だけ作り直して欲しい」
「3枚組スペシャル・エディション(TV版ではない)を手に入れれば、きっと楽しい夜を過ごせるでしょう。最後までジェットコースターのような展開が続きます。そして、アニメーションは時代を先取りしています。何故それほど話題にならなかったのか不思議です」
「視覚的には楽しめますが、あまり物語に入り込めませんでした。以前読んだり見たりしたストーリーの寄せ集め的な作品です」
「スタジオ・ゴンゾはとびきり素晴らしい作品を作るか、恐ろしく酷い作品を作るかのどちらかになりがちです。『青の6号』は良作ですが、そろそろリメイクされてもいいかもしれない」
「最高にクールなモンスターたち、とんでもなくハイクオリティなアニメーション、時代遅れのCG、そして格好いいジャズのBGM。90年代アニメにこれ以上何を求めるっていうんだ?」
「このアニメの美しさ、ディテール、重層的なキャラクター描写、そしてビジョンに完全に魅了されました。2Dと3Dアニメーションの融合という歴史的意義はありますが、個人的には全編を手描きでやって欲しかったです。魚人のミュータントのデザインは素晴らしかった」
「ストーリー、アニメーション、キャラクター、そしてサウンドトラック、どれをとっても素晴らしい作品です。本当に最高でした。全26話で作り直して欲しい」
「CGがかなり時代遅れなことや、4話は短すぎるなど、いくつかの欠点はあります。しかし、アニメーション、美術、音楽など、あらゆる面でスタイルは完璧です。この作品が好きじゃないと言ったら、嘘になります」
「『青の6号』には良い点がたくさんありますが、一番驚いたのは素晴らしい吹き替えです。たいていの場合、英語の声優は耐え難いほど下手で、かなりぎこちない言い回しをしますが、この作品はそうではありません。それだけでも、高く評価します」
「ストーリーが説明不足で楽しめませんでした」
「これは信じられないほどビジュアルに優れたシリーズです。人間やメカ、全てのデザインに細心の注意が払われています。ジェームズ・キャメロンのアバターは、この作品から絶対に影響を受けていると思います」
「海中での戦闘、巨大モンスター、魚人など全てが美しい。CGのクォリティが低いのは仕方ないだろう。魚の女の子は可愛かった」
「極めて完成度の高いOVA作品」
「青の6号」をAmazonビデオで視聴
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コメント
尺が短すぎるのが全ての元凶だけど、
ストーリーやキャラクターに魅力を感じてない奴が多くて意外。
むしろ映像美はオマケみたいなモノだとすら思ってるのに。
台詞の端々から何があってどうしてこうなったかは解るし、
矛盾と業を背負って、受容と赦しに寄り添いながら、
それでも生きる事を諦めない熱い物語だったし、
それを絶望してやさぐれちゃった速水を通して描くから説得力もひとしおだったのに、
尺の短さは読解力のハードルを爆上げしてまうんやなぁ・・・。