
「人狼 JIN-ROH」は日本では、2000年6月3日に公開された
実写映画『紅い眼鏡』に端を発した押井守の「ケルベロス・サーガ」の映像化第3作
監督は沖浦啓之
首都警の戦闘部隊「特機隊」に所属する伏一貴は、一匹の“狼”の様に一切の感情を切り捨て自分を律してきた
しかし、爆弾の運搬役の少女と遭遇した伏は、引き金を引くことをためらい…………
Production I.G最後のセル画劇場作品「人狼 JIN-ROH」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「人狼 JIN-ROH」
敗戦後の混迷からようやく抜け出し始めた日本
首都圏では激化する武装闘争に対応するため、「首都圏治安警察機構」通称「首都警」が組織されていた
首都警の戦闘部隊である「特機隊」の一員である伏一貴は、闘争本能のみで生きる一匹の“狼”の様に感情を一切捨て、自分を律してきた
過激派集団の暴動を鎮圧するため出動した伏は、爆弾の運搬役の少女と遭遇する
伏は投降を呼びかけるが、少女は自爆した
後日、査問会にて責任を問われた伏は、首都警特機隊養成学校での再訓練を命じられる
そんなある日、伏は自爆した少女とそっくりな女性と出会い…………
原作は押井守の漫画「犬狼伝説」
伏一貴を演じるのは藤木義勝
雨宮圭は武藤寿美
辺見敦は木下浩之
室戸文明は廣田行生
半田元は吉田幸紘
音楽は溝口肇
脚本は押井守
監督は沖浦啓之
アニメーション制作はProduction I.G
海外の評価
アメリカでは「Jin-Roh: The Wolf Brigade」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは7.3/10
ロッテントマトの批評家支持率は52%、観客支持率は79%
メディアの評価
onderhond.com
「人狼 JIN-ROH」は大人向けアニメーションの素晴らしい例であり、あらゆる称賛に値する映画です
本作は押井守原作の「ケルベロス・サーガ」の一角ですが、沖浦啓之監督がただの雇われ監督になるつもりがなかったのは明らかです
政治、対スパイ活動、そして人間性を描いたシリアスな映画で、アクションシーンを期待している人にとっては少し退屈かも知れませんが、練り上げられた脚本と力強い演出のおかげで、実に見ごたえのある作品に仕上がっています
壮大な映像よりも、細部への驚くべきこだわりこそが、沖浦監督の才能を際立たせています
サウンドトラックもこの映画の大きな魅力で、溝口肇は繊細で美しい楽曲の数々を提供しています
沖浦監督による「人狼 JIN-ROH」は、日本のアニメーションの最高傑作の一つと言えるでしょう
非常に成熟した完成度の高い作品で、何度も見たくなるような美しさと驚きが満載です
5/5
myReviewer.com
「人狼 JIN-ROH」はアニメというジャンルを超越した作品です
非常に引き込まれるストーリー展開と、魅力的で緻密なキャラクター描写により、観客はこれがアニメーションであることを忘れてしまうでしょう
ゆっくりとしたテンポで、派手さはないですが、衝撃のクライマックスへと観客を導きます
今年私が見た映画の中でも、最高の作品と言えるでしょう
強くお勧めします
9/10
The Hollywood Reporter
あらゆるレベルで、現代の実写映画のほとんどを凌駕している
Catch a Falling Star
初めて「人狼 JIN-ROH」を見た時は、あまり良い印象を受けませんでした
魅力的なところもありましたが、大部分は登場人物同士の謎めいた退屈な会話に終始していました
それでも、結末が頭から離れませんでした
もう一度見直した時、霧が晴れて映画の真の姿が見えてきました
「人狼 JIN-ROH」は明らかに質の高い作品であり、過小評価されている傑作です
Medium
お気に入りのアニメ評論家がYouTubeで、「人狼 JIN-ROH」をお勧めしていたので見てみました
これほど素晴らしい作品を見逃していたことに愕然としました
「AKIRA」ほど高く評価されていませんが、「人狼 JIN-ROH」は記憶に残る作品です
下水道での狼たち特機隊のシーンは、今でもゾッとします
特機隊は公安の計画を熟知しており、自分たちを排除しようとしている者たちに罠を仕掛けます
そして、最後は赤ずきんの物語のように、狼は赤ずきんを食い尽くします
このような素晴らしい作品が忘れ去られるべきではありません
ぜひ見てください
観客のレビュー
「90年代のアニメ映画の中でも、優れた作品の一つです。リアリズムとシュールレアリズムが見事に融合し、物語もスリリングでした。この作品は2本の実写映画の前日譚ですが、こちらの方が素晴らしかった」
「感情を揺さぶるスリル満点の作品。単なるアニメではなく、映画としても素晴らしい出来栄えだ」
「キャスト陣は一様に素晴らしく、テロリストと警察の両方をリアルに描写している。本作は非常にグレーで寒々しい世界を描いていて、容易な解決策を提示しない。特に特機隊がプロテクトギアを披露するシーンでは、骨太なアクションが展開される。質の高い成熟したアニメ映画の一つと言えるだろう」
「見るべきアニメの名作!」
「作画やアクションシーンは素晴らしく、結末が陰鬱なのも個人的にはプラスポイントです。しかし、結局は満足感は得られませんでした。答えよりも疑問の方が多く残った印象です」
「史上最高のスパイ映画の一つ。必ずしも楽しい映画ではないが、素晴らしい作品だ」
「手描きアニメに興味がある人には、間違いなくお勧めの映画です。アクションは残酷で美しかった。ストーリーは少しテンポが遅いですが、もっと見たいと思わせるには十分な内容でした。そして、音楽、キャラクターデザイン、リアリティは素晴らしいです」
「本当に素晴らしい映画でした。脚本、美術、雰囲気、全てが最高です。唯一の不満は、もう少しアクションが欲しかったことです」
「ゆっくりとした陰鬱な展開が素晴らしかった」
「美しいアニメーションと素晴らしい声優陣。欠点は主人公があまりにも地味で味気なかったことです」
「私は熱狂的なアニメファンではありませんが、この映画は素晴らしかったです。シリアスで現実的で、そして知的な作品でした。アクションシーンは息を呑むほど素晴らしかったです」
「狼と彼らがかぶる仮面についての、忘れがたい憂鬱な物語」
「ストーリーはテンポが遅く難解だが、クライマックスのためだけでも見る価値がある」
「この映画は押井守監督によるケルベロス・サーガの他の2本の実写映画と併せて評価されるべきだとは理解しています。しかし、他の2本は見ていないので、単体で評価せざるを得ません。つまり期待外れです。あらゆる部分が未完成に感じ、何か細かいところを見逃したのではないかと自問自答するほどでした」
「非常に退屈で、アクションもストーリーも全てがスロー。眠たくなる」
「すごく良い映画なので、アニメが好きじゃない人にもお勧めします」
「予告編を見て期待したのですが、アクションが少なくてガッカリしました」
「この映画の評価がこんなに低いのは驚きだ。絶対に見る価値があるのに」
「ドイツが日本を占領した架空の世界の物語。社会、分断された勢力、政治、そしておとぎ話から垣間見える希望といったイメージを盛り込んだ独創的なアイデア。最後の戦いがもっとサスペンスフルだったら良かったのにとは思うが、それを除けばこの映画は誰もが心を奪われる、実に美しく陰鬱な作品だ」
「血みどろで知的で独創的。他に類を見ない傑作」
「冒頭は素晴らしかったのですが、中盤で展開が遅くなり、寝落ちしそうになりました。それでもビジュアルや雰囲気、プロテクトギアのデザインは素晴らしかった」
「この映画は登場人物や組織の名前が山ほど登場し、話の流れを理解するのが困難です。さらに複数の勢力が互いに策略を巡らせ、混乱を招きます。しかし、それらを乗り越えれば、ロマンス、アクション、バイオレンスを織り交ぜた、非常に美しいアニメに出会うことができます」
「アニメーションは滑らかで、数少ないアクションシーンはただただ最高だ。しかし、『人狼 JIN-ROH』の核心は、獣のような性質を持つ男と、普通の少女との悲劇的な関係にある。ネタバレは避けたいが、このような結末はアニメ映画でも実写映画でも滅多にない。観る前からかなり期待していたが、『人狼 JIN-ROH』はそれを全て上回った」
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