
「MONSTER」は日本では、2004年4月から2005年9月まで全74話が放送された
浦沢直樹の人気コミックをテレビアニメ化
アニメーション制作はマッドハウス
ある時、天才外科医テンマのもとに、頭部を撃たれ瀕死の少年ヨハンが運ばれてくる
テンマは院長の命令を無視して、オペでヨハンを救う
しかし、その後ヨハンと双子の妹のアンナは失踪し…………
原作をほぼ忠実にアニメ化した「MONSTER」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「MONSTER」
1986年、天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、西ドイツ・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に勤めていた
ハイネマン院長の娘エヴァと婚約し、ゆくゆくは外科部長から院長への出世コースを順調に歩んでいたテンマ
しかし、医師としての漠然としたジレンマも感じていた
ある日、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる
だが、院長はテンマに後から運び込まれた市長を優先しろと命令した
テンマは院長の命令を無視して、ヨハンをオペして命を救った
院長は激怒し、テンマは一気に出世コースから転落していった
そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生
そして、ヨハンと双子の妹アンナは病院から失踪した
1995年、外科部長となり職務に励んでいたテンマの前に、美しい青年に成長したヨハンが現れる
ヨハンは命の恩人であるテンマのために、院長たちを殺したことを告白するが…………
原作は浦沢直樹のコミック「MONSTER」
ケンゾー・テンマを演じるのは木内秀信
ヨハン・リーベルトは佐々木望
アンナ・リーベルトは塚田真佐
ルンゲ警部は磯部勉
シリーズ構成は浦畑達彦
監督は小島正幸
アニメーション制作はマッドハウス
海外の評価
アメリカでは「MONSTER」のタイトルで放送された
現時点でのIMDbのスコアは8.7/10
メディアの評価
The Anime Review
このシリーズは20話近くまで、アメリカのドラマ「逃亡者」を彷彿とさせる
しかし、陰謀や邪悪な計画が明るみになるにつれ、事態はより暗転していく
そして、外科医のメスを銃に持ち替えるテンマ自身の倫理観が問われるようになる
たとえ相手が怪物であっても、テンマは他人の命を奪うことができるのか?
最初はシンプルなスリラーに見えるが、物語は複雑になっていく
数エピソードにわたって主人公が登場しないなど、大胆な試みもいくつか行われている
「MONSTER」をこれほど記憶に残るものにしているのは、地に足のついた印象的な登場人物たちだ
この作品の恐怖は、現実にも起こりうるという説得力がある
「MONSTER」はストーリーを広げすぎ、キャラクターも多すぎるなどの欠点もある
それでも私自身は、アニメにこれほど夢中になったことは数えるほどしかない
これは最高の作品ではないかも知れないが、多くのアニメの常識を打ち破り、それを見事に実現している作品だ
アニメには「MONSTER」のようにメディアの限界を押し広げようとする作品が、もっと必要である
評価:A
THEM Anime Reviews
浦沢直樹は天才です
「MONSTER」は非常によく考え抜かれており、アニメでこれほどのものはありません
アニメーション制作について言えば、マッドハウスは最良の選択でした
何よりも浦沢原作の長編コミックが、全編アニメ化されたということが真の衝撃です
そして、小島正幸という神のごとき手腕によって、このシリーズは息を吹き込まれ、浦沢の卓越したドラマとサスペンスは的確に再現されています
ヨハンは驚くほど奥深く多面的な悪役です
主人公のテンマは、ブラックジャックとマスターキートンを掛け合わせたような素晴らしい人物ですが、とてもリアリティがあります
これまでにも数々の素晴らしいアニメシリーズがありましたが、マッドハウスと小島正幸による「MONSTER」のアニメは、おそらくその最高傑作の一つと言えるでしょう
皮肉なことに、同じく浦沢直樹作品のアニメ「MASTERキートン」と同様、最高の作品であるにもかかわらず誰にも見られていません
洗練されたストーリー、複雑なプロット、記憶に残るキャラクター、神のような作画クォリティ、そして優れたペースを考えると、この作品を高く評価せずにはいられません
5/5
Medium
このアニメのオープニングは素晴らしく、全74話を通して一度もスキップしませんでした
「MONSTER」は大人向けのテーマを扱っており、万人受けする作品ではありません
しかし、物語が進むにつれて次々と衝撃的な事実が明かされるので、作品への興味は尽きません
嫌悪感や恐怖を感じる場面もあれば、愛や幸福感を感じる場面もあります
浦沢直樹によるストーリー展開は、次のエピソードが待ち遠しくてたまらなくなり、一日で何話も見続けてしまうような作りになっています
この作品は絶対に見るべきだと強く言えます
大人向けのテーマで、脚本も非常に良くできています
9/10
Common Sense Media
このダークで興味深いサイコスリラーは、サスペンスに満ちたシーンと魅力的な謎が織りなす傑作アニメで、ストーリー、キャラクター、アニメーションの全てが素晴らしい作品です
「MONSTER」は古い作品ですが、20年経った今でもアニメーションは素晴らしく、シリーズのダークで陰鬱な雰囲気を見事に捉えています
ドイツとヨーロッパの風景は、このシリーズを手がけた才能豊かなアーティストたちによって鮮やかに描かれています
物語はサスペンスに満ちた瞬間が次々と積み重なり、大きな伏線へと繋がって、常に満足感を与え、サスペンスとミステリーをさらに盛り上げていきます
キャラクターも魅力的で、特に主人公のテンマはこのドラマを支える存在です
この楽観的で心優しい男が、混乱と悲劇に見舞われる姿に、きっと共感を覚えるでしょう
シリーズを通して、彼の優しさと信念は試され、難しい決断を迫られます
総じて「MONSTER」は、その期待と人気に見合う、ダークでスリリングなアニメです
4/5
視聴者のレビュー
「『モンスター』は傑作です。全てのキャラクターに心から共感できます。アクションを求める人には物足りないかもしれませんが、派手な戦闘ばかりのアニメに飽き飽きしていた私にとっては、この作品は最高でした」
「私はアニメは子供向けだという、ネガティブなイメージを持っていました。そんな時、MONSTERに出会いました。最初のエピソードを見て、すぐに夢中になりました。ストーリーは非常に魅力的で、常に緊張感が漂い、謎が解き明かされていくのを見るのは、とても楽しかったです。本当に見る価値があります」
「アニメーション史上最高のスリラー」
「モンスターは驚くほど満足感の高い作品で、細部にまで注意を払う価値が十分にあります。物語は緻密に構成され、登場人物は皆、非常に巧みに描かれ、それぞれ明確な役割を担っています。緊張感は完璧で、どのキャラクターにも安全圏は存在しません」
「この過小評価されている傑作は、『カウボーイビバップ』や『進撃の巨人』と並んで、史上最高のアニメの一つだと確信しています。ぜひ一度ご覧ください」
「たくさんのアニメを見てきましたが、これは私にとって最高の作品です。スリラーが好きなら必見です」
「このアニメはストーリー、キャラクター、どんでん返しなど全てが素晴らしいです。確かに少し長いですが、見て後悔はしません」
「ファンサービスも過剰な暴力も無意味な笑いも一切なく、全てが本物でリアルです。MONSTERは感動的であると同時に、非常に不穏な作品でもあります。そして、本作には人間性についての力強い考察があります」
「浦沢直樹の最高傑作。ヨハン・リーベルトのような悪役は二度と現れないでしょう」
「モンスターは文字通り、史上最高のアニメの一つです。終わってしまったのが、本当に悲しい」
「日本のアニメといえばポケモンやドラゴンボールZといった作品が一般的で、アニメファンでない人にそれ以上の魅力的な作品があると納得してもらうのは非常に難しいです。もし、あなたがアニメに偏見を持っているなら、この作品を見てみることをお勧めします」
「MONSTERは非常に優れた物語なので、これが映画や小説、どんな形式だったとしてもベストセラーになっていたでしょう」
「評判が良かったので見たのですが、ガッカリしました。本作の最大の問題点は、あまりにも長すぎることです。本筋と関係ないエピソードやサイドストーリーが多すぎます。結局、最後の方は義務感で見ていました。これを見るなら、『TRUE DETECTIVE』を見た方がいい」
「このシリーズは最終話まで驚きの連続でした。数あるサスペンスの中でも、もっとも優れた作品の一つです」
「これは非常に成熟した、シリアスでダークなアニメで、私が今まで見た中で最高のストーリーの一つです。おそらく、エンターテイメント作品の中で最高のキャラクター描写が見られるでしょう。物語は深く、非常に緻密に描かれています。絶対に見るべき作品です」
「74話という永遠ともいえる時間を経て、この番組は見る価値がなかったと自信を持って言えます。正直に言うと、最初は本当に興味をそそられました。しかし、テンマに愛着を感じ始めた途端、たくさんのキャラクターが登場し、番組が崩壊してしまいました。私が本当に知りたかったテンマとヨハンの2人以外のキャラクターに、時間をかけすぎです」
「この番組は非常にテンポが遅いですが、どのエピソードも時間の無駄にはなりません。アクション満載の作品や『デスノート』のような絶え間ない心理戦だけを求める人には、おそらく向いていません。それでもこれは本当に完璧なスリラーです」
「私はマーティン・スコセッシの犯罪ドラマやアルフレッド・ヒッチコックのスリラーの大ファンで、人間の感情を深く掘り下げた映画を心から楽しんでいます。同じような趣味をお持ちの方なら、MONSTERは必見の作品です」
「このシリーズで唯一不満なのは最終回で、十分な決着がついていないと感じました。とはいえ、こういった解釈の余地を残した結末の方がいいのかも知れません」
「信じられないほど完璧。この複雑で美しいストーリーは、74話にも及ぶ壮大なエピソードを通して、人間の深遠な哲学と最も美しい複雑さを解き明かしていきます。不満や未解決の要素は一切なく、全てが見事に繋がっています。この作品を見ることが出来て、本当に幸せです」
「これほど楽しめたTVシリーズは『「LOST」と『ブレイキング・バッド』だけです。人生のあらゆる側面、光と闇に触れています。唯一の欠点は、セリフが必ずしもリアルではないことですが、これは日本語から英語への翻訳によるところが大きいかもしれません。主人公がとても魅力的で、彼の旅の途中で出会う多くのキャラクターも興味深かったです」
「74話という長編だったので、私自身も見る前は躊躇していました。最終的には約3ヶ月かけて見終えましたが、この唯一無二のアニメは誰もが見るべきだと断言できます。史上最高の心理スリラーです」
「私は映画ファンで、何千本もの作品を見てきました。しかし、この作品の悪役であるヨハン・リーベルトほど、よく書かれた架空の人物は滅多にいません。結末も素晴らしかったです」
「アニメに限らず実写映画も含めて、『MONSTER』はミステリーやスリラーを再定義しました。ドイツが舞台なのに、日本で制作された作品が、これほど完成度が高いというのは驚きです」
「MONSTER」をAmazonビデオで視聴

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コメント
木内さんと能登さんも演じてたけどヨハンがあんまり出てこないからなのか佐々木さんのモブ役の量がエグかったわw
最近見返して気づいた
最近は海外を舞台にした硬派な作品がないな
ヴィンランド・サガなどはあるけど、だいたい中世以前かファンタジー系
海外を舞台にしようとすると資料集めとか生活習慣など様々な知識がいるから、大変なんだよな
ダーウィン事変は楽しみ
>海外を舞台にした硬派な作品
JOJOは硬派かな
怖かった
ヨハンが人間なのは分かってるのに怖かった