2023年もNetflixでは多くのオリジナル映画が配信された
その中にはかなりの良作や話題作も含まれていた
2023年に配信された作品で、僕が見てレビュー記事を書いたのは50本
その中でベスト10を選ぶのは、かなり難航した
なお選考基準は完全に個人的な好みなので、ご容赦願いたい
それでは10位から
第10位「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」
作品名「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」
監督：石田雄介
キャスト：赤楚衛二、白石麻衣、柳俊太郎、市川由衣、川崎麻世、早見あかり、北村一輝
上映時間：129分
制作国：日本
配信日：8月3日
原作は『今際の国のアリス』の麻生羽呂（原作）、高田康太郎（作画）による人気コミックで、アニメ化もされた
ある日、街にゾンビが溢れ、ブラック企業に勤めるアキラはもう会社に行かなくて済むと喜ぶが…………
軽いコメディタッチの作品のわりには、スケールが壮大
歌舞伎町にゾンビが溢れかえっているシーンなど、衝撃的だった
ゾンビも怖いが、一番恐ろしいのは北村一輝演じるパワハラ上司
サラリーマンの悲哀もよく描かれていた
ゾンビ映画としても良い出来なので、好きな人にはお勧め
第9位「罪の後」
作品名「罪の後」（原題：罪後真相）
監督：チャン・イーフー
キャスト：ジョセフ・チャン、エドワード・チェン、ケイトリン・ファン、チョン・ヤオ、アンバー・アン、シー・チーティアン、チャン・ツーシュエン
上映時間：120分
製作国：台湾
配信日：1月21日
台湾のミステリー映画
殺人罪で投獄されていた元天才投手は、ニュースキャスターのリウを人質に取って脱獄するが…………
7年前の殺人事件の謎を追うミステリー
非常に完成度が高く、ラストは衝撃的
スピーディーな展開で、エンターテイメント性も高い
真犯人が誰か最後まで分からず、のめり込んで見てしまった
台湾映画の実力を思い知らされる一作
第8位「ザ・キラー」
作品名「ザ・キラー」（原題The Killer）
監督：デヴィッド・フィンチャー
キャスト：マイケル・ファスベンダー、アーリス・ハワード、チャールズ・パーネル、ケリー・オマリー、サラ・ベイカー、ソフィー・シャーロット、ティルダ・スウィントン
上映時間：119分
制作国：アメリカ
配信日：11月10日
あの「セブン」のデビッド・フィンチャー監督最新作
フィンチャー好きなら、この作品を入れないわけにはいかない！！
ある任務に失敗した暗殺者は、雇い主から命を狙われるが…………
マイケル・ファスベンダーが冷徹なプロの暗殺者を好演
スリリングでスタイリッシュなスリラー
ハードな作品なのに、どこか笑える
不思議な味わいの作品である
フィンチャーのファンなら、絶対に見るべし！！
第7位「バト・ミツバにはゼッタイ呼ばないから」
作品名「バト・ミツバにはゼッタイ呼ばないから」（原題You Are So Not Invited to My Bat Mitzvah）
監督：サミ・コーエン
キャスト：イディナ・メンゼル、ジャッキー・サンドラー、アダム・サンドラー、セイディ・サンドラー、サニー・サンドラー、サマンサ・ロレイン
上映時間：103分
制作国：アメリカ
配信日：8月25日
大切なバット・ミツバを目前にして、ステーシーは大親友のリディアと喧嘩してしまい…………
女の子たちの友情をテーマにした青春コメディ
主演の女の子を始め、アダム・サンドラー一家が総出演
全員が演技が上手いのに驚き
特に主演のサニー・サンドラーは、今後スターになりそう
キャラクターは脇役まで魅力的だった
笑って泣ける珠玉の作品
全てがセンスが良くて、クォリティが高い一作だ
第6位「カレとカノジョの確率」
作品名「カレとカノジョの確率」（原題LOVE AT FIRST SIGHT）
監督：ヴァネッサ・キャスウィル
キャスト：ヘイリー・ルー・リチャードソン、ベン・ハーディ、ジャミーラ・ジャミル、ロブ・ディレイニー、サリー・フィリップス、デクスター・フレッチャー
上映時間：91分
制作国：イギリス、アメリカ
配信日：9月15日
ロンドン行きの飛行機に乗り合わせた2人は、すぐに恋に落ちるが…………
笑えて、泣けて、最後はハッピー
運命の恋を描いた極上のロマコメ！！
冒頭からテンポが良くて、一気に引き込まれた
明るいがそそっかしいアメリカ人のハドリーと、数学オタクのイギリス人のオリバーの組み合わせが面白い
空港で別れた2人が再会できる確率はほぼ0％
2人は運命の恋を実らせることが出来るのか？
今年見たロマコメでは、もっともお気に入りの一作だ
第5位「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」
作品名「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」（原題THE WONDERFUL STORY OF HENRY SUGAR）
監督：ウェス・アンダーソン
キャスト：ベネディクト・カンバーバッチ、レイフ・ファインズ、デヴ・パテル、ベン・キングズレー、リチャード・アイオアディ、ルパート・フレンド
上映時間：39分
制作国：イギリス、アメリカ
配信日：9月27日
奇才ウェス・アンダーソン作品がNetflixに登場
「チャーリーとチョコレート工場」 で知られる作家ロアルド・ダールの短編小説を映画化した
金持ちで働いたことがないヘンリー・シュガーは、目を使わずにものを見る能力の存在を知り…………
39分の短編なのにベネディクト・カンバーバッチ、レイフ・ファインズなどキャストが豪華
実に奇妙な味わいで、ウェス・アンダーソンワールドが炸裂
同時期に配信された他の短編もお勧め
第4位「終わらない週末」
作品名「終わらない週末」（原題LEAVE THE WORLD BEHIND）
監督：サム・エスメイル
キャスト：ジュリア・ロバーツ、マハーシャラ・アリ、イーサン・ホーク、マイハラ、ケヴィン・ベーコン
上映時間：141分
制作国：アメリカ
配信日：12月8日
のんびり休暇を過ごそうと豪華な別荘を借りた一家だが、次々と不穏な出来事が起こって…………
人気ドラマ「MR. ROBOT ミスター・ロボット」で知られるサム・エスメイル監督作品
ジュリア・ロバーツ、マハーシャラ・アリ、イーサン・ホーク、ケビン・ベーコンとキャストが豪華すぎ
画面につねに漂う不穏な空気
情報が遮断され、孤立した状況
自分ならどうするかと、誰もが考えてしまうだろう
心底恐ろしい予測不能のスリラーだ
第3位「レオ」
作品名「レオ」（原題Leo）
監督：ロバート・マリアネッティ、ロバート・スミゲル、デヴィッド・ワフテンハイム
キャスト：アダム・サンドラー、ビル・バー、セシリー・ストロング、ジェイソン・アレクサンダー、セイディ・サンドラー、サニー・サンドラー、ロブ・シュナイダー、ジョー・コイ、ステファニー・シュー、ジャッキー・サンドラー
上映時間：106分
制作国：アメリカ
配信日：11月21日
アダム・サンドラーが手がけたアニメーション映画
学校の教室でずっと飼われているトカゲのレオは、いつか外の世界へ行くことを夢見ていたが…………
アダム・サンドラー演じるトカゲのレオが、本当にチャーミング
レオと様々な悩みを抱える子供たちが絆を深めていく姿が、見ていて心暖まった
コメディとハートウォーミングのバランスが絶妙
ミュージカルの質も高く、家族で楽しめる良作
見逃すには惜しい一作だ
第2位「ナイアド 〜その決意は海を越える〜」
作品名「ナイアド 〜その決意は海を越える〜」（原題NYAD）
監督：エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ、ジミー・チン
キャスト：アネット・ベニング、ジョディ・フォスター、リス・エヴァンス、アナ・ハリエット・ピットマン、ルーク・コスグローヴ、エリカ・チョー、ジーナ・イー、カーリー・ローゼンバーグ、エリック・Ｔ・ミラー
上映時間：120分
制作国：アメリカ
配信日：11月3日
マラソンスイマーであるダイアナ・ナイアドの実話を映画化
引退して60歳になったダイアナは、フロリダ海峡を泳いで横断するというかつての夢に、再び挑戦するが…………
アネット・ベニングとジョディ・フォスターというレジェンド女優2人が共演
それだけでも見る価値があるが、作品の出来も素晴らしい
実在の水泳選手を演じるアネット・ベニングは、本物のアスリートにしか見えなかった
フロリダ海峡約180キロを泳いで横断するという無謀な挑戦
次々と起こるトラブル
スポーツ映画としても最高のクォリティ
見ると元気をもらえる一作だ
第1位「レプタイル －蜥蜴－」
作品名「レプタイル －蜥蜴－」（原題REPTILE）
監督：グラント・シンガー
キャスト：ベニチオ・デル・トロ、ジャスティン・ティンバーレイク、アリシア・シルヴァーストーン、フランシス・フィッシャー
上映時間：136分
制作国：アメリカ
配信日：9月29日
ベテラン刑事のトムは凄惨な殺人事件の真相を突き止めようとするが…………
ベニチオ・デル・トロ扮する刑事が、渋くて最高に格好いい
幾人もの容疑者
事件の背後に隠された策略
序盤は地味に静かに展開するが、後半の緊迫感が凄まじかった
重厚で衝撃的な刑事ものの傑作
ミステリーが好きな人にはお勧めだ
ブログTOPへ