あの「スパイキッズ」がNetflixで復活!!
トニーとパティの兄妹はスパイのパパとママを救出し、世界的な陰謀を阻止しようとするが…………
「スパイキッズ」がキャストも一新して再起動
秘密道具や兵器が満載で、相変わらずのクォリティ
「スパイキッズ」が12年ぶりに復活(アニメ版は除く)
脚本・監督はもちろんロバート・ロドリゲス
最強スパイの子供たちがパパとママを救出し、ついでに世界も救うというストーリーはほぼ同じ
今回はゲームの世界が舞台となっている
ちょっと頼りないパパと脳筋のママと、新しい家族もいい感じ
様々な秘密道具や兵器が登場するのも、ワクワクした
悪役も一風変わっていて面白い
ただし、内容は完全に子供向け
このノリに合わないと、少し辛いかも…………
要するに、いつもの「スパイキッズ」クォリティ
家族で笑いながら見るには、ピッタリの作品だ
予告編
作品情報
作品名「スパイキッズ:アルマゲドン」(原題Spy Kids: Armageddon)
監督:ロバート・ロドリゲス
キャスト:ジーナ・ロドリゲス、ザカリー・リーヴァイ、コナー・エスターソン、エヴァリー・カルガニーラ、D・J・コトローナ、ビリー・マグヌッセン、ジョー・シリング、ソーラー・ディーナ・ベネット
上映時間:97分
制作国:アメリカ(2023年)
ざっくりあらすじ
あるゲーム開発者が全ての機器を制御できる強力なコンピューターウイルスを、世界に放ってしまった。トニーとパティの兄妹はスパイのパパとママを救出し、その陰謀を阻止しようとするが…………
感想(ここからネタバレ)
「スパイキッズ」がまさかNetflixで復活するとは…………
世界の危機
テレンスとノラ夫妻は超腕利きのスパイ
これまで、いくつものミッションをこなし、世界を救ってきた
だが、そのことは自分の子供たち・トニーとパティには隠していた
長男のトニーは頭の回転が速くて、要領のいい性格
そして、勝つためならずるいことも平気でやった
妹のパティは真面目な性格で、そのことを苦々しく思っていた
トニーは新作ゲーム「ハイスコア」を楽しみにしていたが、それを誰よりも早くプレイできる権利を得た
しかし、遊べるのは深夜0時から
そんな時間にゲームだなんて、パパとママが許してくれるはずがない
トニーは嫌がるパティを誘い、真夜中にこっそりとゲームを開始した
すっかりゲームに夢中になるトニー
ところがいきなり画面に、ゲームの開発者・レイ・キングストンが映った
「アルマゲドン・コードはいただいた」
翌日、世界はパニックになっていた
全てのコンピューター機器が、ゲームをクリアしないと使用できなくなっていたのだ
それはテレンスが開発した全てのコンピューターに侵入できるプログラム「アルマゲドン・コード」が盗まれたためだった
頭を抱えるテレンスとノラ
トニーたちは自分たちのせいだと気づくが…………
作品解説
脚本はロバート・ロドリゲスと息子のレイサー・ロドリゲスとの共同執筆
Netflixの「スパイキッズ」作品としては、アニメ「スパイキッズ:とくべつミッション」に続いて2作目
トニー
トーレス家の長男
頭の回転が速いが、勝つためなら平気でズルをする
ゲームが得意で、その腕前は大人顔負け
演じるのはコナー・エスターソン
パティ
トーレス家の長女
真面目な性格で、不正が許せない
レースゲームが得意で、その腕前はトニー以上
演じるのはエヴァリー・カルガニーラ
トーレス夫妻
何度も世界を救った超一流のスパイ夫妻
子供達にはそのことを隠している
慎重な性格で、全てが計画通りでないと気が済まないパパのテレンス
演じるのは「シャザム!」シリーズのザカリー・リーヴァイ
出たとこ勝負で細かいことは気にしないママのノラ
演じるのは「アナイアレイション -全滅領域-」などのジーナ・ロドリゲス
「スパイキッズ」シリーズ
ロバート・ロドリゲス監督の人気シリーズ「スパイキッズ」
これまで全4作が作られた
「デスペラード」や「フロム・ダスク・ティル・ドーン」など、ロバート・ロドリゲスは好きな監督である
だが、正直言うと「スパイキッズ」は、いまいちノリが合わなかった
あまりに子供向けで、設定もゆるいせいだ
そのためシリーズ全部は見ていない
本作「スパイキッズ:アルマゲドン」は前作「スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション」以来の12年ぶりの新作
キャストも一新されており、前作までとの繋がりはない
内容は相変わらずの「スパイキッズ」クォリティ
それなりには楽しめるが、大人が見るにはやはりきつい印象
同じくロバート・ロドリゲスのNetflix映画「ヒーローキッズ」は面白かったのだが
とはいえ、純粋に子供が楽しめる映画は貴重
何よりロバート・ロドリゲスが、とても楽しそうに映画を撮っているのが伝わってくる
これほど無邪気に童心に帰れる監督は、そうはいないだろう
Netflixでの配信となったのは、このシリーズにとって良かったと思う
子供たちも茶の間で気軽に本作が楽しめるだろう
悪役
本作はゲーム世界が舞台となっている
色々なゲームネタは楽しかった
大人がゲームに苦戦し、子供に頼るというアイデアも面白い
ただし、CGの使い過ぎで、画面はちょっと安っぽく感じた
興味深かったのは悪役のレイ・キングストン
ゲーム会社のCEOで、ゲーム「ハイスコア」の開発者だ
このレイの目的が世界を良くすること
そのために「アルマゲドン・コード」を用いて、核兵器を廃絶したりする
やり方はめちゃくちゃだが、共感できるところもあり、面白い悪役だった
まとめ
「スパイキッズ」の新作
ノリは相変わらずである
とはいえリブート作品なので、前作までを知らなくても楽しめる
監督は続編もすでに企画中で、子供たちの学校が休みになるのを待っているという
何だかんだで続編にも期待
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/spy_kids_armageddon
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/391518
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