気づいたら年の瀬に
そういうわけで今年、劇場で見た映画の中から個人的なベスト10を発表
ぶっちゃけ、そんなに映画館で見れていないんだけどね!!(爆
選んだ基準は世間的な評価は関係なく、いっさい個人の趣味
作品の完成度よりも、いかにその作品から衝撃を受けたか
そして、いかに夢中になれたかで決定
あとは好きな監督や俳優への贔屓!!(駄目だろ
「カメラを止めるな!」など、けっこうな話題作を見逃したりしているので、その点はご容赦を
また「グレーテスト・ショーマン」や「スリー・ビルボード」などはレンタルで見たので除外
Netflixオリジナル作品も同様
それでは10位から
第10位 「デッドプール2」
これだけ笑わせてもらえれば入れざるを得ない!!(笑
1作目を上回るはじけっぷり
もはやどこまでハチャメチャが出来るのかに、命を懸けている感じのシリーズとなっている
だが、それがいい!!
特に「Xフォース」のくだりは最高
それとラストの展開
マジで笑い殺す気か!?
もはやストーリーが破綻している気がするが、このシリーズはそれで問題ない!!
ヒーロー映画をよく見ている人ほど笑える
また映画という枠を平気で飛び越えてくるハチャメチャさに、自由な風と可能性を感じた
第9位 「散り椿」
あまり話題にならなかった気がするけど、個人的にはとても良かった
僕にとっての「散り椿」はヒーロー映画
岡田准一演じる新兵衛がとにかく格好よすぎる
その強さ、生きざまに惚れ惚れした
ストーリーもミステリー要素もあり、飽きずに楽しめる
見せ場も多く、大勢の敵が待つ死地に赴くクライマックスは燃えた
娯楽作品として上質である
また木村大作監督の美しい撮影
これぞ映画!!
第8位 「プーと大人になった僕」
こういうハートウォーミング映画に弱い僕
原作の「くまのプーさん」に無知だったので不安だったが、全く問題なかった
とにかく、くまのプーさんのマイペースっぷりに癒された
大人になったクリストファー・ロビンを演じるユアン・マクレガーも好演
仕事人間で家族をほったらかしだったロビンが、プーさんと再会することで、昔の自分を取り戻していく
そんな物語も好感が持てた
様々な問題が全て解決する底抜けのハッピーエンドぶりも最高
「美女と野獣」などと比べると地味だが、最近のディズニー作品の中ではかなりのお気に入り
日本語吹替版で見たので、字幕版も見てみたい
第7位 「ミッション:インポッシブル フォールアウト」
ここまで映画に命を懸けているハリウッド・スターが他にいるだろうか?
トム・クルーズのアクションの数々が凄い
その映画への愛に涙が出そうになった
特にクライマックスのヘリコプターのチェイス
そこまでやらなくていいよ、トム
思わずそう言いそうになった
それほど凄まじい
ストーリーもヘンリー・カヴィル演じるライバルの登場もあり、かなり楽しめた
全体的に「ミッション:インポッシブル」シリーズの集大成のような作りなので、次作はどうするのかすごく気になる
とにかく極上のエンターテイメント作品である
第6位 「シェイプ・オブ・ウォーター」
まさかギレルモ・デル・トロ監督がアカデミー作品賞をとる日が来ようとは
しかも半魚人映画で!!
ファンタジーとダークさの融合
「パンズ・ラビリンス」のデル・トロ監督の真骨頂である
内容的にもかなり個人の趣味が反映されている映画で、オスカーをとったのにびっくり
半魚人が本当に半魚人で、ただのモンスターにしか見えないのが良かった
悪役のマイケル・シャノンの狂気っぷりも凄い
ロマンチックな映画を期待した人は困惑するかも知れない
だが、これぞデル・トロ・ワールド!!
第5位 「ボヘミアン・ラプソディ」
クライマックスのライブが圧巻
今年見た全ての映画で、もっとも盛り上がったシーンだったかも知れない
そこまでファンというわけではないが、鑑賞後はクイーンの曲ばかり聞いていた
フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックは一世一代の名演
バンドのサクセス・ストーリーとしても面白かった
マイノリティとしてのフレディの苦悩
仲間との確執
孤独
それら全てが最後のライブ・エイドを盛り上げる糧となり、凄まじいカタルシスを味わえた
もっとも盛り上がったところで、サクッと終わらせたのも見事
これぞ劇場で見る価値のある映画だった
第4位 「ワンダー 君は太陽」
見る前は苦手なタイプの作品だと思っていた
見終わったら大好きになっていた
確かに泣ける作品なのだが、それだけではなく散りばめられたユーモアや温かい目線が心地いい
顔に障害のある少年オギーを演じたジェイコブ・トレンブレイはもちろんだが、周りのキャストも好演
特に気丈だが愛情深い母親を演じたジュリア・ロバーツは文句なしの名演
ちょっと頼りないが優しくてユーモアにあふれた父親を演じたオーウェン・ウィルソンもはまり役
この作品の素晴らしいのはオギーだけじゃなく、周囲の人々にもスポットを当てていること
登場人物たちの意外な心情に驚かされる
見終わったら世界を見る目が少し変わる快作である
第3位 「ヘレディタリー/継承」
2018年に見た映画の中でもっとも尾を引いた作品
この映画はガチでヤバい
本気で作り手が観客を真の絶望に落とそうとしてくる
実生活に影響を及ぼしかねない怖さである
グラハム家が受け継いだものとは何か?
ホラーという形を借りて、家族という逃れられない呪縛を描いた
またストーリーも様々な考察が可能である
この映画は無理におすすめしない
見るのなら覚悟した方がいい
第2位 「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」
間違いなくこの作品は2018年最大のイベントだった
その異様なまでの期待感を軽々と越えてきたのは見事
これだけのメジャー作品でありながら、過去に例のない衝撃的な結末も凄まじかった
とにかく大勢いるヒーローたちをさばく手ぎわが素晴らしい
またキャラクター一人一人にきちんと見せ場を用意している
並々ならぬ試行錯誤があっただろう
基本的にシリアスな内容ながら、お祭り感もちゃんと出している
そのバランス感覚は尋常じゃない
ここまで度肝を抜かれたヒーロー映画は「ダークナイト」以来である
続編である「アベンジャーズ エンドゲーム」でもこのテンションを維持できるのかに注目
第1位 「オンリー・ザ・ブレイブ」
色々と悩んだが、1位はこの作品になった
自分でも意外
山火事に立ち向かう森林消防隊の活躍を描く、男泣き必至の大傑作である
この作品で初めて山火事の怖さを知った
森林消防隊の活動の実態に触れるのも初めてだ
仲間たちの友情、絆、団結力
それらが過不足なく描かれる
そして、それらを笑い飛ばすような大自然の恐怖
パニック映画が好きな人も楽しめるだろう
2018年でもっとも熱い男たちの映画である
その他の印象的な作品
お気に入りにもかかわらず、惜しくもベスト10から漏れてしまった作品
「レディ・プレイヤー1」
最初は10位に入れてたのだが「デッドプール2」と入れ替わってしまった
正直なところ、どちらでも良かったのだが
スピルバーグ監督がいまだにこんな若々しいエンターテイメントを作れることに驚愕
あらゆる人気キャラクターがこの作品に集結
そのお祭り感も楽しかった
「万引き家族」
2018年を代表する名作なのだが、私的なベスト10には入らなかった
とにかく完成度が高く、密度の濃い作品
役者たちの演技も素晴らしかった
「孤狼の血」
この作品も傑作だし、ベスト10に入れたかった
久々に東映が生きのいい作品を見せてくれて満足
役所広司や松坂桃李も好演
「検察側の罪人」
この作品も入れたかったのだが、終盤の展開が物足りなくて選外に
木村拓哉と二宮和也の演技は見ごたえがあった
2018年を代表する邦画の1本
総括
第1位「オンリー・ザ・ブレイブ」
第2位「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」
第3位「ヘレディタリー/継承」
第4位「ワンダー 君は太陽」
第5位「ボヘミアン・ラプソディ」
第6位「シェイプ・オブ・ウォーター」
第7位「ミッション:インポッシブル フォールアウト」
第8位「プーと大人になった僕」
第9位「散り椿」
第10位「デッドプール2」
つくづく自分がミーハーだと思い知ったベスト10
もともと洋画の方が好きとはいえ、邦画が「散り椿」1本しか入れられなかったのが残念
邦画も面白い作品がいくつもあったのだが
ベスト10を選ぶのは本当に難しい
「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「万引き家族」「ボヘミアン・ラプソディ」
話題作も多く、充実した1年だったと思う
来年も面白そうな作品が控えているので楽しみ
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